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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(8/31)

2015/08/31

もくじ
<相場見通し>

     ・しばらくリバウンドの動き続く

<今週の参考銘柄>

       下記「株式投資のセオリー」参照
                   
<経済の動き>     
     ・日銀の国債保有残が300兆円突破
     ・一向に増えない個人消費
     ・大手不動産の含み益拡大

                                
<株式投資のセオリー>
     
    第494回 四季報増額修正銘柄(2)
                                                          

★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆しばらくリバウンドの動き続く

先週の相場は、週初から急落し、週半ばに底値を付けた後は反転急上昇する、まるで
ジェットコスターのような1週間だった。結局週間の日経平均の動きは、週初からは50円
余り上昇する陽線をつけている。

今回の下げを分析すると、全体の安値は26日になっているが、実質の相場の底(いわゆる
コツンと叩いた瞬間)は25日の朝だった見ることができよう。

現物や信用の大量の投げが出たのは、最大の下げ幅を記録した24日(月)だった。ここで
ほぼ勝負はついたが、最後に残った分が25日の朝ダメ押しのように投げ出され、底を
打っている。個別株の動きを見ると25日の朝に最安値を付けたものが圧倒的に多い。

本来だとここから反騰してもおかしくないはずだが、一旦上昇したのもつかの間、再度
先物主導で売られ、翌日26日に相場は最安値をつけている。

相場の下げパターンから見ると、本来底値の水準は日経平均で1万8200円〜1万8300円
だったのではないかと見ている。下げ前半の8月18日から4日間で1200円ほど下げ
1万9435円となったことから、後半同幅の下げがあると1万8200円強が底値の水準
となるからである。

相場がそれ以上の下げとなったのは、前日NY市場が大きく下げたことに加え、ヘッジ
ファンド勢の動きが影響したと見られる。

ヘッジファン勢は巨額な資金持つ上に、コンピューターによる自動売買などを駆使するため、
どうしても値動きが増幅されてしまう。NY市場が一時1000ドル以上と過去にないような
下げを演じたことにもそれが表れている。

ただ、コンピューター売買などで、下げが増幅された結果、戻りも急激でしかも大きなもの
となった。3日間で1400円以上も上昇している。

相場は先週末でとりあえずほぼ半値戻しを達成したが、はたして今後どう動くだろうか。
巷ではこれ以上の相場の戻りに自信が持てなく、今後2番底に向かうのではという警戒感が
強い。

確かに2番底に向かう可能性も否定できないが、皆が思うとは逆に動くのが相場の常。さらに
今回は相場が下げる前から空売り比率が非常に高い水準で推移してきたことにも注目しておく
必要がある。

空売りが底々溜まった状態では、リバウンドの期間は長く、幅も大きくなりがちだからだ。
従って2番底に向かう動きはかなり先になる可能性が高い。

9月中旬ぐらいまではある程度の調整をはさみながらも、2万円に突っかける強持合いの動き
が期待できるのではないかと見ている。今しばらくはリバウンドの動きに乗るところだ。

物色の流れは、とりあえず自律反発が終わり、今後は選別色が強まろう。外需よりは内需系が
物色されそうだ。業種では戻りでも強い動きをしている建設に注目したい。さらには、この
ところ順次発表されている新四季報で増額修正されている銘柄に買い気が集まろう。

        *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
     下記「株式投資のセオリー」参照


<経済の動き>

◆日銀の国債保有残が300兆円突破

『日銀の国債保有残高が初めて300兆円を突破した。大規模な金融緩和で長期国債を大量に
購入しているためで、長期金利は0・3%台半ばの低水準で底ばいとなっている。市場に流通
している国債のうち日銀が保有する比率は3割に達したもようだ』 

(解説)
日銀の日本国債保有が急拡大している。先進国で、中央銀行がここまで保有しているのは異例だ。
GDP比率で比較すると、多いと言われる米FRBに比べても約2倍にもなる。
禁じ手である国の赤字を補てんする財政ファイナンスの役割が実質的に強まっているのに加え、
金利変動のリスクが高まり、金利が上昇すれば真っ先に信用不安に陥るのは日銀ということに
なる。


◆一向に増えない個人消費

『個人消費の回復が鈍い。総務省が28日発表した7月の家計調査によると、1世帯あたりの
実質消費支出は前年同月比0・2%減の28万471円だった。猛暑やボーナス支給という
好条件が重なったにもかかわらず、2カ月連続の減少となった。食品の値上げなどを背景に、
年金収入で暮らす高齢者らが支出を抑えた影響が大きい』

(解説)
家庭の生活防衛的な動きが続いている。いくら政府が賃上げなど消費拡大を促す政策をとって
も、各家庭は将来の不安が拭えず財布のひもを締めている。いくら政府がアベノミクスを
ぶちあげても、国民は同調してないということである。これでは景気はなかなか良くならない。


◆大手不動産の含み益拡大

『企業が保有する賃貸用不動産の含み益が拡大している。オフィスビルなど賃貸用不動産の
時価の含みが大きい企業をランキングしたところ、大手不動産や公益企業など再開発などで
保有不動産の価値を高めている企業が上位に並んだ。9月の基準地価の公表を控え、含み益が
大きい銘柄が見直される可能性がある』

(解説)
都心部の地価高騰により、都心に資産を持つ大手不動産の含み益の拡大が著しい。1位である
三菱地所の含み益は2兆円を超えてきた。それで気を良くしたのか、東京駅前に400メートル
級ビルを建設する計画が浮上してきている。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第494回 四季報増額修正銘柄(2)

四季報増額修正銘柄の第2弾。先週の四季報オンラインと、本日発売された雑誌「会社四季報
先取りお宝株」で今期見通しを増額修正した銘柄で、妙味がありそうな銘柄を上げておくので
参考としていただきたい。相場はかなり戻してきているのでやや値幅がとりにくくなっている
ことに留意。

4041 日本曹達   16/3 経常利益   127億円→185億円   
3553 共和レザー  16/3 同      31億円→40億円 
1718 美樹工業   16/3 同      12.5億円→16.5億円
7762 シチズン   16/3 同      305億円→340億円   
4047 関東電化   16/3 同      61.5億円→80億円  
7609 ダイトエレ  16/12(来期)同  15億円→20億円  
1899 福田組    15/12 同     43億円→57億円 

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創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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