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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(10/15)

2007/10/15

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投資の視点 Vol.126

                              (毎週月曜日発行)
                              2007年10月15日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・水準切り上げの動き続く
  
<今週の参考銘柄>
      
      横河電機
                
<経済の動き>
     ・三菱重工、技術移転協力を条件に中国から原子力発電を受注
     ・米シティの日興完全子会社化は決算対策?
     ・資金面で苦しさ増すスティール
     ・関連企業への影響が懸念されるボーイングの納期遅れ
     ・大統領選にゴア出馬待望論高ま
                       
<株式投資のセオリー>
     第126回銘柄選択の基本(28)−銘柄にによって上げるスピードの違い(2)

                          
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<相場見通し>

◆水準切り上げの動き続く

(相場は2進1退の動き)
相場は順調な戻りを見せている。11日、12日と売買代金も3兆円を超え、ボリュームも
回復してきた。日経平均17000円以上は過去の出来高が厚く、商いが伴わなければ突破
できない水準だ。

11日の場合は、翌12日(金)のオプションSQを控え、思惑的な商いが交錯したのも
事実だが、強弱拮抗した中で上げ優勢となったことから、一気に先物買いが出て相場は
上昇したと見ている。

要因はともかく、株価が上がることで資金回転に余裕が生じるのはプラス。特に含み損
を抱えた個人にとっては、まだ戻りは十分とはいえないまでも、投資マインドを回復さ
せる効果は大きい。

日銀の金利引き上げ見送りや機械受注などの経済統計は想定内という受け止め方で、景
気の先行きについては、とりあえず順調な見通しに変化はない。

海外からの「日本見直し」も後押ししている。S&Pやムーディーズなどの米国格付け
会社が相次いで日本国債の格付けを引き上げた。これは外国人投資家の日本株投資マイ
ンドの回復にはプラスとなってこよう。

新たに生まれた郵貯銀行の株式投資拡大など、国内機関投資家の動きも活発化してくる
可能性が感じられる。当面は2進1退の前進相場が続きそうである。

上昇トレンドが続くとすれば、あとはどの程度上値を追えるのかという問題となる。
先週ものべたが17000円以上は500円刻みにフシがある。11日にはまず先物が、一つの
フシである17500円を突破してきた。

目先的には押しが入るとしても、現物も早晩は17500円を超えてくるだろう。次のステッ
プは18000円ということになるが、これは今月後半から本格化してくる中間決算発表が
てがかりとなると見られる。期初予想を上回る決算が期待できることが確認されれば
上昇に弾みがつこう。

(2つのグループによる循環物色続く)
最近の物色の流れは、2つのグループによる循環物色の動きが鮮明となってきている。
「深押し銘柄の見直し相場」と「好業績銘柄の押し目拾い」が交互に起こる。前者の
代表は、銀行、証券、不動産といった内需関連銘柄が多い。後者の代表は、国際市況が
影響するグローバル展開の企業群で、海運、資源、商社などである。

電機、精密など円安効果が大きい銘柄は、為替動向には素直に反応しているが、今の
ところ全体のリード役にはなりきれてない。このグループは今後も個別の好業績銘柄の
選別物色に留まる可能性が高い。

「深押し銘柄」はあくまで戻り相場で、新高値をとる所までは望めない。一方、
「好業績銘柄」は年初来高値を十分狙える。この大きな二つのグループが交互に物色
されつつ、日経平均の水準を切り上げていく。従って、人気薄になったほうを買い、
活況になったほうを利食うという売買をくり返すのも一法である。

ただ基本的には好業績銘柄をじっくり追うことをお勧めしたい。押している日に拾う。
トレンドが右肩上がりになっているから、押しても直前安値を割り込まないと考える
のが基本だ。割れるようなら見送りとなる。

