投資

投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

全て表示する >

投資の視点(6/22)

2015/06/22

もくじ
<相場見通し>

     ・目先調整色強まる

<今週の参考銘柄>

       お休み
                   
<経済の動き>     
     ・都心の不動産場バブル崩壊に警報
     ・ギリシャより先に見捨てられそうなウクライナ
     ・パリ国際航空ショーで一機も売れなかった三菱の旅客機

                                
<株式投資のセオリー>
     
    第486回 小型株の利食い
                                                          
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆目先調整色強まる

日経平均2万円台乗せから約1ケ月経ち、2万円前半で揉み合いを続けている相場だが
、日柄的に見ても今週はそろそろ変化が出てきそうな感じだ。

調整が終わり上向くのか、それとも更に深い調整入りから2万円を割るのかのどちらかが
予想されるが、一旦下に行く可能性が強いと見ている。

需給関係から見ればあまり大きな押しはないように見える。年金や郵貯関連の買い余力は
大きい上に、2万円台乗せまでの上昇相場で一貫して売り越していた個人が、徐々に
買越しに転じているからだ。

先週末の2万円割れからの反発では、個人の押し目買いがかなり入ったようである。
個人は逆張り志向が強く、2万円割れは安値の買い場と見たようだ。個人の株式購入の
待機資金は市場最高の12兆円にも上っている。

しかし問題となるのは、上にいくとしたら一体何を買うのかだ。現在は幕間つなぎ的に
中小型株の物色が盛んだが、これだけでは相場は持ち上げることができない。やはり
大型主力株に買い気が戻ってこないと、相場上昇にはつながらない。

2万円台乗せまでの上昇過程では大型主力株が物色の中心となっていた。先物主導的な
動きだったため、指数に採用されている大型株に買いが集まりやすかったからである。

しかし、そのような大型主力株の上昇も一巡し、一部の銘柄を除いては割安感は少なく
なっている。しかも今後の買い主力勢力は、短期ヘッジファンド勢から、年金や投信など
の中・長期投資家に移っていくため、先物主導から個別株の選別がより強くなりそうで
ある。

そうなれば、大型主力株が一斉に買われるという動きは期待しにくいだろう。期待されて
いた、設備投資関連など景気回復敏感株も大きな動きは見られない

従ってこう着感の強まりから、一旦持ち高整理に進む可能性が高いと見られる。下支え役
と見られる公的資金の買いや、個人の逆張りの買いも、外国人投資家が出す利食い売り
の受け皿になってしまう可能性がある。

相場への影響力が低下したとはいえ、ヘッジファンドの短期勢が7月中旬まで売り
サイクルに入っていることもマイナス材料だ。

ただ、大きく押せば公的資金等の下値買いの動きが強く出てくるので、2万円割れたと
してもそれほど大きな下げとはなるまい。下げても1万9500円程度か。

相場が上向くとしたら7月後半に出てくる4−6月期決算の数字を見てからだろう。
企業業績が順調な動きをしていることが確認できれば出直りのきっかけとなりそうだ。
それまでは静観が賢明。

        *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
    お休み


<経済の動き>

◆都心の不動産場バブル崩壊に警報

『日本銀行・黒田東彦総裁の「異次元緩和」実施以来、上昇を続けている都心部の不動産
価格。不動産経済研究所の調査によれば、4月の首都圏マンション平均価格は5305万円
で、80年代後半のバブル期と同等の水準にまで達している。昨年と比べてもマンション
平均価格は1割近く上がり、高騰に歯止めがかからない状態だ。

ある大手ゼネコン幹部は「いまのマンション価格は、実態とのギャップがありすぎる。もう
暴落するしか道は残されていません。投資目的だけではなく、住宅用にマンション購入を
考えている人にとっても『買い』のタイミングではないですよ。もし住まいとして
マンションを買いたいのなら、じきに訪れる不動産バブル崩壊後、価格が下落した時点で
購入するのが得策です」と話している』(現代ビジネス)

(解説)
以前本欄で中国人や台湾人など海外投資家の買いなどで高騰しつつある都内の不動産価格
についてとり上げたが、そろそろ不動産価格上昇も終盤に差し掛かってきているようだ。
海外投資家が買っているのは都内の中央区や港区、さらには湾岸エリアなどに建設された
高級マンションが中心。一部地域だけが”爆買い”の対象となってしまったためあまりに
価格が高騰してしまった。購入者の3割が中国人というマンションもあるという。

