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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(4/23)

2007/04/23

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投資の視点 Vol.107


                              (毎週月曜日発行)
                              2007年4月23日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・決算発表終わるまでは小動き続く
  
<今週の参考銘柄>
      
     お休み
                
<経済の動き>
     ・楽天のTBS出資比率引き上げは、落ち込む自社収益の底上げ狙い?
     ・中国の1-3月期は11.1%の高成長
     ・インドへの直接投資急増
     ・日本の労働生産性、米国の7割
     ・携帯業界の上位各社の勢いにバラつき
                     
<株式投資のセオリー>
     第107回 銘柄選択の基本(10)ー 上昇トレンドの銘柄を選ぶ(2)

           <来週はお休みします>
          
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<相場見通し>

◆決算発表終わるまでは小動き続く

先週は、決算発表の本格化を前にして、様子見気分の強い動きとなった。日経平均は、先物
主導で一日おきにあげさげを繰り返す方向感の乏しい展開で、結局小幅上昇で終えている。

今週からはいよいよ主力どころの決算発表が始まる。企業側の慎重な決算見通しに対する市
場の警戒は強い。様子見気分はさらに強まると見られる。ポイントは、好決算発表銘柄に対
する市場の反応だ。ここ数年、好決算発表は絶好の利食いのタイミングになることが多かっ
た。今年も同様の展開が予想されているが、素直に反応する動きならば市場ムードの好転も
期待できるのだが。

一方、新興市場は惨憺たる状況だ。買いが手控えられているというより、売り崩されている
感じだ。このような動きがあれば、通常だと買場が近いと見るべきだが、新興市場銘柄は収
益状態がよくない。依然手が出しにくい状況が続きそうだ。

<上海市場の急落が意味するもの>
先週木曜日に再度上海株が大幅に下落した。今回はNY株が反応しなかったため、前回のよ
うな世界的な大規模な下落にはつながらず、各国株は一日で反転している。上海株の下げに
はもう驚かないという感じだ。

しかし、株はいつまでも上げるわけではない。ある程度将来の業績まで株価が織り込めば天
井を打つ。しかも、米国景気の低迷など、世界経済の成長鈍化の兆しも見えてきている。そ
の中での株価上昇は経済と株価のギャップを拡大している可能性もあるという視点も必要で
ある。

前にも触れたが、相場はある程度の警戒感があったほうが長持ちする。相場の暴走を抑えて
くれるからだ。今回は、すぐに反転、新値を取る動きになっている所をみると、警戒感が薄
れていると見えなくもない。そうであれば危険な兆候と見ておいたほうがよい。



           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

  お休み

    
<経済の動き>


◆楽天のTBS出資比率引き上げは、落ち込む自社収益の底上げ狙い?

『楽天は19日、TBSへの出資比率を20%強まで引き上げ、持ち分法適用会社にする意向を
同社へ伝えたと発表した。楽天の三木谷浩史社長ら二人を社外取締役に選任する株主提案に
ついても表明した。楽天はTBSが二月末に新たな買収防衛策を導入したことに反発してお
り、防衛策発動の条件の一つとなる20%超の株式取得などで揺さぶりをかける狙いとみられ
る』

(解説)
こう着状態が続いていた楽天のTBS買収が再び動き始めた格好だが、楽天の狙いはどうも
TBSを連結小会社にして、落ち込み始めた自社の収益の底上げを図りたいとの思惑がある
ようだ。

これを見越したように買い増し発表と同時に楽天の株は大きく下落。今回の動きを市場はネ
ガティブに捉えていることを示している。ここで注目すべき点は、時価総額で、TBSの時
価総額が楽天の時価総額と逆転したことだ。これではTBSが逆に楽天を買収してもおかし
くない情勢となってきた。


◆中国の1-3月期は11.1%の高成長

『中国国家統計局は19日、1—3月期の国内総生産(GDP)が実質ベースで前年同期比
11.1%増えたと発表した。成長率が11%を超えるのは昨年4—6月期以来。貿易黒字の予想以
上の拡大などが主因だが、景気の急減速を懸念する政府が引き締め策を小出しにしているこ
とも背景にある。景気過熱感が再び高まってきたため、政府は従来より厳しい引き締め策の
検討を始めた』

(解説)
経済成長を加速させている主因は貿易黒字といっているが、実態は不動産投資がかなり牽引
している。地方政府が豊富な手持ち資金を元に、不動産投資を活発に行っているからだ。

地方政府の手持ち資金が潤沢な背景には、農地を安く収用した後、商業地に転用して販売す
るという仕組みがある。都市の成長とともに、市街地が周辺にどんどん広がっていることが
追い風になっている。

ある意味で現代中国の錬金術だが問題も出てきている。その一つは土地を収用された農民が
富みの分配を求めて暴動を頻発させていることだ。中国の高成長の影にはかなり社会のゆが
みも出てきていることに留意しておく必要がある。


◆インドへの直接投資急増

『海外からインドへの直接投資が急増している。カマル・ナート商工相によると、06年度
(06年4月—07年3月)の投資総額は前年度比2.7倍の約150億ドル。再投資分を含めると180億
ドルに達した。政府による外資規制緩和の効果が表れた形で、不動産分野をはじめIT(情
報技術)や金融関連企業の投資が目立つ 』

