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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点

2017/03/21

もくじ
<相場見通し>

     ・膠着相場から抜け出せず

<今週の参考銘柄>

      イーレックス
                  
<経済の動き>     
     ・スコットランド、英国から独立を問う住民投票の再実施
     ・仏大統領選、マクロン氏がルペン氏を上回る展開
     ・ルノーで排ガスデータ不正疑惑
                                
<株式投資のセオリー>
     
    第569回 株式掲示板の活用

                                                          
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆膠着相場から抜け出せず

先週は注目された15日のオランダの総選挙で、極右政党の自由党が思ったほど票を伸ば
せず、第一党に届かなかったことから、市場では懸念していたような波乱は起きなかった。

また、14〜15日に開かれた米FОMCによる利上げも、想定通りだったため、大きな
動きは見られない。結局先週は小動きに終始し、週間では83円の小幅下落に終わって
いる。

株式市場の膠着状態は約3ケ月に渡って続いている。これほどの期間、小幅な動きに留まる
のはそう多く見られることではないが、同様なことが昨年後半にも起こっている。7月半ば
から10月半ばまで1万6000円台後半での揉み合いが約3ケ月間続いた。

このような横ばい状態が続くのは為替の動きと密接に関係がある。昨年7月からの揉み合い
では、同時期の為替は円ドルが100円〜105円のボックス圏の動きを続けていた。
今回も円ドルは112円〜115円での狭い範囲での動きが約3ケ月間続いている。日本の
株式市場は為替との連動性を強めているため、為替が横ばいになれば、株式相場も横ばいの
動きになってしまうということだ。

ただ同じ膠着相場でも昨年と今年を比較してみると、買われている銘柄に大きな違いが見ら
れる。昨年7月から始まった膠着相場では、大型株優位に展開した。東証指数を見ると中・
小型株指数はほぼ横ばいだったが、大型株指数は全体がもみあいの中でも水準を切り上げ、
堅調な動きをしていた。

一方今回は逆で、大型株指数は横ばい状態になっているが、中型株指数、小型株指数は上値
を追う展開とっなっている。その結果、昨年安値からの上昇率でみると、大型株が33%、
中型株が30%、小型株が35%と、ほぼ同じで、出遅れていた中・小型株が先行していた
大型株にほぼ追いついた形となっている。

このところ、中・小型株に上昇にやや一服感が見えているのは、中・小型株の水準訂正が
とりあえず終わったことが影響していると見られる。

さて今後はどのような展開が予想されるかであるが、カギとなる為替は、狭いレンジでの
動きが解消されそうもない。今後予定されている米金利の引き上げの動きは円安要因となる
が、米政府のドル高抑制の意向も強いからだ。為替が動かなければ、相場も膠着状態が続く
と見た方がいいだろう。

中・小型株の水準訂正も一巡したと見られるので、中・小型株優位の物色展開も勢いが
弱まりそうだ。今後は大型株にも目が向いてこよう。規模に関係なく、来年度業績が伸びる
銘柄に人気が集まりそうだ。先週末発売された新四季報をジックリ点検したいところだ。
      *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
     9517 イーレックス 1190円

(選定理由等)
・新四季報で来期大幅増額修正。
・株式分割直後で、浮動株増加によりやや株価がもたついている。一旦20万株前後への
出来高減少(売りが枯れる)が必要。


<経済の動き>

◆スコットランド、英国から独立を問う住民投票の再実施

スコットランドのスタージョン首相は18年秋にも、英国からの独立を問う住民投票の
再実施を表明した。EU離脱に反対するスコットランドが、英国からの独立を問う住民
投票の実施することは当然予想されたことだが、動きが現実のものとなり英国政府を慌て
させている。

スコットランドが独立の動きを強めれば、ウエールズや北アイルランドも追随する動きと
なる可能性が高い。ウエールズはEU内の製造業の生産基地となっており、離脱の
マイナス面は大きい。北アイルランドはアイルランドとの合併を目指すだろう。

英国のEU離脱問題は、結局気が付いてみると離脱するのはイングランドだけとなる可能性
も大いにありえる展開となってきた。


◆仏大統領選、マクロン氏がルペン氏を上回る展開

今年の欧州での選挙で、オランダの次に注目されているのが仏大統領選挙。これまで極右
政党の党首ルペン氏が最もりードそしていると言われていたが、最近の世論調査では中道派
のマクロン氏がややリードする展開となっている。

もともとルペン氏は第1回の投票で勝っても、第1回の上位2候補による決選投票
(5月7日)で勝つ可能性は低いと言われていたので、このような展開が続けば、ルペン氏
が勝つ可能性は極めて少なくなり、マロン氏が最も次期大統領の座に近いことになる


◆ルノーで排ガスデータ不正疑惑

フォルクスワーゲンに次いでルノーでも排ガスデータ不正疑惑が浮上している。仏当局の
調査では、不正は25年以上前に始まり、ゴーン最高経営責任者(CEO)ら経営幹部も
認識していたとされる。これに対して今のところゴーン氏からのコメントがなく、それが
また疑惑を深める形となっている。


    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第569回 株式掲示板の活用

株式に関する一般投資家の意見が掲載されているサイトはいくつかあるが、一番代表的な
ものはヤフーファイナンスの掲示板だろう。他にも2CH等、同じようなサイトはない
ことはないが、情報の質・量ともヤフーファイナンスの掲示板が群を抜いている。

そこに掲載されている書き込みは、ほとんどがどうでもいいようなつまらぬ内容のもの
だが、中には有益な情報が交じっている場合があるので、特に銘柄選択するような場合は
一応目を通しておいた方がよい。

どのような点で有用かというと、以下のようなものが上げられる。

・資本関係で見落としていた情報の補完
四季報などには掲載されてない最近の資本関係の情報で(株式の分割、増資、他社との
提携・合併など)、うっかり見落としていたものに気づくことがある。このような話題は、
株式の需給関係に大きな影響を及ぼすことになるので、掲示板では頻繁に話題に上って
いる。

・業界に詳しい者の情報
当該企業の業界地位や商品・サービスなどの詳しい説明、例えば用途、強み・弱み、競争力、
業界内でのランク、受注先動向、今後の需給動向、将来性等について、業界に詳しい者から
コメントが投稿されていることがある。このような情報は当該銘柄への投資を決定する上で、
貴重な情報となる場合がある。

最近実際にあった例だが、会社発表(午前11時に発表)される前日夜に、大型受注獲得の
情報が掲載されたことがあった。その情報に基づき翌日朝一番で仕込めば大きな儲けに
繋がった。

いち早く海外で発表されたニュース(英語版)を、目ざとく見つけた者が掲示板に投稿して
いたからである。

・当該企業に対する投資家の評価
長期に渡って当該株式を保有している投資家もいるので、その評価により大凡の企業の株主
対策の傾向(株主還元に前向き・後ろ向き、業績見通しが強気・保守的等)を知ることが
できる。

・一般投資家のセンチメントを伺い知ることができる
株式保有者が多いのでほとんどが強気のコメントが掲載されているが、それでも下げトレンド
が続くとさすがに弱気のコメントが増えてくる。ここで弱気が優勢になったところは株価は
陰の極に差し掛かっているとの推測も成り立つ。このように投資家のセンチメントを知る
手掛かりとして利用できる。

掲示板への参加者は殆どが初心者程度のレベルなので、有益なコメントは極めて少ないが、
上記のように時として使える情報も交じっているので、折に触れて目を通しておくべきで
ある。

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創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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