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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(2/23)

2015/02/23

もくじ
<相場見通し>

     ・1万8000円台半ばでの高値もみ合いに

<今週の参考銘柄>

       DMG森精機
                   
<経済の動き>     
     ・アベノミクスは賞味期限入り?
     ・日本郵政、オーストラリア物流大手を買収したが
     ・EUとギリシャが金融支援で合意
                                
<株式投資のセオリー>
     
    第471回 3日、3週間、3ケ月
                                                                   
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆1万8000円台半ばでの高値もみ合いに

先週末の日経平均の終値は、1万8332円と2007年のザラ場高値1万8300円を
7年2ケ月振りに抜いた。

市場ではあまり言われてないが今回の高値更新はチャート上大きな意味を持つ。それは
バブル高値(1989年12月の3万8915円)以降の下降トレンドからの脱出を意味
するからだ。つまり下降トレンドに終止符が打たれたということである。

年足を見ると分かりやすいが、バブル崩壊以降の株式相場の推移をみると、約26年に
わたって高値、安値を切り下げる下降トレンドを続けてきた。

第二次大戦後から1989年まで約44年間は、一貫して右肩上がりの動きとなっていた
ので、バブルを境にまさに真逆の動きとなったわけである。

2000年のネットバブル相場など何回か大きな戻りはあったが、その都度以前の高値を
抜けない状況が続いてきた。これが日本経済の低迷ぶりを示す象徴だった。

今回の高値更新は少なくとも株式市場ではその低迷状態から脱出したことを意味する。
今回のトレンドの転換が、日本経済のトレンドの転換まで意味するかどうかはまだ
わからないが、少なくとも株式市場はさらに上を目指す動きが期待できる状況をなってきた
のは確かだ。

チャート上では2万1000円までは節目らし節目はない。その点からは値動きが軽くなる
可能性もある。ただ、上値を辿る動きがしばらくあるとしても、一気に1万9000円を
超えて2万円を目指すことにはならないだろう。

そろそろ短期投機勢のスタンスが買いから売りに転換する時期だからだ。現状ではCTA
などヘッジファンドの短期投機勢が3月初めまでの買いのサイクルに入っている。しかし
その後はこれまでのパターンから売り転換する可能性が高い。

買いの時も売りの時もかなり値幅が大きく動くのが最近の傾向なので、次はどこまで下げる
かが焦点となる。今後の相場展開は大きく上下動しながら、水準を上げていくという動きに
なると見られる。

指数はしばらく1万8000円台半ばでの高値波乱が予想されるので、ここからは指数の
変動の影響を受けそうな銘柄は買いを控え、利食いを窺うスタンスとなる。

一方で、今回の決算発表が良好だった銘柄や、次期四季報(3月中旬発売)で増額修正
されそうな銘柄(四季報速報等で事前に情報が流される)は、指数の動きに比較的影響
されにくいので、個別には狙い目となろう。


        *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
    6141 DMG森精機 1730円


<経済の動き>

◆アベノミクスは賞味期限入り?

『安倍晋三首相は12日の施政方針演説で「戦後以来の大改革」を掲げ、成長戦略の柱と
する農業や雇用、医療などの岩盤規制に切り込む姿勢を鮮明にした。景気回復を軌道に乗せ、
自らが意欲を示す安全保障法制や憲法改正論議に弾みをつける狙いだ』

(解説)
今回の施政方針演説で安倍首相はアベノミクスという言葉を1回しか使っておらず、それに
代わる言葉として「大改革」を強調している。

これを見て日刊ゲンダイは「アベノミクスは既に賞味期限入りか」と皮肉っている。安倍首相
自身も「アベノミクス」は既にインパクトを失っていると感じ始めているのだろう。

◆日本郵政、オーストラリア物流大手を買収したが

『日本郵政グループは18日、オーストラリア物流大手を買収するなど今秋を目指す株式上場
をにらんだ事業戦略を発表した。64億8600万豪ドル(約6200億円)を投じて、
6月にも豪物流大手、トール・ホールディングスを日本郵便の完全子会社にする。「国際物流
で世界5位以内を目指す」として、海外展開に打って出る』 

