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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(02/16)

2015/02/16

もくじ
<相場見通し>

     ・需給改善、じり高の動き

<今週の参考銘柄>

       サンフロンティア不動産
                   
<経済の動き>     
     ・日本企業のブランド力、自動車勢が躍進
     ・日産、国内生産量を増やす
     ・韓国大手企業の8割が構造不況
                                
<株式投資のセオリー>
     
    第470回 銘柄の仕込みの基本
                                                                  
★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★☆★★
<相場見通し>

◆需給改善、じり高の動き

相場は先週後半一段上げとなり、日経平均は1万8000円まで迫ってきた(ザラ場では
一瞬越えている)。水準を上げてきた理由は、前回も触れたようにCTAなど短期投機型
ヘッジファンドが継続して指数買いを入れていることが大きい。

また、ヘッジファンドの3月末決算に向けた解約売りが、先週で山を越したことも値動きを
軽くしたと見られる。さらに先週はもう一つ大きな需給要因が影響したようだ。

このところ米国内ではヘッジファンドへの規制強化(Dodd Frank法等)により、
大手銀行系や大手証券会社系のヘッジファンドが規模縮小や閉鎖の動きが数多く出ている。
その結果ポジション縮小・解消による売りの影響が市場には見えている。

CTAなど短期投機筋は約3ケ月で売りと買いを交互に繰り返しているが、昨年12月以降
を見ると、相場の乱高下のサイクルに短縮傾向が見られるのは、これらヘッジファンドの
ポジション縮小・解消の動きがかなり作用しているようだ。

先週は日本市場で大きな撹乱要因となっていた大手ヘッジファンド1社のポジション縮小
の動きが一段落したとの観測が広がり、同社の影響の大きかったTOPIX小型・中型、
個別銘柄へ一斉に買いの動きが出たようだ。

ただ、まだ他のヘッジファンドのポジション解消の動きは続いており、これで撹乱要因が
なくなったと判断するのは早計。特に中・長期型ヘッジファンドが長年保有してきた日本
を代表するような優良株に、突発的な売りが出てくる可能性は残っている。

しかし、業務縮小・閉鎖の対象となったヘッジファンドのポジション調整の動きは既に
7合目を超えている可能性が高いので、影響は徐々に薄れていくものと見られる。

需給は改善傾向を示しているので、3月前半まで相場は強含みの展開となりそうだ。昨年
12月高値1万8030円を抜き、2007年の高値1万8300円を目指す動きとなろう。

業績好調な優良株の一段高を狙いところだが、ヘッジファンドから思わぬ売りを
ぶつけられる可能性もあることから仕掛けにくい。

この所出直りの動きがみえている不動産株に注目。大都市部の地価上昇や外国人投資家
の資金流入で都市部の不動産業界は活況を示している。


        *     *     *

<今週の参考銘柄> 
      
    8934 サンフロンティア不動産 950円


<経済の動き>

◆日本企業のブランド力、自動車勢が躍進

『米コンサルティング大手インターブランドがまとめた日本企業のブランド価値
ランキング2015年版によると、トヨタ自動車の「トヨタ」など自動車関連ブランド
が前年に比べ平均3割ブランド価値を高めた』

(解説)
上位トップ5はトヨタ、ホンダ、キャノン、ソニー、日産で自動車メーカー勢の躍進が
目立つ。日本では影が薄くなっているソニーの評価が依然高いのは意外。

上位30位までの初ランクイン企業を見ると、海外事業が好調なファーストリティリング
が7位、地味だが海外でも着実に販路を拡大しているヤクルトが27位に入っている。

一方順位を落としているところでは、任天堂(6位→8位)、ニコン(10位→16位)
などが目立つ。


◆日産、国内生産量を増やす

『日産自動車で生産を統括する西川CCOは9日、日本経済新聞などとのインタビュー
で、日産の年間国内生産台数を現状の90万台程度から「20万台程度増やす余地が
十分にある」と話した。円安で国内工場のコスト競争力が高まったと判断』 

