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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(5/28)

2007/05/28


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投資の視点 Vol.110

                              (毎週月曜日発行)
                              2007年5月28日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・次のリード役を見極める必要
  
<今週の参考銘柄>
      
     太平電業
                
<経済の動き>
     ・米国で大きく取り扱われるエネルギー問題
     ・中国株式市場の売買代金、ついに日本市場を上回る
     ・落ち込むネット証券の手数料、戦いは次のステージに
     ・インターネット総合研究所、ついに上場廃止
     ・原油価格大幅上昇
                       
<株式投資のセオリー>
     第110回 銘柄選択の基本(12)− 株価パターン(2)
                    
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<相場見通し>

◆次のリード役を見極める必要

日経平均は17800円を上限に何度か押し返される動きが続いている。17800円に近づくと
外資系3証券会社(カリヨン,ソシエテジエネラル、モルガン)を中心とした先物売が
決まって増えてくる。彼らにとってはその水準が売りを仕掛けるタイミングと見ている
ようだ。

海外市場は新興市場を含め、昨年来の高値を越える強い動きとなっている所が多い。日
本株の出遅れ感が目立つが、外資系証券の売りが止まらない限り、なかなか上にはいけ
ない膠着相場が続きそうだ。

ただ、ボックス相場を脱するような兆候がいくつか見られる。まずボックスを上に抜け
る兆候としては、下げた時の下値が順次切りあがってきてることだ。さらに売買代金が
3兆円を超えるなど、市場性エネルギーはやや拡大の傾向が見られることも相場にとって
は好材料だ。

逆に悪い兆候としては海外市場の動きだ。上海市場や米国市場なはかなり高値圏まで上
昇しており、いつ調整があってもおかしくない。とりわけ、上海市場はかなりバブル化
してるのは確か。

急落すればそのあおりを食って、日本株式市場もかなり下げることも考えられる。従って、
常にリスクを意識しつつ、資金の全力投球ではなく、予期せぬ急落に見舞われたときに逆
張りで買い迎えるように一定量の余裕資金を残しておきたい。

上記如何に関わらず今後ボックス相場が続くとしても、市場の今後の流れ(リード役)
がどうなるなるかも注目点だ。決算発表が終わり、一応今期の企業業績は出揃った。そ
れをもとに何が動くのか。再度鉄鋼か、不動産か、それとも重電か、弱電か、以前から
本欄でお勧めしている代替エネルギー関連か。

このあたりは、業種別指数(ホームページ参照)などを参考に見際めていく必要がある。
また、株式売買単価が上昇しており、低位株から値高株に人気が移り始めていることに
も注意が必要。


           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

  1968 太平電業 850円

    
<経済の動き>

◆米国で大きく取り扱われるエネルギー問題

『NY市のマイケル・ブルームバーグ市長は2012年をメドに市内を走る全タクシー(イ
エローキャブ)を段階的にハイブリッド車に切り替える計画を明らかにした。自動車を
約32千台減らすのと同様の温暖化ガス削減効果が見込めるという。当発表はテレビで臨
時ニュースとして大々的に発表された』

(解説)
ブルームバーグ市長の発表は、内容的にはそれほど大したことないが、CNNでは臨時
ニュースとして貸切状態で放送していた。それほど米国ではエネルギー問題に対する国
民の関心が高いのである。

米国より環境先進地域である欧州ではなおさらである。このように世界はエネルギー問
題に対する関心の大きなうねりが起きている。世界の株式市場もこれを反映した動きと
なる可能性がある。本欄でお勧めしている代替エネルギー、原子力関連などの動きから
は目が離せない。

◆中国株式市場の売買代金、ついに日本市場を上回る

『国際取引所連盟の集計によると、上海、深センの両証券取引所の4月の合計売買代金が
6453億ドルと、日本市場(東京、大阪証券取引所の合計、5124億ドル)を初めて上回った。
5月も同様の傾向が続く。中国の株式バブル崩壊への懸念からアジアの株価が軒並み下げ
るのをよそに、25日も上海総合指数は過去最高値を2日ぶりに更新した』

(解説)
いずれは中国市場は日本市場を上回ると見られていたが、上海市場の高騰から意外に早く
その時期が到来した。今後、中国市場は反動の落ち込みも考えられるが、しかし、名実
ともに中国市場が、アジア最大の取引規模を誇る市場としての地位を固め始めているの
は間違いない。


◆落ち込むネット証券の手数料、戦いの場は次のステージに

『インターネット経由で株式取引をする個人投資家が証券会社に払う手数料が大幅に下
がっている。06年度の売買代金に対する手数料率は、ネット専業大手5社の平均値で0.058%
となり、05年度に比べて0.016%ポイント低下。この4年で半分以下になった』

