「建築を愛する皆様」へ、全国の建築技術者と建築家のグループ「Engineer & Architect group建築企画」が、リフォーム等に役立つ「建築雑知識」をお送りします。E-mail相談もご利用下さい。
☆『建築雑知識』<カジュアル→Warm&Soft>
発行日:8/2
******************************************************************************
◆ 全国の建築士がサポートする☆『建築雑知識』第102号
◆◇◆
◆◆◆◆◆ <カジュアル→Warm&Soft>
◆■ ■ ■◆
■ ■ ■ Engineer & Architect group建築企画
■■■■■ http://www.kentiku-kikaku.com/
******************************************************************************
暑い週末に、海水浴を予定されていた方も大勢おられたかと思います。しかし、台風
の接近、上陸のため海は大荒れでしたね。台風コースより、周辺の離れた地域での被
害が増えています。今後も台風の襲来は予想されますので、くれぐれも荒れた海には
近づかないようにしましょう。
******************************************************************************
第102号の記事(タイトルが家に見えない時は、等巾フォントでご覧下さい。)
1.記事・・・カラー・コーディネイトNo4
・カラーのイメージ・スケール
・カラー・コーディネートの手順
2.用語の説明
3.編集あとがき
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
カラー・コーディネイトをお送りして、今回で4回目に成ります。具体的な色の組
み合わせの前に、考え方を整理することが大切です。色んなイメージが混在すると
まとまりのないものに成ってしまいます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆カラーのイメージ・スケール
前回は8パターンにイメージを分類して、そのパターンに当てはまる色を言葉で表
しました。
何となく理解していただけたと思いますが、カラーを言葉で表現したので、何とな
くで終わったのではないでしょうか。
今回は、どの色がどのパターンに属するか、ビジュアルに見ていただきます。
次のURLをクリックしてみて下さい。
(クリックを有効にするには、表示→文字サイズ→等巾のチェックを外して下さい)
http://www.kentiku-kikaku.com/zatutisiki/color-01-index.html
http://www.kentiku-kikaku.com/zatutisiki/color-02-index.html
このカラー・イメージスケールは、(株)日本カラーデザイン研究所 が長年研究
の上作成されたものです。
それぞれの色を Hard←→Soft
Warm←→Cool
の座標軸の中での位置関係を確認して下さい。
そして、前回お送りしました言語イメージ・パターンとを重ね合わせて見ると、よ
り分かり易くなります。
パターンとイメージの表をもう一度表します。(この表を見るときは、フォントを
等巾でご覧になって下さい。四角の枠に成りましたか?)
Soft
W3 W2 W1 0 C1 C2 C3
┌───┬─┬─┬────┰────┬──┬┬───┐
│ ┌───┤ ロマンチック ├────┤
S3│ │プリ ├──────╂───────┤ │
│ │ ティ│ ナチュラル │クリア │
├ │ │ ┃ │ ┤
├─┴───┤ ┌──╂──┐ │ │
S2│ │ │ ┃ │ ├────┤
│ │ │ ┃ │ │ │
├ │ │エレガント│ │ ┤
S1│カジュアル│ │ ┃ ├────┤クール │
│ │ │ ┃ │ │カジュアル
│ │ │ ┃ │ │ │
Warm 0┝━━━━━┿━━━┿━━╋━━┿━━━━┿━━━━┥Cool
│ │ │ ┃ │シック │ │
├──┬──┴─┬─┴┬─╂──┘ ├────┤
H1│ │ │ │ ┃ │ │
├ │ │ └─╂───────┤ ┤
ダイナ│ゴー │クラ ┃ │ │
H2ミック│ ジャス│シック ┃ ダンディ │モダン │
│ │ │ ┃ │ │
├ ├────┼────╂──┬────┤ ┤
│ │ │ ┃ │フォー │ │
H3├──┤ワイルド│クラシック │ マル ├────┤
│ │ │ &ダンディ│ │ │
└──┴┴───┴────┸──┴┴───┴┴───┘
Hard
--------------------------------------------------------------------------------
◆カラー・コーディネイトの手順(コーディネイターの進め方)
カラーに対するイメージがお解りになったところで、いよいよ具体的なコンセプト
の進め方に移ります。
以下はカラー・コーディネイターがコーディネイトするときの通常の進め方ですが、
読者の皆様が建築主自身の場合は、「建築主」は「自分」と読み替えて下さい。
1.建築主の嗜好を知る。
2.イメージ・コンセプトを明確にする。
3.データーベース・イメージ調査。
4.建築主の嗜好に合った基調色を選ぶ。
5.基調色・基調イメージ・配色テクニック。
6.エレメントリストの作成。
7.プレゼンテーション・ボードの作成。
8.建築主のコンセンサスを得る。
以下順次進めます。
--------------------------------------------------------------------------------
1)建築主の嗜好を知る。
まず最初に、建築主の好みを知ることが必要です。いきなり建築の好みを言い出す
と混乱の元です。建築の好みを探るためにも、ファッションの好み、音楽の好み、
こだわりの品、その他生活全般の嗜好について聞き出すことが大事です。
聞き出した結果を、ビジュアルなパネルにまとめます。
2)イメージ・コンセプトを明確にする。
上記1)で作成したビジュアルパネルを参考にして、主要なイメージを抽出してい