(解説)
国内でも経営力に大きな疑問が残る日本郵政が、よくも外国企業を買収する動きにでたものだ
という感じだ。

国内でやっているような経営を買収会社にも持ち込んだら当然うまくいくはずない。国内とは
切り離し、優秀な人材をスカウトして、経営を任せるというようなことをしないととても無理
だろう。


◆EUとギリシャが金融支援で合意

『国際金融市場を揺さぶったギリシャ問題を巡り、欧州連合(EU)は20日のユーロ圏
財務相会合で、2月末で期限切れとなる金融支援を4カ月延長することで合意した。ギリシャ
がユーロ圏からの離脱に追い込まれるシナリオはひとまず遠のいた』

(解説)
今回はひとまずギリシャが折れたため合意に至った。ただ、ECBは裏でギリシャへの緊急
資金供給枠を拡大しており、EUは結局「テーブルの上ではギリシャを殴りながら、テーブル
の下では撫でている」状況だ。

ギリシャ政府は表面上、自分たちの主張は通ってないと依然不満をあらわにしているが、EU
からそれなりの譲歩を引き出しているのも確かなので、ある程度の紆余曲折はありながらも、
EU離脱といった最悪の事態は避けられそうな感じになってきている。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第471回 3日、3週間、3ケ月

銘柄仕込みは、安値時の仕込みと上昇途中の仕込みに大別できる。安値時の仕込みは、仕込み
期間が結構長いので、株価の動きを見てじっくりしこむことが可能だ。

一方上昇途中で仕込む場合は、押し目や調整時などを狙うことになるので(飛び乗る方法もある
がそれは上級者の領域)そうのんびりもしていられない。

調整幅や調整期間を想定してタイミング良く仕込むことが必要となる。しかしこのタイミング
良くというのが難しい。

ここが安値だろうと思って仕込むと早とちりでさらに下げられ、反対にもう少し調整に時間が
かかるだろうと思って待っていると、仕込む前に上昇が始まってしまうことがある。タイミング
がずれるとどうしても高値での仕込みになりがちだ。

この場合の仕込みのポイントは調整期間の判断だ。調整期間が分かれば株価の調整幅もおのずと
分かってくる。

上げ始めの短期間の押し目なのか、上げ途中の少し大きめの調整なのか、それとも一段上げが
終わって次の上げの合間の長い調整なのかを見分けなくてはならない。

その場合の調整期間の目安は3日、3週間、3ケ月という単位が基本となることが多い。あや
押しの場合は2〜3日すれば調整は終了。短期間の調整の場合は10日から15日(営業日で
2〜3週間)。大きな上げの後は3ケ月程度は調整が入ることになる。

いずれも3という数字がキーとなっているのは、これは人間の心理状態を表している数字だから
だろう。

例えば3日間ぐらい株価が停滞すると、せっかちな人はこれ以上上昇は期待できないとあきらめて
切ってくる。目先筋が切ってくればそれだけ値動きは軽くなるので、調整は終了し上げ始める
ことになる。

もちろんいつも3という数字がぴったり当てはまるとは限らない。それより短い時もあれば、
長い時もある。

相場の状況(地合いの善し悪し等)や個別銘柄の動きの強さ(業績の伸び、信用残等需給関係
の状況等)、物色の流れなどが株価の動きに影響してくるからだ。プラスに働く場合は調整は
短くなるし、マイナスに働けば長くなる。

ただ、基本の期間がわかっていれば、あとはその時の相場の状況や個別株を取り巻く環境を
加味してズレを判断すればいいので、そう大きくはずれることはないはずだ。


株価調整期間を大体予測することができるようになれ、仕込みの失敗は減ってくるし、
パーフォーマンスも上がってくるはずだ。

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創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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