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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(7/6)

2007/07/09


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投資の視点 Vol.114

                              (毎週月曜日発行)
                              2007年7月6日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・年初来高値更新の動きを期待
  
<今週の参考銘柄>
      
     東芝機械
                
<経済の動き>
     ・外資に大打撃、中国の「終身雇用」制度導入
     ・日本の法人実効税率、OECD加盟国の中で最高
     ・SBIと米ゴールドマン、7月から夜間株式取引開始
     ・追い詰められてたグッドウィル
     ・ゲーム機市場好調、任天堂一人勝ち状態続く
                       
<株式投資のセオリー>
     第114回 銘柄選択の基本(16)− 株価パターン(6)
                          
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<相場見通し>

◆年初来高値更新の動きを期待

先週の日経平均の動きは木曜日まで6連騰の動きとなった。これは2週間前と同様の動き
である。しかし今回の上げ幅は370円と前回の500円強と比べ小さく、出来高も減少している。
従って年初来の高値水準にありながら活況感はほとんどない。最近の動きは、模様眺めの
中で先物主導で静かに上げているといった感じだ。

この理由は、今月末の参院選で自民党の敗北が有力となっていることが大きク影響してい
ると見られる。大きな政治的波乱が予想されるときには、外国人や機関投資家は積極姿勢
はとりにくく、どうしても様子見気分となってしまう。

ただ、これだけ、自民党劣勢が伝えられているにもかかわらず、高値水準を依然維持して
いるのは注目点だ。本来だと大幅に下落してもおかしくないインパクトのある材料だからだ。

高値を維持の背景には、今月末から始まる4-6期の決算発表に対する期待感があるためと
見られる。前期末の決算発表で保守的とされている今期決算予想が、今回増額修正される
期待があるからだ。

増額修正の動きが本格的に見えてくるのはやはり9月末決算と見られるので、どこまで市場
の期待通りの動きとなるかは不明だが、企業業績の推移が相場の下支え要因となっているは
確かだと見られる。

もう一つ注目すべき点は、大証1部平均株価(ホームページ参照)の動きだ。右肩上がりに
ジリジリ上昇している。既に2月高値も終値ベースでは抜いている。大証1部平均は2000年の
日経平均算出採用銘柄の大幅入れ替え前の日経平均の動きに似ているいわれている。

つまり算出銘柄がバブル時代の日経平均の構成に近い。市況産業等の動きが強く反映される
指標だが、これが水準を上げているのは、以前の相場の視点から見れば確実に上昇している
ことを示している。

2週間前一旦反落したにもかかわらず、すぐ出直り高値挑戦している動きと考え合わせると、
相場は強いと考えたほうがよさそうだ。参院選後は自民党敗北の度合い如何によっては、
ショック安もあるので警戒感は怠れないが、ここは素直についていったほうが良いと見る。

ただ、先高感が強いとはいえ、物色には留意が必要だ。この所の相場は、一部の銘柄群だけが
集中的に買われている傾向が強くなっているからだ。注目銘柄としては、本欄で前から推奨
している代替エネルギー関連に加え機械関連が上げられる。業種別指数をみると堅調な動き
となっているからだ(ホームページにある事業別レシオで確認していただきたい)。

今年度は製造業の業績好調が伝えられているが、それをまさに体現した動きとなっている。
円安もプラスだ。ハイテクはもう一つ収益の伸びに不安があるので、その分機械株に人気が
集まっている感じだ。中でも工作機械、建設機械、プラントなどが業績が引き続き良好で、
注目される銘柄群だ。

           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

  6104 東芝機械 1180円程度
    
<経済の動き>

◆外資に大打撃、中国の「終身雇用」制度導入

『中国の全国人民代表大会常務委員会で29日、労働者の解雇を制限する「労働契約法」が可決、
成立した。08年1月から施行する。事実上、労使間で「終身雇用」契約を結ぶよう求め、
違反した雇用者の賠償金支払いを義務付けた。中国が労働者保護に力点を置く姿勢を鮮明に
した形だ』

(解説)
この法律は外資にとってはかなり厳しい条件を突きつけた格好だ。これまで外資にとって中国
進出のよさは、安い労働力をかなり自由に採用・解雇できるということにあったが、これが
大幅に制限されることになる。

おそらくこの法律が厳格に運用されれば、外資は耐え切れず逃げ出すところが多くなるだろう。
運用がどのように行われるか見守りたい所だ。


◆日本の法人実効税率、OECD加盟国の中で最高

『KPMGインターナショナル(スイス)が調査した「07年各国法人税率」によると、
OECD加盟の30カ国の実効税率は、6年連続で日本が最も高いことが分かった。日本の国と
地方を合わせた法人課税の実効税率は40.7%。OECD加盟国の平均は27.8%とこの6年で
約5ポイント下がっており、日本との格差が広がっている』

(解説)
日本も少しは税率を下げてきているが、他の国の下げピッチが早く、格差は拡大傾向だ。
このままでは、日本企業の海外流出を招き、海外企業の日本進出のブレーキにもなりかねない。
いずれにしろこの状態は日本経済にとってマイナス。今後早急に引き下げを検討せざるを
得ないと見られる。