また、先週も触れたが、新興市場にも資金が戻りつつある。新興市場の銘柄は、上げ
始めると値が軽く短期に大幅高となるのが魅力だ。一部の銘柄には既にそのような動き
が見え始めている。ただ、好業績銘柄がそれほど多くないのが玉にキズ。従って一部の
好業績銘柄に買いが集中する可能性が高い。銘柄選別が大事になる。


           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

 6841 横河電機(100株売買可) 1450円  


<経済の動き>

◆三菱重工、技術移転協力を条件に中国から原子力発電を受注

『三菱重工業は中国の重電大手のハルビン集団(黒竜江省)と共同で、浙江省で新設
される三門原子力発電所の主要設備を受注したと発表した。年内に山東省の海陽原発向け
も共同受注できる見通し。蒸気タービンなど主要設備の建設を請け負う』

(解説)
中国では今年7月、東芝傘下の米ウエスチングハウスが三門原発の原子炉などを受注した。
三菱重工の出遅れを指摘する声もあったが、今回の受注で巻き返しを狙う。ただ一つ問題
は、受注を取りたいがためとみられるが、三菱重工は中国政府の国産化に協力する約束
したこと。

原子力技術の習得はそう簡単なことではないと見られるが、日本が米国からの技術移転
で原子力発電先端国となったように、将来的には中国が技術移転で日本の脅威となる
可能性がある。


◆米シティの日興完全子会社化は決算対策?

『米シティグループは傘下の日興コーディアルグループを完全子会社化すると発表した。
日興は来年1月にも東京証券取引所などで上場廃止となる。シティは日興の経営権を
完全に掌握し、日本での事業展開を加速する。

子会社化の手法では日興株主にシティ株を割り当てる株式交換方式を採用。5月に
外国企業に解禁された三角合併の事実上、初の事例となる』

(解説)
シティは既に日興の68%の株を保有し子会社化している。それをさらに買い増しし、
100%まで持っていく狙いが何なのか気になるところだ。おそらく、サブプライムローン
問題で収益が悪化した本体の収益改善が目的と見られる。

米シティは7−9月期に60億ドル(約7000億円)の巨額損失を計上している。
その穴埋め策として日興完全子会社化が急浮上した可能性が高い。


◆資金面で苦しさ増すスティール

『米投資ファンドのスティール・パートナーズが企業買収を目的とした新しいファンド
を米国市場に上場する準備を進めていることがわかった。最大で4億ドル(約460億円)
を市場から調達し、集めた資金を日本を含む世界の企業に投資する計画という 』

(解説)
日本で約5000億円運用しているがスティールが、今回上場してまで手に入れようと
している資金はわずか460億円。これはいかにスティールが現在資金的に苦境に陥って
いるかを示している。

日本での企業買収はこれからも続けると言っているが、ブルドック買収に失敗し、
内情はかなり苦しくなっていると見たほうが良い。ということはスティール関連銘柄
には急落の可能性が常に潜んでいることだ。


◆関連企業への影響が懸念されるボーイングの納期遅れ

『米航空防衛大手ボーイングは十日、新中型機「787」の第一号機の全日本空輸に
対する納入が当初予定より六カ月遅れ、08年11月下旬以降になると発表した。部品不足
などが主因。「787」は燃費を従来より二割高めた人気機種。東レなど主要素材を
供給する日本メーカーに加え、導入する航空各社は運航や調達計画の変更を迫られる
公算が大きい』

(解説)
欧州エアバスは大幅納期遅れで大きなダメージを被ったが、ボーイングも納期が遅れが
長期化すれば同じ様になる可能性がある。さらに納入している部品メーカーや素材
メーカーにも影響が及ぶ。主要部品の約1/3 は日本メーカーが担当しているといわれて
いるので、どの程度関連企業の収益動向に影響が出てくるか今後ウオッチが必要だ。


◆大統領選にゴア出馬待望論高まる

『地球温暖化問題に取り組んできたアル・ゴア前米副大統領が今年のノーベル平和賞を
受賞することが決まり、米大統領選での選挙戦はゴア氏の動向が注目を集める展開に
なってきた。

