経営

「問題解決」メルマガセミナー!

企業では日々問題が発生しており、利益を圧迫しています。経営トップをはじめ全社員が「問題解決力」を磨くことが大切です。さまざまな問題解決のノウハウを公開します。

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【問題解決メルマガセミナー」弁当のおかずの欠品がなくならない!

2017/10/26

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          ◆◆「問題解決」メルマガセミナー◆◆

     ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

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<ご挨拶>

問題解決の事例やノウハウを公開してまいります。どうか末永くお付き合いをいただくよ
うお願いいたします。

            彩愛コンサルピア代表 下山明央

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       「問題解決力コンピテンシーを磨く!(その20)」

      <第361回>「弁当のおかずの欠品がなくならない!」

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企業は生き物だ。だから毎日のように問題が発生する。それを迅速に解決して再発防止に結び
付けている企業ばかりではない。
未解決の問題が蓄積し、大きなマグマとなり、やがて爆発する。大きな社会問題にまで発展し、
下手をすると廃業や倒産にまで追い込まれる。
本メルマガでは、問題のジャンルは問わず、多くの問題を取り上げ、解決のノウハウを公開する。

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■ビジネスマンの能力を評価するときの一つの指標が「問題解決力」である。会社で仕事をして
 いればさまざまな問題に遭遇する。それらの問題を上手に解決できなければビジネスマンとし
 ての存在意義はなくない。ぜひとも問題解決力を身に付けてほしい。■

<今回のメニュー>
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【1】おかずの欠品がなくならない!
【2】他の弁当屋に乗り替えられることも!
【3】父親会長と息子社長の確執を解消しなければ!
【4】今日のポイント
【5】編集後記

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都内23区なら午前10時までに注文すれば12時まで間違いなくお弁当を配達してくれるのが玉子屋
だ。玉子屋はすっかり大企業に成長し、業界最大手だ。

玉子屋では日替わり弁当で、しかも一種類だけ。すばらしい「受注および配送システム」が確立
されていてお客様からも好評だ。先代の社長(現会長)の時代で、まだ中小企業だった頃に食中毒
を発生させ、ピンチに陥ったことがあったが、土下座行脚をして回り、何とかしのいだこともあ
ったが、現在は息子が二代目を継いで、しっかりコントロールされているからそのような事故は
ないそうだ。

経営相談会に20人(パート主体)規模の弁当屋の若い社長が見えた。おかずの欠品がなくならず、
従業員に厳しく指導しようとすると会長である父が割って入り、「誰だって間違いはある」と腰
を折られてしまい、教育指導ができないとだいぶ悩んでおられた。

そこで今回は、「弁当のおかずの欠品がなくならない!」と題して解説することにする。



【1】おかずの欠品がなくならない!

昔は、部品や付属品の欠品は製造業では日常茶飯事だった。人間の目による検査(目視検査)では
漏れが出る。いろいろ知恵を働かせたり、センサーを駆使した自動検査装置の導入により、昔に
比べれば大幅に激減している。

町工場である弁当屋では相変わらず人間の目視検査に頼っている。今回経営相談会に見えた弁当
やの若社長の話によると弁当は毎日3種類生産しているそうだ。おかずの種類でお弁当の値段も3
段階に区別し、弁当の容器も区別がつくようにデザインが異なるそうだ。

最終工程の担当者におかずの欠品やその他の不具合がないことを検査して蓋をするように指導し
ているが、欠品はなくならず、お詫び行脚に飛び回り、欠品が発生した日は、弁当代を無料にし
て繋ぎ止めていると言う。こんなことばかり繰り返しているので経常収支はトントンで儲からな
い。従業員を集めて厳しく注意しようとすると父の会長が割り込んできて「間違いは誰でもある
から」と腰を折られてしまい、困惑すると言うのだ。

会長は「いいひと」で通っている。ミスしても会長が守ってくれるから、従業員は集中力も緊
張感も希薄になってしまうのだろう。



【2】他の弁当屋に乗り替えられることも!

一般企業からの注文がもっとも多く、あとは各種イベント用に不定期の注文があるそうだ。一
般企業のお得意様は固定客だから欠品その他の不具合は絶対に出してはならないのだが、毎月
数件も発生し、お叱りを受ける。お弁当の空容器の回収を兼ねてお詫び行脚をし、「今日の弁
当代は無償にします」と言ってお詫びをすることにしているのだと言う。

こんなことばかり繰り返しているから収支はトントンで、利益なき繁忙になってしまっている。
厳しいお客様は怒って他の弁当屋に乗り換えられることもしばしばだと言う。社長を継いだ(息
子は継がされた感覚)息子にしてみれば、やりきれない気持ちだろう。



【3】父親会長と息子社長の確執を解消しなければ!

工場に伺って確認したわけではないが、現場の生産システムにもかなり問題があることは明ら
かだろう。三種類の弁当があり、容器が異なり、共通のおかずと非共通のおかずがある。コン
ベアの上に弁当容器を載せ、各決められた担当者がおかずを詰めていく。その過程で誰かが詰
め忘れをしてしまう。順次点検をやっていないから後ろの工程の人は気付かずそのまま流れて
いく。最後の人が蓋をする前に欠品やその他の不具合がないことをチェックしているが見逃し
てしまう。ま、こんな感じだ。

息子の社長と父親である会長との間がうまくいっておらず、確執があるのだと言う。一度伺っ
て話し合いを持ちませんか」と誘い水をかけたが、「コンサルタントの先生の前で親子喧嘩に
なってしまい、お見苦しい光景をお見せするのは忍びないから」と断られた。

でも、会長も息子に社長を譲ったのだから、「老いては子に従え」で、息子に権限を委譲して
任せ、「やりたいように、やりなさい」と言わしめなければならない。そのチャンスを待ちた
いと思う。



【4】今日のポイント

(1)おかずの欠品がなくならないのは、従業員の集中力や緊張感の希薄さが要因であること。
   そのルーツの一つが、従業員に対して甘すぎる会長の態度にあること。

(2)欠品の後始末として、その日のお代を無償にすることで、経営上の収支はトントンになっ
  てしまっていること。一部の顧客企業には他の弁当屋に乗り換えられてしまうこと。

(3)父親会長と息子社長の確執を解消しなければならないこと。「老いては子に従え」の例え
   のように息子の社長に権限を委譲し、任せるべきであること。



【5】編集後記

後継者がいなくて廃業に追い込まれる中小企業は多い。せっかく後継者がいるのに、権限を委譲
せず、院政を敷いている父親会長。任せるのか任せないのか、任せないのなら自分が社長に復帰
して従来通りやればいい。老いては子に従うべきで、それが正解だと思う。



次回は、「品質事故を起こせば会社存亡の危機に陥る!」を解説します。



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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1−20−304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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