きます。Hard・Soft、Warm・Coolのイメージ・スケールに落とし
込んでみるとイメージのねらいが見えてきます。
3)データーベース・イメージ調査。
言葉でイメージを捕らえる。これは前々回号でご紹介しましたが、180の言語の
中から20個の建物イメージを抽出して、イメージ傾向をつかもうとするものです。
前々回をご覧の皆様は既にお試しのことと思いますが、それ以降に読者に成られた
方は、下のURLをクリックして見て下さい。
http://nagaoka-plat.cool.ne.jp/cgi-bin/game/wordimg.cgi
(クリックを有効にするには、表示→文字サイズ→等巾のチェックを外して下さい)
この方法は、本人も第三者の設計士やコーディネイターも具体的な傾向を掴みやす
い方法です。
4)建築主の嗜好にあった基調色を選ぶ。
上記3)で示された傾向(例えば、カジュアル、プリティー)と合致する色を、今
日紹介しました単色カラー・イメージ・スケールや3色の配色・イメージ・スケー
ルの中から色傾向(例えば、暖色系、明るい色)を掴む。
5)基調色・基調イメージ・配色テクニック。
上記4)の色傾向から基調色を決定する。この時点で、基調色、基調イメージ、ど
んな配色テクニックを使えばよいか考え方が絞られる。
6)エレメントリストの作成。
カラープランニングの方向性が見えてきたところで、より具体的なエレメントを選
択していく。内装材、建具、照明、家具、ファブリックス、小物、グリーンなどの
基調イメージを基本に演出を考えて選ぶ。
7)プレゼンテーション・ボードの作成。
選択されたエレメントリストを中心に、平面プラン、室内パース、イメージコンセ
プトなどをパネルにレイアウトする。
8)建築主のコンセンサスを得る。
プレゼンテーション・ボードを建築主に見ていただき、工事進行の了解を得る。
◎このように色決めや材料決めは1つのコンセプトに従ってトータルで決めるべき
ものです。
工事の直前になって、「来週から外壁を塗装します。色は何にしましょう?」な
んて聞いてくる工事は、設計者やコーディネイター不在な工事なんでしょうね。
ただ、造ったと言うだけのものになってしまいます。
あなた自身がコーディネートをする場合は、上記の(1)、(2)は省略して、
(3)から始めても良いでしょう。それでも、多少の訓練は必要です。
ただでさえ色決めには、色んな雑念が入ってブレてきます。ですから、基本方針
を定めて、絶えずチェックすることが重要ですね。
********************************************************************************
★用語の説明コーナー★
**********************
(株)日本カラーデザイン研究所
・・・1967年に設立し、色彩心理調査を軸にカラー・イメージ・データの基礎
を確立する。
色に関する研究開発を行うとともに、研究データを販売。色に関する従事者
の育成に貢献している。
********************************************************************************
★編集あとがき★
****************
カラー・コーディネイトは、まだまだ続きます。
インテリアやカラーコーディネイトについて興味のある方は、このメールマガジンと
併用して色刷りの本を読まれることをお薦めします。
楽天ブック→専門書・学術書→技術>建築学→建築意匠・装飾
┏━━━┓ ┏━■□◆━━楽天ブックスの専門書コーナー━━◆□■
┃専門書┣┓┃
┃ ・ ┃┃┃楽天ブックスなら、専門書を簡単検索、手軽に買える!
┃研究書┃┃┃専門家向けにあらゆる分野の本を揃えています。
┗┳━━┛┃┃しかも今なら1500円以上買うと送料が無料になります!
┗━━━┛↓
http://ad2.trafficgate.net/t/r/150/99/3999/
フォントの等巾を解除すると上のWebページが開けます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『建築雑知識』は建築技術者と建築家のグループ
「Engineer&Architect group建築企画」
が「建築を愛する皆様」へお送りします。
編集発行:E&A建築企画 事務局
E-mail:jim@kentiku-kikaku.com
URL: http://www.kentiku-kikaku.com
********************************************************************************
最新の記事
このメルマガもおすすめ
-
建築・デザインニュース [telescoweb/テレスコウェブ]
- 最終発行日:
- 2012/02/15
- 読者数:
- 4596人
みんなでつくる建築・都市・デザイン情報サイト。国内外の建築・デザインのコンペ情報、イベント、展覧会、ワークショップ情報や書評・建築評などを隔週でお届け。 アカウント登録するだけで、イベント主催者が、じぶんで情報を登録・発信できる参加型情報ポータルサイトです。
-
dezain.net - 今週のデザイン情報
- 最終発行日:
- 2005/12/22
- 読者数:
- 5480人
dezain.netウェブサイトにて毎日提供しているデザイン関連のニュースの一週間のダイジェストを中心にお送りします。
-
建築情報「KenKen!」:建築テレビ、建築家オープンハウス
- 最終発行日:
- 2012/05/17
- 読者数:
- 5723人
建築に関するテレビ番組情報、建築イベントの情報、建築家のオープンハウス情報。建築専門の検索エンジン「KenKen!」が発行。
-
建築メールマガジンMMoA
- 最終発行日:
- 2012/05/16
- 読者数:
- 4979人
建築関連ホームページの検索サイト「建築ブックマーク」がお送りするメールマガジンです。建築ブックマークに頂いた情報を中心に、建築関連のインターネット情報をまとめてメールでお届いたします。
-
ハイパー建築法令集からのお知らせ
- 最終発行日:
- 2012/05/08
- 読者数:
- 3912人
建築関係の主要な法令及び告示を収録した法令閲覧ソフトウェア「ハイパー建築法令集」のサポート情報を配信します。