同氏の大統領選出馬待望論は一気に強まったが、不出馬の場合でも同氏の政策案や他
候補への「支持・不支持」発言が重みを持つのは必至。候補間の政策論争でも環境問
題の存在感が急速に増しそうだ』

(解説)
民主党の有力大統領候補は、現在の所クリントン夫人とオバマだが、ここにゴアが割り
込むことができるかだ。これは、指名候補争いは来年夏までかかるが、その時点で2人
の支持率がどうなってるかでかで決まりそうである。2人では苦しいということになれ
ば急遽ゴア出馬要請の動きが強まる。

公式には何も言ってないが本人もやる気は十分のようだ。ゴアが登場する事態になれば、
おそらく民主党勝利の可能性は高まると見られる。そうなれば、大統領ゴア、副大統領に
クリントン夫人という、前クリントン政権とは逆の体制となる可能性が出てくる。

           *     *     *

<株式投資のセオリー>

第126回  銘柄選択の基本(28)− 銘柄によって上げるスピードの違い(2)

株価の上げの速さから言えばやはり何といっても仕手株が一番である。うまく動き始め
の段階で仕込むことができれば、短期間に大幅な利食いも可能となる。今回は仕手株の
仕込みについて述べたい。

仕手株は、一度人気化すると急騰することが多い。上げ足の速さや、上げ幅の大きさを
知っているので、動き始めると投資家は乗り遅れまいと我先に集まってくる。まさに
買いが買いを呼ぶ展開となる。

ただし仕手株は一旦下げに転じると下げ足も速い。高値で掴むと目も当てられねくなる。
1日、2日で大きな損失を被ることも多い。また、上げの途中に、何度も大きなふるい
落としの下げもある。途中飛び乗ったはよいが、結局大きな下げでふるい落とされ儲け
は出なかったということもでてくる。

このように仕手株は、値動きが激しいので途中で飛び乗るとリスクが大くなる。従って、
列車がホームを出るまでに乗るのが原則だ。せいぜい大幅上昇し始める1日目か2日目
前場までが勝負である。そのためには、動きを事前に察知して仕込んでおくか、1日目
の急騰見て乗るかどうかの判断が勝負となる。

事前に動きを察知するには、出来高と株価の動きを見ることだ。動き出す前は出来高は
通常より増えるが株価は低迷したままのことが多い。しかも株価の動きは、ザラ場
(日中)は高いが引けは前日値変わらずか、かえって安くなったりする。

これは、玉集めしている筋が、できるだけ安く仕込みたいために引け際に売りを出し値
を消すためである。この時点では信用取引も使って玉集めするので、信用買い残が増え
ることが多い。そしてある程度玉が溜まった段階で、大量の買いをぶっつけて上値を
とってくる。

仕込みはできればこの玉集めの段階で行うのが望ましい。リスクは少ないし、上げた
場合の利幅も大きい。ただ、この段階だと仕込んでも空振りになることもままある。
仕手筋が途中でやめることもあるからだ。

空振りでもこの段階で仕込んでおれば、すくなくともトントンでは逃げることができる
ので実害はない。しかし、確率を高めるため、もう少しはっきりとした兆候をまって
仕込む方法もある。上げ始めの時だ。

先に述べたようにあげる時は仕手筋は、大量の買いを一気に入れてくる場合もあるが、
その前に少しづつ値を上げる場合もも多い。玉集めが十分できない場合は、少し株価
水準を上げて集めようとするからである。その時点で仕込むのである。

一気に大量買いが入り急騰し始めた時は、できれば1日目に仕込みたい。それができな
ければか2日目の寄り付きが勝負だ。その時点で買えなければりリスクが大きくなる。
線香花火のように1日、2日上げて、下げてしまう銘柄もあるからだ。

何度も言うようだが、仕手株は列車がホームから出る前に仕込むのが基本である。


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創刊日:2005-04-12  
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