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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(6/25)

2007/06/25

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投資の視点 Vol.113

                              (毎週月曜日発行)
                              2007年6月25日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・目先調整の動き
  
<今週の参考銘柄>
      
     ソディック
                
<経済の動き>
     ・国会会期延長は安倍首相にとってマイナスの可能性
     ・社保庁の修正作業はとても1年では終わらない
     ・好調な世界経済の落とし穴は
     ・環境対策が食料品の上昇を招く
     ・米国で30基の原子炉建設発表
                       
<株式投資のセオリー>
     第113回 銘柄選択の基本(15)− 株価パターン(5)

          <次週は都合によりお休みします>
                         
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<相場見通し>

◆目先調整の動き

先週は木曜日まで6連騰という強い動きとなった。6連騰は年にそう何回もあるわけでは
なく、昨年は3月(7連騰)と、12月(6連騰)の2回、一昨年は2月(8連騰)、6月(6連騰)、
11月(8連騰)の3回。連騰の後は買い疲れから、概ね下げるの相場の習性となっている。

出来高が増加してないのも気がかりだ。2月に高値を付けた時は出来高は連日3億株台と
なっていたが、現状では2億株程度で、新高値を抜くにはエネルギー不足は否めない。結
局先週は2月高値を超えることなく終わった。

今後を展望すると気がかり材料が多い。まず7月末の参院選だ。年金問題を抱えた自民党
はかなり苦しい状態だ。大敗する可能性も高いとみている。投票率の高い層である高齢層
を敵に回したのは致命的だ。今後徐々にそれを織り込む動きも出てきそうだ。

また、先週も述べたが、金利が上昇機運となっていることも懸念材料だ。6月に政策金利
を上げたEUはさらに金利引き上げのスタンスにあり、為替をにらんで、米国と金利引き
上げの綱引きとなりそうだ。日本金利は米国とほぼ連動するため、日本金利も上昇する可
能性が高い。

さらにNYダウは目先高値を付けた可能性があり調整も予想される。先週は6月1日の高値
を抜けず、ヘッジファンドの破綻問題も出て大幅反落。このまま下げ6月8日の安値を下回
ると上昇トレンドが崩れることになる。

このようなことから、相場は目先調整は避けられないと見る。結局今回も2月高値は越え
られないまま終わりそうだ。ここで抜けなければ参議院選が終わるまではまず無理だろう。
また、参院選が自民党が敗れる結果となれば、調整は長引くことも予想される。

相場は不透明感を増していることから、ここは無理せず、利食いできるものは利食いして
手を空かせることをお勧めする。

救いは企業業績が順調な見通しなことだ。4-6月期の決算発表は7月後半以降出てくる。
そこで、保守的な企業側の見通しが増額修正されるようなことがあれば好材料となって株価
に反応してくる。安値水準にある好業績期待株の押し目はじっくり狙いたいところだ。

           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

  6143 ソディック 860円程度 (100株売買可)
    
<経済の動き>

◆国会会期延長は安倍首相にとってマイナスの可能性

『安倍首相は21日、首相官邸で公明党の太田代表と会談し、国家公務員法改正案など
重要法案の成立のため、23日までの今国会会期を7月5日まで12日間延長することを決
めた。これに伴い参院選の日程は「7月12日公示&#8212;同29日投開票」となり、当初の予定
より一週間ずれ込みが確定した。野党は反発、与党内でも首相を批判する声が公然と上
がっており、首相の賭けが功を奏するか、なお読み切れない』

(解説)
今回の会期延長という安倍首相の賭けは、どうも吉よりも凶と出る可能性が高い。
あまりに年金問題がダメージが大きいため、会期延長により、他の法案を通して
何とか得点を稼ぎたいという意図のようだが、残っている法案は、それほど国民に
インパクトがあるものはない。

逆に、安倍首相が年金問題は以前より知っていたことが分るなど、時間が経てば
経つほど、状況は悪化している。大義名分も乏しい今回の会期延長はかえって
安倍首相の墓穴を掘る結果となりそうな気配だ。


◆社保庁の修正作業はとても1年では終わらない

『社会保険庁は公的年金の記録漏れを解消するため、コンピューターシステム上
にあるすべての年金記録2億7000万件の入力ミスを調べ、間違った記録を訂正する
方針を固めた。手書き台帳を写したマイクロフィルムの内容を新たに電子データ化
し、システム上の全記録と突き合わせてミスを修正する。10年はかかるといわれて
きた修正が1年程度で終わる可能性が出てくる』

(解説)
1年で修正が終わるという報道だが、これはどうみても政府からの大本営発表を
そのまま伝えている可能性が高い。実態は調べなくてはならない記録が10億枚と
いわれている。しかも、中には読み方が違うため付けあわせができないものが
数十パーセントあるといわれている。

こうなると実質付け合せは不可能だ。1年などでとてもできる話ではない。作業
コストも天文学的な数字になると見られている。


◆好調な世界経済の落とし穴は

『ポールソン米財務長官は20日、下院金融サービス委員会で証言し、世界経済の
動向について「極めて力強い。すべてのエンジンが点火している」との見方を示
した。米国と中国が世界経済の拡大をけん引し、日本や欧州などの成長が加速し
ていることも貢献していると述べた』