都内を営業エリアとしている不動産会社には海外投資家への販売で急速に利益を伸ばして
きたところが多いが、今後は注意が必要となりそうだ。


◆ギリシャより先に見捨てられそうなウクライナ

『欧米とロシアが政治体制の在り方を巡って対立するウクライナの公的債務問題が深刻度
を増している。政府は月末を期限に欧米の民間債権者団と債務圧縮で合意したい考えだが、
協議は難航している。ウクライナへの揺さぶりを狙う大口債権国のロシアは交渉にすら
応じない』

(解説)
財政破たんに直面しているウクライナの頼みの綱はEUによる救済だが、EUは域内の
ギリシャ救済もままならない状態にある。従ってEUに入ってもいないウクライナを救済
するわけにはいかない。このままだとギリシャより先にウクライナが見捨てられる可能性
が高くなっている。


◆パリ国際航空ショーで一機も売れなかった三菱の旅客機

『世界最大級の航空展示会「パリ国際航空ショー」が18日、商談の場となる「トレード
デー」最終日を迎えた。国産ジェット旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機の森本社長は
「手応え」を口にするが、新規受注など目に見える成果は残せなかった』 

(解説)
初飛行が遅れるなど完成まで時間がかかったということもあるが、どうも三菱側の販売体制
にも問題があったようだ。航空ショーでは飛んでるところは見せずにコックピットを見せる
にとどめたという。これではユーザーの関心の関心を引くことはできない。

既に400機の受注を抱えていると言われているが、キャンセルありの受注契約なので、
そのうちどれくらい納機できるか予想がつかない状況のようだ。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第485回 小型株の利食い

現在の相場は主力大型株が調整する一方で小型株が物色されている。東証2部指数、
ジャスダック指数、マザーズ指数は、連日のように年初来高値を更新する動きだ。

小型株が物色される背景には、大型主力株の伸び悩みを見て、外国人投資家が投資資金の
一部を小型株に振り向けていることや、大型主力株の上昇に乗り遅れた個人が、もともと
得意な分野の小型株買いに参戦してきていることがある。

これまで小型株は主力大型株に比べ相対的に割安感があったことに加え、このところ
新四季報発売などで業績好調の材料が出ていることも物色の拡大につながっているようだ。

ただ、小型株の物色には幕間つなぎの面も否めず、今後さらに拡大していくかについては
疑問符も付く。従って深い追いは避け、あまり欲張らずに確実に利食いしておきたいところ。

ただ、小型株売買では上昇時は上が幅が大きいのでついそれに目が奪われ、利食いの
タイミングを逃してしまうことが多い。

一旦高値を付けて下落に転じると、下げのスピードもはやく、ぼやぼやしていると儲けの
大半が吹っ飛んでいまうこともしばしばだ。

大体は2〜3日大きく値を飛ばしたかと思うと反転下落に転じる。高値の期間は一瞬という
こともあるので、すっ高値で利食いするのは至難のわざである。高値付近で利食いできる
のは、上昇途中で高値に指値売りを出してしたらたまたま入ったということが多い。

従って、小型株の利食いではすっ高値で一度に利食いするのはあきらめ、上昇途中の動いて
いる時に少しづつ売りを出していくことがベターだ。高値を付けると、出来高が急減して
まとまった利食いが難しくなる。

どのあたりを高値と見るかは、個々の動きを見て判断することになるが、業績好調が材料で
あれば、上げ始めから5割高付近や、以前の高値(いわゆる節と言われる所)あたりが目安
のひとつとなる。

ただ、その場合も想定される高値の8合目付近から、少しづつ利食い売りを出していくのが
望ましい。上げている途中に売りに出すのはもったいない感じがするが、下げ始めたら
一気に下げることが多いので、結果的にはその方が正解となるなことが多い。

また出来高にも注意。出来高が増えている間は値を飛ばすが、一旦減少に転じたら急落する
ことが多い。前日より出来高が減少したら、想定する高値に到達してなくとも即切ることだ。

日中の動きの中でも、出来高を伴って長い上髭線を付けた後、出来高が減少するような動き
が見えたら、高値を打った可能性が高いので利食いするのがベター。

また、高値を付けた判断したら、利食いは躊躇せず一気に行うのがポイント。ほんの少し
でも様子を見てみようと思ったら、その間に大きく下げられてしまうことが多い。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。