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投資の視点

株式投資は「相場観測力」「銘柄選択力」「売買手法」の3つの能力を、バランスよく身に付けないとうまくいきません。本サイトは、株式投資の基本を勉強しようとする投資家のための支援サイトです。

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投資の視点(1/29)

2007/01/29


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投資の視点 Vol.97

                              (毎週月曜日発行)
                              2007年1月29日発行
     ホームページ  http://homepage3.nifty.com/goldfile/

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  もくじ
<相場見通し>
          ・高値圏での揉みあい続く
  
<今週の参考銘柄>
      
     
                
<経済の動き>
     ・成長の勢いに陰りが見られない中国
     ・復活する株式持ち合い
     ・福井ショックで円安強まる
     ・ジリジリ後退する日産、生産台数でホンダに抜かれ3位に転落
     ・拡大する米国ベンチャー投資

                  
<株式投資のセオリー>
     第97回 3・四半期決算発表の注意点

    
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<相場見通し>

◆高値圏での揉みあい続く

今週は3・四半期の決算発表が本格化する。これまでの所、まずまずの決算内容となってい
るが、期待感が強い分、少々の増額修正では市場は満足せず、逆に下げるような動きも見ら
れる。過剰な期待は禁物だ。

日本の金利引き上げは見送られたが、米国では長期金利が急上昇している。この所出てきて
いる景気指標が思ったより良好で、景気に底堅さが見られるためだ。これまでの市場の見方
は、金利引き下げに傾いていたので、逆に金利上昇となるとインパクトが大きい。株式暴落
のきっかけとなる可能性もあるので、注意が必要だ。

市場は高値圏にあるので無理をしないことが懸命だ。この所買われている大型株や、期待先
行で高値圏にある優良株は避け、押し目買いに徹したい。新興株は、成長力に陰りが出てい
る所が多いので、決算発表を見てから動いた方がベターと見る。


           *     *     *

<今週の参考銘柄> 

    2466 パシフィックゴルフGRP 153,000円程度
    
<経済の動き>
   
◆成長の勢いに陰りが見られない中国

『中国国家統計局は25日、06年の国内総生産(GDP)が物価変動の影響を除いた実質ベー
スで前年比10.7%増えたと発表した。成長率が二ケタになるのは03年から4年連続。貿易黒字
が前年比74%増と急拡大したことが影響し、成長率は05年より0.3ポイント高まった。今年も
景気が大幅に落ち込む兆しはなく、周辺国の経済を引っ張りそうだ』

(解説)
世界経済の成長鈍化で、成長率は低下するだろうと見られていた中国経済だが、依然勢いに
陰りは見られない。さすがに不動産投資の過熱感は沈静化しつつあるが、中国に対する直接
投資も増えており、世界の製造拠点としての期待感はまだまだ強いようだ。少なくとも来年
の北京オリンピックまではこの勢いは続きそうである。


◆復活する株式持ち合い

『バブル崩壊以降、急速に解消が進んできた企業間の株式持ち合いが再び増加傾向となって
いる。事業会社の株式保有は06年9月末に前年比17%増の12兆8000億円に達した。5半期連続
の増加で、2年半で31%も増えたことになる。大半が買収防衛が狙いだ』

(解説)
日本の経営者は自信がないようである。M&A対策のため、株式持合いを再拡大させてい
る。持ち合い株は資産効率の低下を招くなどにより、バブル崩壊以降、多くの企業で一旦は
廃止や縮小に向かっていた。それをM&A対策として復活させ始めたのである。ただ、これ
は、一面では経営者の保身の動きと見れなくもない。株主の監視が必要である。


◆福井ショックで円安強まる

『23日午前のロンドン外国為替市場で円が欧州通貨に対して下落している。ユーロ圏や
英国の金利先高観に加え、「日本は今後も利上げが難しい局面が続く」との見方が広
がっており、対ユーロや対英ポンドで円売りが加速。対ユーロで一時、1ユーロ=158
円08銭とユーロ導入以来の円の最安値を更新。対ポンドでも一時、1ポンド=241円03
銭前後まで下落し、92年9月以来、約14年4カ月ぶり安値を付けた』

(解説)
この円安はいわば福井ショックだ。日銀の福井総裁が政治の圧力に負け、19日金利引き上
げを見送ったのがモロに響いている。マーケットは、2月以降の利上げについても難しいと
の判断に傾いている。さらに円安が進む可能性も出てきた。


