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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点

2017/06/12

もくじ
<相場見通し>

     ・堅調な地合続く

<今週の参考銘柄>

      クスリのアオキHLD
                  
<経済の動き>     
     ・イギリス総選挙、保守党が敗北
     ・加計学園問題、文部省が再調査へ
                                       
<株式投資のセオリー>
     
    第579回 相場に乗れてないときは潔く出直すこと
 
                                                                  
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<相場見通し> 堅調な地合続く

先週は8日のコミー前FBR長官の議会証言を控えて警戒感が強まり、一時日経平均2万円
を割る場面があったが、議会証言が大きな波乱もなく終了したことから、週末には2万円台
を回復した。

相場が堅調な動きとなっている背景には、OECDが今年の日本のGDP成長率を増額修正
したように(1.0%→1.4%)景気が上向き歩調となっていることに加え、企業収益も
堅調な見通しとなっていることがあげられる。

また、当面は大きな懸念材料がなくなったことも買い安心感をもたらしている。唯一懸念
材料とみられているのはトランプ大統領弾劾の動きだが、与党共和党が議会の多数派を占め
ていることから、よっぽど大きな新材料が出てこない限り急進展は見込みにくい。

今週は13日・14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)がある。予定通り金利は引き
上げられる見通しだが、それを受けて為替は円高に振れる見方が根強い。好材料の出尽くし
感から円が買われるということだが、事前にそのような見通しが出ているからには、たとえ
円高に振れてもそうたいした動きとはなるまい。

それより注目されるのは本日(12日)に発表される機械受注、工作機械受注の発表だ。
特に工作機械受注は3月以降大幅な伸びを示し、機械セクターの堅調な株価を後押し
しているが、今回も受注の大幅な伸びか確認されれば、設備投資関連などに一段と買いか
向かいそうだ。

また16日(金曜日)に会社四季報夏号が発売となる。すでに四季報オンラインで今期見通し
は明らかとなっているが、まだまだ四季報を実際に手にとってから動く投資家も多いので、
特に四季報が独自増額している銘柄には物色の手が伸びる可能性がある。わずかな買いでも
値を飛ばしそうな小型株が狙い目だ。

当面相場は2万円台前半で底堅い展開が予想されるが、日経平均採用銘柄のPERを見る
限り、指数がさらに大幅上昇することは予想しにくい。指数は高値を維持する中で、限ら
れた範囲で物色が強まるとみた方がよいと思われる。本日発表の機械受注、工作機械受注
動向にもよるが引き続き設備投資関連に注目。

      *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
     3549 クスリのアオキHLD 5200円

(選定理由等)
・新四季報(6月18日発売)で前・今期収益見通しを大幅増額修正(四季報オンライン
で発表済)
・新四季報発売前に押しているタイミングを狙う

<経済の動き>

◆イギリス総選挙、保守党が敗北

メイ首相が、EU離脱交渉を前に政権基盤を強化するために打って出た選挙だったが、完全
に裏目に出てしまった。背景には、メイ首相の離脱交渉への不安が国民の間にあるため
だろう。

昨年の国民投票で離脱派は勝利したとはいえ、その差はわずか。半分近くの人は残留を
望んでいたわけで、にもかかわらずメイ首相のとるハードBREXIT方針には反発も
強い。
 
今回の選挙で、離脱見直しの道も見えてきたという見方が一部にはあるが、それはない
だろう。もし離脱を取りやめることになっても、以前のようなEU内でのポジションを英国
はとても回復できないからだ。覆水盆に戻らずだ。

メイ首相の政権基盤弱体化は離脱交渉へも影響してこよう。英国はさらに厳しい茨の道を
進むことになりそうだ。


◆加計学園問題、文部省が再調査へ

今回の再調査開始は加計学園問題に対する官邸の見方の甘さが露呈した格好だ。世論が
厳しい目を向けていることを無視できなくなったことに加え、告発に動いた前川前文部省
事務次官を支援しようという動きが、文部省内に出てきたことで、これ以上「手続きに
問題はなかった」という逃げの姿勢は通用しないと判断したためとみられる。

国会会期が残り少ないので、再調査も時間切れでなんとか収束に向かわせたいという意向を
政府は持っているようだが、いったんは火がついた動きをそれで抑えきれるか微妙だ。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第578回 相場に乗れてないときは潔く出直すこと

相場は昨年来の高値水準にあり、まだ上値が期待できそうである。このように相場が順調に
上昇トレンドを辿っているにもかかわらず、一向に相場に乗れない投資家も中にはいる。

仕込んだ株は上げないとか、持ち株は引かされたものばかりという状態となっているような
投資家だ。このような状態に陥ったら、できれば新規投資をやめて持ち株の整理を進める
ことが必要となる。

仕込みでは、仕込んだ銘柄が続いて3銘柄、下げたり引かされたりしている時は危険信号だ。
失敗は偶然ではなく、実力以上に売買したか、相場の流れを見失っているか、必然的な誤り
をしているので、さらに新規投資しても同じ間違いを繰り返しかねない。

また、持ち株の半分以上がしこった状態になった時も、整理を優先させる必要がある。
しこり銘柄をたくさん抱えたままで、新たに投資しても、何とか大きく取り替えそうという
焦りから、冷静な判断はできなくなるからだ。

このような状態となったら、持ち株はいったん整理を優先して持ち高を減らし、冷静に相場
を眺めることができるようになってから、徐々に再開すべきである。もちろんその間、自分
の投資がうまくいかなかった理由も反省しておく必要がある。

いつも相場はうまくいくものではない。よいときにはとよいことが続くが、反対に悪いとき
は悪いことばかりが続くものである。こういうときは傷が浅いうちに、潔く出直すべき
である。深手を負って身動きできなくなってからでは遅い。

一端冷静にななれば、うまくいかなかった理由も見えてきて、その後の投資の中でいい経験
となって生きることも多い。相場では、泥沼にのめり込む前に早めに切り上げることも非常
に大切なことだ。

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創刊日:2005-04-12  
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