◆SBIと米ゴールドマン、7月から夜間株式取引開始

『SBIと米ゴールドマン・サックスは7月にも、夜間に株式を売買できる私設取引市場を
開設する。SBIイー・トレード証券などのネット証券4社(楽天証券、オリックス証券、
GMOインターネット証券)が近く運営会社に5%ずつ出資。ゴールドマン・サックス証券
を含めた5社が取引に参加する。

 当初は東証などに上場する2000銘柄程度を対象とし、年内をメドに国内の全上場銘柄に
広げる。取引時間は午後7時―同11時50分。国内ではカブドットコム証券など3社が私設
取引市場を運営しているが、機関投資家と個人投資家の双方が売買できる夜間市場はなかった。
イートレードと楽天証券のネット証券大手二社が加わることで、個人投資家の間に夜間取引
が急速に広まる可能性がある 』

(解説)
今回のシステムは、ユーロネクストのシステムを使い、将来的には24時間取引まで考え
ていると思われる。投資家にとっては利便性が高まることになり大いに歓迎すべき動き
である。

現在、既に始めているカブドット証券などの時間外取引の売買シェアーは、全体の
約0.3%に留まり伸び悩んでいるので、今回のスタートで売買シェアー上昇を期待したい。


◆追い詰められてたグッドウィル

『グッドウィル・グループは6日、ドイツ銀行を割当先とする新株予約権の発行条件を決定
したと発表した。6日の株価終値(42500円)の60%で普通株40万株分の新株予約権を発行。
10日に102億円の資金を調達する。

 ドイツ銀は11日から3カ月以内に、新株予約権をすべて権利行使し、時価より5%安い価格
(すでに支払った60%は除く)で普通株を取得する。グッドウィルは当初は予約権発行分を
含め最大200億円程度の調達を見込んでいたが、6日の株価終値による試算では約160億円に
とどまる見通し』

(解説)
今回の調達方法はグッドウィルにとってはかなり厳しい条件となった。このような方法を
とらざるを得なかったところをみると、グッドウィルは財務的にかなり厳しい状況に陥って
いると見たほうが良い。

グッドウィルにはさらに派遣社員への「天引き」部分の返還問題も残っている。
フルキャストと同様、創業以来の徴収分を返還することになると財政的負担はさらに厳しさ
を増すことになる。

◆ゲーム機市場好調、任天堂一人勝ち状態続く

『ゲーム専門誌発行のエンターブレインはこのほど、07年1〜6月の家庭用ゲーム市場が
前年同期比25.8%増の3189億円となったと発表した。過去最高だった06年を上回るペース』
(解説)
現在のゲーム機市場を牽引しているのは何といっても任天堂の商品だ。任天堂DS、Wii
の販売が絶好調である。さらに、これまで米国市場などで健闘してきたマイクロソフトの
XBOXが、機器欠陥から最近急激にイメージダウンしていることを考慮すれば、任天堂一人
勝ち状態はさらに継続しそうな形成だ。


       
           *     *     *

<株式投資のセオリー>

第114回  銘柄選択の基本(16)− 株価パターン(6)

今回は銘柄ランクD以下の銘柄について簡単に説明する。詳細な説明を省くのはDランク
以下の銘柄は業績見通しは減益なので普段は投資の対象とはならないからである。減益
見通しの企業の株は当然のことながら株価があまり上げず、下手をするとズルズル下げて
しまう。このような銘柄を好んで買う投資家はいないはずである。

もし、Dランク以下の銘柄が買い対象となるとすれば、業績が好転して大幅増額されそうな
場合(大幅ランクアップが期待できる)とか、大きな材料が出た場合、仕手的に買われる場合
など極めて限定された時に限られる。

減益見通しの銘柄は当然人気は離散しており、株価パターン(高値から高値までの期間)
は長くなる。これを示すと概略以下のようになる。

Dランク  業績は小幅減(−3%〜-10%程度) 株価パターン90〜120日
Eランク   同 大幅減(−10%以上)      同   120〜150日
Fランク   同 急減(実質赤字)         同   150〜

上記株価パターンも一応の目安で、さらに長くなることが多い。また、上下動の幅も
少なくなり、上げたとしてもせいぜい5〜10%と非常に小幅である。たとえ安値を買えたと
してもほとんど採れない。

先ほど述べたようにこのような銘柄を新たに買う人はいないと思うが、問題は上位のランク
の銘柄を売りそびれてこのランクに落ちてきた場合である。当然株価は大幅に下げており、
戻したとしても小幅で買値にはとても届かない。しかも株価はほとんど動かず上げたとして
もたまにしかあげない。

いわゆる塩漬け状態となっているような株はこのような銘柄が多い。本欄では、前から
塩付け投資は最悪だといっているが、塩漬け銘柄はほとんどが眠ったような状態となり
資金を長期間寝かすことになるからである。やはり、ある程度下げた所で損切りして、
次のチャンスを待ったほうがはるかに得となる。


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