(解説)
日産の今回の動きは、円安による採算改善を利用し国内の生産余力をフルに使おうと
いうもの。生産拡大に限界はあるものの、国内の余剰生産力を活用しようという動きは
他の企業にも今後広がる可能性がある。


◆韓国大手企業の8割が構造不況

『全国経済人連合会(韓国の経済団体) 韓国30大企業グループを対象にした調査で、
83%が韓国の経済状況を「構造的長期不況が憂慮される」と回答した。景気回復時期は
「2016年」との回答が41%、「17年以降」が45%だった』

(解説)
韓国経済の悩みは大きい。経済が不振となっているのは、円安で日本企業との競争で
劣勢になっていることや、ガリバー企業のサムスンの業績が不振となってきていることが
大きい。

韓国企業は中国への依存度が高いので、中国の経済成長の鈍化が続けば一段の低迷は
避けられず、大企業の中にも苦境に陥るところが増えそうだ。

    *     *     *

<株式投資のセオリー>

第470回 銘柄の仕込みの基本

一般の投資家の仕込み方を見ると、新聞、雑誌、テレビ、ネット等で得た推奨銘柄を、
株価の水準に構わず一気に仕込んでいるケースが多い。これではどうしても失敗する
ことが多くなる。

マスコミ等に流れる推奨銘柄は、推奨者自身が仕込んでいるかどうかもわからないような
無責任な情報が多い。営業用に銘柄をいくつか上げてくれと頼まれたので、しかたなく
適当に選んで出しているものがほとんどだろう。

中には証券会社などから頼まれたものも混じっていると見られる。そのような銘柄情報
でも、自分で銘柄を十分検討したうえで仕込むならまだしも、多くは推奨理由を鵜呑み
にして仕込んでいる。

また仕込む時は、株価水準が高いのか低いのかのチェックは最低限必要だが、一旦この
銘柄がいいとなると、株価水準は関係なくその時点の株価で仕込んでしまう。

しかも、仕込みではリスク分散のために何回かに分けて仕込むことが必要だが、一回で
仕込むため、仕込んだ時が高値の場合は(そのような時が多いが)、買ったそばから
引かされてしまう。

外部から入手した銘柄情報に基づいて仕込むことも決してないとはいえないが、その
ようなケースはきわめて少ない。どんなに貴重な情報に見えても、既に市場に出回って
いる情報がほとんどだからだ。

銘柄選びでは、あらかじめ狙いを定めた銘柄を自分なりにリストアップしておき、その中
から条件に合致してきたものを順次選んで仕込んでいくという方法が望ましい。

リストアップ銘柄を確保するためには、日々の市場の動き(物色動向等)や、四季報情報
など各業種や企業の業績動向に注意を払っておくことだ。

そしてリストアップした銘柄については、ただリストアップするのではなく、それぞれに
ついてどういう条件を満たしたら仕込むかを決めておくことが必要だ。

株価水準、株価サイクル、出来高、信用残、テクニカルチャート等の市場内部要因での
条件付けのほかに、次回の決算発表内容を見てとか、同業他社が動意付いたらといった
条件を付ける場合もある。

条件を大体クリアーしてきたら仕込みのタイミングとなるが、その場合あらかじめどれ
くらいの株数を仕込むか(資金投入するか)決めておくことが必要となる。

仕込み株数の規模は、自分のポジションの具合(儲かっているか損しているか等)、余裕
資金量、ポジションのバランス(業種に偏りがないか等)、当該銘柄の魅力度(動きは
早いか、値幅がとれるかどうか等)等により決めることになる。

仕込みの回数も、一度に全部仕込むと高値掴みのリスクがあるので、3回ぐらいに分けて
仕込むことが望ましい。

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創刊日:2005-04-12  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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