(解説)
世界経済が力強い動きをしているのは、投資資金が潤沢で、しかも投資収益が
上がりそうな所にはボーダーレスに瞬時に投入される形ができているからだ。
従来のように、世界の一部だけが繁栄するという偏った動きが是正され、膨大な
投資資金が非常に効率的に運用されている。

しかし、それではこのまま世界経済は順調にに拡大するのかというと大きな疑問も
残る。既に世界中のあらゆるもの(土地、株式、商品等)が値上がりしているからだ。
膨大な投資資金に対して投資機会が減少してきてる。過剰投資によるクラッシュの
可能性もまた大きくなってきている。


◆環境対策が食料品の上昇を招く

『ガソリン代替燃料の利用拡大をきっかけとしたトウモロコシなど農産物価格高騰が
食品の値上げに波及している。原料コスト増加に悲鳴を上げた食品メーカーが出荷
価格への転嫁を進めている。米国では品目も食肉から牛乳、チョコレートまで拡大。
値上げの波は日本にも波及しており、環境対策が食卓を直撃する事態になっている』

(解説)
食品価格上昇の発端は米国のエネルギー政策だ。ブッシュ政権がガソリン代替燃料と
してエタノールの利用を奨励、原料のトウモロコシが需要増を見越して昨秋から急騰
した。この動きは構造的なもので、一過性では終わりそうもない。当面は代替エネル
ギーのため、食品価格のインフレの動きが続きそうである。


◆米国で30基の原子炉建設発表

『ブッシュ米大統領は21日、米国内の電力会社などから最大30基の原子炉の建設申請
が見込まれると表明した。日本で運転中の34基に並ぶ水準で、現状の米国の原子炉
(104基)が約三割増える計算だ。許認可の手続きを早めて政府が事業を支援する考え
も示した。1979年のスリーマイル島の原発事故以来、凍結してきた建設は今後急ピッチ
で進む見通しだ』


(解説)
現在世界で原子力建設能力を持っている国は、日本とフランス(アルバ)である。
従って、今回の米国の原子力発電所大量建設は日本にとって大きなメリットをもた
らす。米国の他にも、中国やインド、豪州なども大量の建設計画を既に発表している。
日本の原子力メーカーが活躍できる環境が一気に拡がってきた。
       
           *     *     *

<株式投資のセオリー>

第113回  銘柄選択の基本(15)− 株価パターン(5)

今回は上から4番目のランクであるCランク銘柄の株価パターンについて説明する。
Cランク銘柄の業績は横ばいである。ここでいう横ばいとは、利益の見通しがー3%〜
+3%のことをいう。

業績の視点から見ると買い対象となるランクはせいぜいここまでだ。Dランク以下の
銘柄は減益なので、通常買の対象とはなりえない。本来だとCランクでも投資妙味が
あるとはいえないが、動きが往来相場で比較的分りやすいので、初心者などにとって
は格好の売買対象となる。

Cランク銘柄の株価パターン(高値から高値までの期間)は通常75〜90日程度である。
目安としてだいたい3ケ月で1回転だ。下げに60〜75日程度要し、上げは2週間程度で
ある。これも往々にして期間がずれることがあるので、ある程度の長期化は一応許容
範囲として見ておく必要がある。

株価では3という数字が大事で、3日、3週間、3ケ月が株価の動きの基本となっている。
業績横ばい銘柄が約3ケ月のサイクルで動くということは、業績が株価にとってニュー
トラルの条件であれば、基本リズムである3ケ月で株価は動くこと示している。

Cランク銘柄は相場が大底から回復する上昇相場では第一段の上げは見られるが、
Bランク銘柄以上に見られたような第二段等の上げは期待できない。第一段上げの
ピークを付けた後は上下行ったり来たりの往来相場となる。

株価の動きは高値からは約20〜25%下げ、上げは先の高値レベルが限度なので20〜
25%程度となる。従って買っても値幅はあまり大きくはない。仕込み方としては、
15〜20%程度の下げの水準から付いていき、突っ込んだ所を拾う。

このCランク銘柄の中には、上位ランクからの降格と、下位ランクからの昇格の
二つがある。降格は通常Bランクからだが、業績動向や、相場の基調が大きく変化
した場合などはA銘柄から2階級降格することもありうる。

このCランクの銘柄の例をいくつか上げると、ひとつは日清製粉(2002)である。
業績はほぼ横ばいで、株価も一定のボックス圏の往来相場で推移している。

過去1年の高値の時期を見ると06.04/19、07/12、10/24、07.01/24、04/26とほぼ3
ケ月ごとに到来している。このパターンで行けば、ランクが降格しない限り今度は
7月後半に次回高値が到来することになる。

天馬(7958)などもそうだ。業績に大きな変動がなく、株価は高値の時期が
06.06/30、10/5、07.1/5、04/12と見事3ケ月パターンで動いている。


           <次週は都合によりお休みします>

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