投資

投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

全て表示する >

投資の視点(3/2)

2015/03/02

もくじ
<相場見通し>

     ・一服感強まるが、調整は小幅で済みそう

<今週の参考銘柄>

       下記「株式投資のセオリー」参照
                   
<経済の動き>     
     ・GM、日本車の牙城崩せずインドネシアから撤退
     ・インドで日本の新幹線方式の採用が最有力
     ・団塊世代リタイアで、さらに落ち込むゴルフ業界
                                
<株式投資のセオリー>
     
    第472回 本日発売の「会社四季報先取りお宝株」から見た有望株
                                                                   
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆一服感強まるが、調整は小幅で済みそう

相場は連日のごとく昨年来の高値を更新している。買いの主力は外国人投資家だ。2月
第2週の投資主体別売買動向を見ると、外国人投資家が1538億円の買い越しである。
その他では信託銀行(年金の要と見られる)が434億円が目を引く程度だ。

一方売りは個人投資家の6691億円が際立っている。すなわち現在の相場は、外国人
投資家と公的資金が買いに回り、個人投資家が利食い等で売りに回っているという図式が
みえる。

個人投資家は逆張りの投資家が多く、この辺が高値という判断なのだろう。一般的に個人
投資家が弱気の間は相場は長持ちすることが多い。ピークはそれまで売りに回っていた
個人投資家が、相場の上げにしびれをきらし買いに回ったところだ。

外国人投資家の買いが多いのは、短期投機勢はまだ指数買い姿勢を堅持していることや、
その他の投資家も全般的に日本株式への投資スタンスが強気姿勢へ変化してきていること
が背景にある。

今回の相場上昇については、1980年代後半のバブル相場を経験した海外のベテラン
運用者からは次のような声が多く聞こえてくる。

「現在の政府主導の株価上昇は、さながら「特金」主導で日経平均が40000円を
目指したバブル相場に一見似ているが、内容が大きく異なる。最も異なる点は、今回は
企業業績の伸びが伴っていることだ。

現在の日本株はドル安や競争力強化で収益力が向上、Jカーブ効果がなくとも企業収益は
継続的に伸び続けている。おまけに株主還元などへの配慮は様変わりだ」。

確かに今回の12月末決算発表を見ても、収益が好調な企業が多い。また株主還元に動く
企業数の増加は驚くほどだ。四季報速報で主要企業の来期見通しも出てきているが、今の
ところ来期も同じようが流れが続きそうだ。

このような動きを受けて、外国人投資家の日本株買い増し姿勢は強まっている。その典型例
は世界2位の運用額を持つヘッジファンドのフォートレスの動きだ。

同社は2月以降のスイスフランの下落で大きな損失を出し、スイス株へのポジションの
傾きが大き過ぎて、投資規模を半減することになったが、新たな投資先として浮かび
上がったのが日本株。

移動する資金(買い)の半分(5000億円以上)を日本株に集中して3月以降運用を
大転換する意向が伝えられている(本情報はブルンバーグにも先週掲載された)。

このようなフォートレスの動きは、従来からフォートレスのコピーキャット(運用方法を
追随)をしてリターンを上げてきた中小のヘッジファンドが、日本株への投資を強化する
動きが予想される(既にその兆候は出ている)。

以上のような海外勢の動きから、当初予想されていた3月初旬以降の短期投機勢の売り
転換による相場調整は、かなり軽微となる可能性も出てきている。場合によっては、4月
新年度入り期待の買いが3月後半から入りはじめ、相場は強含みに転じることも想定され
そうだ。

相場はやや過熱感もでているので、そろそろ一服感がでてきてもおかしくないところだ。
ただ押しは小さく下げても日経平均1万8000円程度か。

ここからは相場全体よりも個別株に目を向ける時。このところ円安一服で株価が伸び悩んで
いた電気など輸出関連が再度買いなおされている。この流れは今後も続こう。来期も収益が
大きく伸びる銘柄に注目。


        *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
    下記「株式投資のセオリー」参照


<経済の動き>

◆GM、日本車の牙城崩せずインドネシアから撤退

『米ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、インドネシアで「シボレー」ブランドの
乗用車の生産を打ち切ると発表した。工場を6月末までに閉鎖。東南アジア最大の市場性
に目をつけ2013年に再参入したが、わずか2年で「再撤退」する』

(解説)
インドネシアは日本車が圧倒的に強く約9割のシェアーを占める。GMはこの日本車の
牙城を崩せなかったということである。

一方GMはインドネシアに上海汽車との合弁工場の建設を合わせて発表している。こちらは
新車供給が大幅過剰となっている中国市場から、生産基地を海外に移転する意味がある
ようだ。


◆インドで日本の新幹線方式の採用が最有力

『国際的な受注合戦が続くインドの高速鉄道建設プロジェクトの第1弾として、ムンバイと
グジャラート州を結ぶ区間で日本の新幹線方式の採用が最有力となった。同区間は約500
キロで総工費は1兆3000億円超』 

(解説)
日本勢が有力となったのは、モディ首相が日本びいきなこともあるが、何といってもこれ
までの実績がものを言ったようだ。また、川を越えるのに長いトンネルが必要となるが、
青函トンネルも参考となったようだ。

日本勢にとっては、車両や運行システムなどを包括的に受注するのは2007年に全線が
開通した台湾に続き2件目となる。


◆団塊世代リタイアで、さらに落ち込むゴルフ業界

『「2015年問題」。今年は、ゴルフ業界でそんなキーワードがささやかれている。1947〜
49年生まれの団塊世代が全員65歳以上となり、年金受給者となるためだ。日本のゴルフ
人口は50〜60代が大きなボリュームを占めるが、その中においても団塊世代の占める割合は
大きい。その団塊世代が「完全引退」する』

(解説)
このところジリ貧状態が続いているゴルフ業界だが、今後さらに厳しさが増しそうだ。
2015年以降、ゴルフ人口の中で大きな割合を占めている団塊の世代の利用が減ると
見られているからだ。

最近千葉では立地の良いゴルフ場が倒産に追い込まれており、今後経営が悪化するゴルフ場
が急増するのではないかと懸念されている。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第472回 本日発売の「会社四季報先取りお宝株」から見た有望株

四季報(3月13日発売予定の2015年第2集)の先取り情報を掲載した「会社四季報
先取りお宝株」(東洋経済新報社)が本日発売された。その中から有望銘柄を選んだので
参考として頂きたい。

今回選択した銘柄は、来期見通しについて前四季報から大幅増額されている中から、株価
水準等を勘案して選んでいる。

8715アニコムHL(来期経常利益1400→1900(新四季報))前週末株価1755円
6281前田製作所(1310→1800)496円
6432竹内製作所(1100 →1350)  4620円
6988日東電工(9200 →1400)  7580円
3242アーバネットコーポ(今期1050→ 1320) 315円
(単位;百万円)

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。