経営

「問題解決」メルマガセミナー!

企業では日々問題が発生しており、利益を圧迫しています。経営トップをはじめ全社員が「問題解決力」を磨くことが大切です。さまざまな問題解決のノウハウを公開します。

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【問題解決メルマガセミナー】価格破壊は経営破壊に繋がる恐れ!

2017/10/11

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          ◆◆「問題解決」メルマガセミナー◆◆

     ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

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<ご挨拶>

問題解決の事例やノウハウを公開してまいります。どうか末永くお付き合いをいただくよ
うお願いいたします。

            彩愛コンサルピア代表 下山明央

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        「問題解決力コンピテンシーを磨く!(その19)」

        <第360回>「価格破壊は経営破壊に繋がる恐れ!」

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企業は生き物だ。だから毎日のように問題が発生する。それを迅速に解決して再発防止に結び
付けている企業ばかりではない。
未解決の問題が蓄積し、大きなマグマとなり、やがて爆発する。大きな社会問題にまで発展し、
下手をすると廃業や倒産にまで追い込まれる。
本メルマガでは、問題のジャンルは問わず、多くの問題を取り上げ、解決のノウハウを公開す
る。

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■ビジネスマンの能力を評価するときの一つの指標が「問題解決力」である。会社で仕事をし
 ていればさまざまな問題に遭遇する。それらの問題を上手に解決できなければビジネスマン
 としての存在意義はなくない。ぜひとも問題解決力を身に付けてほしい。■

<今回のメニュー>
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【1】価格競争はアリ地獄と同じ!
【2】波が引くようにドライバーが辞めていく!
【3】顧客価値で勝負する会社は一切値引かない!
【4】今日のポイント
【5】編集後記

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下請企業にしてみれば、親企業からの容赦ない値引き要求は死活問題だ。断れば転注(取引業者
を替えること)されてしまうから、自社の利益を削って応じざるを得ない。

90%は中小企業であり、労働者の95%は中小企業で働いている。彼らの給料は上がらない。上げる
原資が得られないのだ。政府がデフレ脱却を掲げても大半の国民は生活が苦しく、ギリギリの生
活を強いられている。

ブラック企業が暗躍し、長時間労働をさせ、しかもサービス残業を強いる。電通事件は社会問題
になり、宅配業界ではドライバーが次々辞めていくと言う深刻な事態になった。

そこで今回は、「価格破壊は経営破壊に繋がる恐れ!」と題して解説することにする。



【1】価格競争はアリ地獄と同じ!

どんな業界にも必ずコンペティターが存在する。厳しい競争にさらされている会社は多い。競争
に勝ちたい一心で、値引き合戦を繰り広げる。価格競争はアリ地獄と同じだ。

我が家がマンションから戸建に引っ越すとき、A社から見積もりを取った。引越し先の戸建をチ
ェックした営業マンは「他社から見積もりを取らない約束してくれれば、格安でやらせてもらい
ます」と言って金額を提示した。しかし「大型の冷蔵庫を二階のキッチンに上げるには階段が狭
くて不可能ですから、クレーンで吊り上げて二階のベランダから入れなければならないから別料
金になります」と言って追加の高い金額が提示された。

怪しい商談と直感した私は、「引越しのS」にも見積もりを依頼した。S社の営業マンは「弊社は
クレーンを使わなくとも冷蔵庫は運べます」ときっぱり。見積価格はA社よりも確かに高かったが、
冷蔵庫の追加料金をプラスするとS社のほうが安かったのである。A社に頼まなくて正解だった。
そして無事に「引越しのS」に依頼して引越しすることができた。



【2】波が引くようにドライバーが辞めていく!

ネット通販業界はものすごいスピードで成長を続けている。アマゾンでは、今日頼めば今日中に配
達するサービスも都市部の一部の地域では行われていると聞く。

送料無料が売りで、そのしわ寄せはクロネコなどの運送業者が負っている。つまり大量の貨物を依
頼する契約で格安に設定した運送料金が運送業者の経営を圧迫しているのだ。

配達に行っても約2割は留守などで再配達となる。ドライバーは長時間労働を強いられて心身ともに
疲弊する。しかも長時間労働のかなりの部分がサービス残業なのだ。給料も安いし、体が持たない
と考えたドライバーは次々辞めていく。

クロネコは昼の時間帯の配送を中止したり、夜間の再配達の受付時間を前倒ししたりしてドライバ
ーの労働環境を改善するとした。さらにはこれまでのサービス残業代を遡って支払うと宣言したが、
支払われたサービス残業代はスズメの涙らしく、ドライバーの怒りは収まらないようだ。(某週刊誌
による)

辞めたドライバーたちは、引く手あまただ。例えば生活協同組合傘下の「コープ未来」や「パルシ
ステム」などは巡回ルートと配送する家庭が決まっているから、決まった時間に帰社し、決まった
時間に帰宅することができる。労働環境はかなりいいようだ。

一旦去ってしまったドライバーはクロネコへは戻って来ない。募集を掛けてもドライバーの応募は
極めて少ない。このように社員を大事にしない会社はしっぺ返しにあうのだ。



【3】顧客価値で勝負する会社は一切値引かない!

顧客価値で勝負できている会社はそう多くはないようだ。豆腐や納豆はスーパーの目玉商品にされ
やすく、スーパーは値引き要請する。豆腐や納豆メーカーは次々廃業している。

だが、心あるメーカーはスーパーなど相手にしていない。例えば、とびっきり美味しい豆腐を開発
し、高級スーパーや料亭に卸し、さらにはメーカー小売方式で自社販売もやる。

バネメーカーも多くは海外に工場を出した。小物バネは一個数十銭の世界だ。だが、海外には出ず、
超高付加価値の大型バネを数個単位で生産して、儲かっているメーカーもある。顧客先は、転注す
るにも転注先がおいそれと見つからず、値引き要求などできないのだ。



【4】今日のポイント

(1)価格競争の中で戦っている会社は、まるでアリ地獄の様相であること。

(2)宅配便業界のドライバー、とりわけヤマトホールディングスでは波が引くようにドライバーが
   辞めていくこと。

(3)顧客価値で勝負する会社は一切値引かないと決めていること。他社に勝てる顧客価値の提供が
   大事であること。



【5】編集後記

土曜日も出勤の時代があった。猛烈社員や企業戦士と呼ばれた時代があった。もう昔の話だ。社員を
大事にする会社が「勝てる会社の代名詞」になるべきだ。

為替差益と下請け叩きで利益を上げる一部の大企業があるが、これはアベノミクスの効果ではない。
中小企業の復活なくして、デフレ脱却はありえない。



次回は、「弁当のおかずの欠品がなくならない!」を解説します。



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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1−20−304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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創刊日:2005-02-14  
最終発行日:  
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