(解説)
インドへの投資はまだ中国への投資の40%程度の水準だが、今後も急増が続き、やがて中
国に接近する水準まで増えていくと見られる。米国が最近は中国よりインドに親近感を強く
持ち始めていることも、欧米企業のインドへの投資を活発にしている背景だ。


◆日本の労働生産性、米国の7割

『日本の労働生産性が05年時点で米国の7割程度と、主要国で最低水準にとどまっていること
が内閣府の分析で明らかになった。就業者の多い卸・小売業、運輸などサービス分野で低迷
が目立ち、米国との同分野での格差は2000年以降広がっている。IT(情報技術)の活用や
規制緩和で差がついた可能性があり、日本経済の成長力強化へサービス分野の効率化が必要
になりそうだ』

(解説)
日本の国内産業の労働生産性は諸外国と比べると大きく見劣りしていることがわかる。サー
ビス業などは米国のほぼ半分の水準だ。日本の産業のほとんどは国際的に見れば、競争力は
ないのである。

こうした中で、日本経済の競争力を維持しているのは一部の製造業の高い生産性だ。しか
し、いくら一部の製造業が生産性が高いからといって、サービス業などがこのレベルではそ
のうちそれらの製造業は海外に逃げてしまいかねないことになる。


◆携帯業界の上位各社の勢いにバラつき

『世界の携帯電話機市場で、上位5社の勢いの差が鮮明になってきた。米調査会社IDCによ
ると、今年1-3月期は首位のノキア(フィンランド)と4位の英ソニー・エリクソンが前年同
期比でシェアを拡大する一方、2位の米モトローラと5位の韓国LG電子のシェアは縮小。低
価格機を主力とする新興国市場の比率が高まる中、コスト削減や高機能化による差別化策、
ブランド戦略が明暗を分ける展開になっている』

(解説)
携帯業界の上位で今一番勢いがあるのは英ソニー・エリクソン。一方で、落ち込みが目立つ
のはモトローラ。首位ノキアは何とか横ばいを維持しているという感じだ。上位会社のばら
つきが大きくなってきている。

日本メーカーは完全に国際市場では取り残されてしまったが、これら上位会社の動きを背景
に再度海外に乗り出すチャンスが出てきている。低迷が目立つモトローラなどを買収する方
法だ。日本企業は国内でハイエンドの商品を手掛けているだけあり、かなり技術力は持って
いる。買収してもやっていける力は持っているはずだが、問題はそれだけの経営をする元気
があるかだ。


        *     *     *

<株式投資のセオリー>

第107回  銘柄選択の基本(10)ー 上昇トレンドの銘柄を選ぶ(2)

上昇トレンドとなっているかどうかは日々のチャートを見ていても大体わかるが、月間高安
表を見たほうがよりわかりやすい。特に。上昇トレンドが始まる初期段階の微妙な動きなど
を察知する時などは便利である。

株価が底値を付け上昇に転じる場合、しばらく安値でもんでから、少しづつ高値・安値を切
り上げる動きとなり、その後離陸するものである。月間高安表だと、このあたりの微妙な動
きがわかりやすい。

その場合、安値の切り上げに注目することである。高値は必ずしも切り上げないこともあり
うる。しかし安値が確実に切り上がってくればやがて離陸する可能性が高い。但し、当然の
ことながらこれは業績上昇の条件を備えているものに限る。

上昇トレンドの確認の方法として、週間高安表の活用も考えられるが、週間高低表だと株価
の調整時、一旦下降トレンドになるなど、ややわかりにくい点がある。その点月間高低表は
トレンドの動きがはっきり出てくる。月間高低表のチェックは、月次チャートで代替して見
ることも可能である。

上昇トレンドの期間は大体長くても6〜7ケ月である。最長でも10ケ月で程度で、それを
超えるケースは極めてまれである。従って、上昇トレンドに乗った場合には、この上昇期間
を念頭に利食いの時期を考えるようにしたい。

一旦調整した後再度上昇トレンドに入る場合もある。しかし、そのような銘柄は一度利食い
してから、改めて飛び乗るか決めたらよい。業績向上が長く続く見通しだと、株価も長期間
上げるだろうと考えがちであるが、株価は時としてかなり先までの業績を織り込むときがあ
る。このような場合は、再度上昇トレンドを期待しても空振りとなる。上昇トレンドがとり
あえず終了したら一旦利食うのが原則である。

上昇トレンドを辿っている場合の仕込みは、上げてる最中ではなく、押しす場面があるので
そこで仕込みたい。押しは基本的には、上げ幅の1/3以内である。時としてさらに押す場合も
あるが、それでも1/2が限度でそれ以下まで下げるということは上昇トレンドが崩れて始めて
いることが多い。

上昇トレンド中の仕込みのタイミングを見る上で、ボリンジャーバンドを利用する方法もあ
る。週・日のボリンジャーバンドが収縮すると転換点が近いことを示すので、その時点で仕
込むのである。

ボリンジャーバンドの転換点は時として下げを示す場合もあるが、上昇トレンドが維持され
ている場合には、上げる確率が高い。特に相場全体が上げ基調の時には、非常に有効に活用
できる。

上げトレンドを辿っている銘柄は、少々買いのタイミングがずれ高値仕込みとなっても、や
がて高値を更新してくれるのでリスクが少ない。しかも確実に儲けられる銘柄といえる。

               <来週はお休みします>


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