(解説)
ネット証券の戦いはまさに第2段階を終わろうとしている。第1段階が機能性を競う時代
だったとすれば、第2段階は手数料競争の時代であった。それもそろそろ限界に達しつつ
ある。

次のステージはコンサルティング力を競う場となろう。米国などを見ても、世界から多彩
な商品を集めて品揃えし、いかにユーザーにあった的確に商品を提供するかで競っている。
今後日本のネット証券もそのような道を模索することになるとみられる。


◆インターネット総合研究所、ついに上場廃止

『東京証券取引所は23日、マザーズ上場でネットワーク技術支援のインターネット総合研
究所株を6月24日付で上場廃止にすると発表した。ネット総研が3月末に提出した2006年
12月中間期の半期報告書に監査法人の意見表明がなく、影響が重大と判断した』

(解説)
インターネット総合研究所は、マザーズ市場公開第一号の記念すべき会社。買収したIXI
が倒産し経営状態が悪化していたが、監査法人にまで見離され終に上場廃止に追い込まれた。
ただでさえ、低迷している新興市場。インターネット総合研究所の上場廃止はこの動きにさ
らに追い討ちかけるようなニュースとなってしまった。


◆原油価格大幅上昇

『21日、NYMEX先物市場で原油価格が3日連続上昇、WTI6月ものは先週末より1.33ドル上
昇の66.22となった』

(解説)
ここ数年、原油価格は5月〜6月ごろ上昇する習性がある。これは6ケ月先物がちょうど需要
期の冬季シーズンに入る直前の時期にあたるため、思惑買いが入りやすいからだ。先物市場
の参加者は最近はファンドの比率が高くなっているため、実需とは関係なく動く傾向が強く
なっている。秋口近く、実需の状況がわかるにつれ価格の是正が進み、反落することが多い。

ただ注目すべきことは、原油価格の上昇を受けて米国のガソリン小売価格がリットル3.12
ドルと史上最高値をつけたことだ。上げすぎなのか、それとも今後の日本も含め世界のガソ
リン価格上昇の走りなのか。ガソリン価格の上昇は米国をはじめ経済に対する影響も大きい
ので今後の動きを見守りたたいところだ。

        *     *     *

<株式投資のセオリー>

第110回  銘柄選択の基本(12)− 株価パターン(2)

前回述べたように、株価の基本パターンは大きく分けると7つに分けられる。その株価パタ
ーンは業績見通しと密接に関連している。業績の株価への反映の仕方がひとつのパターンを
生み出していると言ってもいいくらいだ。

他の条件がニュートラルであれば、業績見通しより、それぞれパターン通りに株価は動くと
予想される。ただ、前回も述べたが、現実の動きはその他の要因も絡んでくるので、必ずし
も基本通りに動くわけではない。しかし、株価の動きの基本となる株価パターンがわかって
ないと、株価がどう動くか予測することは難しい。

個々の基本パターンについてもう少し詳細に説明を加えると、Sランクの銘柄は、収益が急
拡大している銘柄で、しかも、過去のしこりもほとんどない新鮮な銘柄だ。業績を反映して
株価はぐいぐい上げる。

途中2〜3日休む時はあるが、押しは小幅ですぐに再騰を始める。一旦高値を付けても、2〜
3週間調整した後、次の高値をとりに行くことになる。通常2段上げから3段上げとなり、
株価は2倍から3倍となる。

通常このような銘柄は、相場では大底期をすぎ、回復期以降相場が確実に上げ歩調を辿る時
に出てくる。上昇相場では相場のリード役銘柄群が出てくるが、そのリード役銘柄群の先頭
を切って出現することが多い。

例えば、最近の大幅に上げている海運株相場で言えば、先頭を切って大きく上げた乾汽船で
ある。4月後半に動意付き1ケ月間で一気に750円から1500円近辺まで約2倍に上昇している。
その間の押しの期間は、4日と1日の2回だけで、あとは上げ続けた。

後を追うように、新和海運、第一中央汽船などのやや小ぶりの銘柄が、2番手、3番手として
上げ、商船三井や川崎汽船などの主力どころの上げにつながっている。

乾汽船の動きは二段上げを一気に達成した形だが、Sランクの勢いを維持しているとすれば
(この判断はやや難しい)、株価パターンからは、一旦調整をはさんで6月後半の高値に向
けてもう一段の上昇が予想される。

このような銘柄の業績は、会社四季報の情報だけでは良くわからない。四季報見通しより大
幅に良くなっていることが多いからだ。乾汽船のケースも5月の決算発表で大幅増額修正
(前期実績・今期見通しとも)が発表された。

従って、はじめは仕手的に買われているのかと誤解されがちであるが(従って空売りも入り
やすい)ふたを開けると業績向上の裏付けがあるわけである。


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創刊日:2005-04-12  
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