◆ジリジリ後退する日産、生産台数でホンダに抜かれ3位に転落

『国内乗用車8社は26日、06年の国内生産、国内販売、輸出、海外生産実績を発表した。ホン
ダの世界生産台数は363万台と過去最高で、324万台だった日産自動車を3年ぶりに抜いた 』

(解説)
日本メーカーは軒並み生産台数を増やす中一人不振が目立つのは日産だ。国内、海外とも生
産台数、販売台数ともに大きく減少させている。かつてのゴーン効果に陰りが見え、ジリジ
リ後退する動きが続いている。

今回、ホンダに抜かれた3年ぶりであるが、このままでは今後は差が広がるだけだろう。売
れる車作り、販売力の強化が課題となっているが、今の所抜本策は見えてこない。起死回生
策はフォードの買収か?


◆拡大する米国ベンチャー投資

『 全米ベンチャーキャピタル(VC)協会などがまとめた06年の米VC投資額は、前年比
12%増の255億ドル(約3兆1000億円)だった。増加は3年連続で、01年(407億ドル)以来5年
ぶりの高水準。原油高などに伴いエネルギー関連が有力な投資分野に成長し、創業直後の企
業への投資も増えた』

(解説)
米国ではVCへの投資が相変わらず盛んだ。さすがにITバブル時代の水準にまでは達しな
いが、順調に拡大している。それに比べると日本の投資額は米国の1/3の1兆円にも達しない
極めて貧弱だ水準だ。これが新しい企業が次々に現れ、活力を維持している米国経済と、相
変わらず古い企業に頼らざるを得ない日本経済の勢いの差となって出てきている。


          *     *     *

<株式投資のセオリー>

第96回  3・四半期決算発表の注意点

先週から3・四半期(4月〜12月)の決算発表が本格化してきている。日銀の金利引き上
げ問題が一段落し、市場の関心はこの決算発表に移ってきている。しばらくは個別決算に一
喜一憂する動きが続こう。

ここでは3・四半期決算数字の見方の注意点についていくつか上げてみる。まず決算内容が
増額修正か減額修正かについてだが、それは達成率を見ればわかる。3・四半期までであれ
ば通期見通しの75%の達成が基準となる。これを上回れば増額修正で、下回れば減額修正
ということである。

ここで注意してほしいのは、通期見通しとは、最新会社四季報(12月発売)の数字がベー
スとなる。半期末決算などで発表した会社の見通しの数字ではない。既に最新四季報の数字
が株価におり込まれているので、あくまで会社四季報の数字がベースとなる。

新聞報道では往々にして、会社発表数字をベースしていることがあるので注意が必要だ。従
って、3・四半期の決算数字が発表されたら、会社四季報の数字とつき合わせ、今3月決算
見通しの75%を上回っているか下回っているかを見て欲しい。

ただ、企業によっては、季節により売上に大きな波がある。例えば公共工事関係の仕事をし
ていれば、1−3月の売上げが膨らむ傾向が強いなど。その点については調整して考える必
要がある。

調整の方法としては、前年度の4・四半期の数字を掴めばだいたい傾向がわかるので、昨年
度の決算から数字をはじいてみる。決算数字から3・四半期の数字(今回前年度決算として
発表されている)を引いてみるのである。

二つ目は通期見通しとの関係である。今回の決算発表で3・四半期までは75%以上の達成
率となり、好調な決算となっていても、同時に発表した通期の数字は据え置くケースが見ら
れる。

どうも、日本の経営者は決算予想発表には臆病で、保守的に見る傾向が強く、残り本決算ま
で3ケ月となっても増額修正したがらない。このような決算発表がされると、往々にして株
価にとってはマイナスとなる。

会社四季報は既に増額修正を織り込んだ形で数字を出しているが、それを下回ることが多い
からである。でも、このような下げは一過性となる可能性が高い。下げ止まったら絶好の買
場となる。3月決算に向けて早晩額修正される可能性が高いからだ。

一方、増額修正された銘柄は株価は当然上げる。ただ、一旦上げたところは利食いしておき
たい。相場というものは勢いがついてあげるのは一瞬で、押されて揉み合う時間が長い。い
いものは一旦利食いして、調整を待って再び買い出動すればいいのである。


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創刊日:2005-04-12  
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