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企業では日々問題が発生しており、利益を圧迫しています。経営トップをはじめ全社員が「問題解決力」を磨くことが大切です。さまざまな問題解決のノウハウを公開します。

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【問題解決メルマガセミナー】検査部門の位置付けと検査員を任命するときの要件は!

発行日:4/26

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         ◆◆「問題解決」メルマガセミナー◆◆

   ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

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<ご挨拶>

問題解決の事例やノウハウを公開してまいります。どうか末永くお付き合いをいただくよ
うお願いいたします。

            彩愛コンサルピア代表 下山明央

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       「問題解決力コンピテンシーを磨く!(その8)」

  <第349回>「検査部門の位置付けと検査員を任命するときの要件は!」

===================================
企業は生き物だ。だから毎日のように問題が発生する。それを迅速に解決して再発防止に
結び付けている企業ばかりではない。
未解決の問題が蓄積し、大きなマグマとなり、やがて爆発する。大きな社会問題にまで発展
し、下手をすると廃業や倒産にまで追い込まれる。
本メルマガでは、問題のジャンルは問わず、多くの問題を取り上げ、解決のノウハウを公開
する。
===================================

■ビジネスマンの能力を評価するときの一つの指標が「問題解決力」である。会社で仕事を
 していればさまざまな問題に遭遇する。それらの問題を上手に解決できなければビジネス
 マンとしての存在意義はなくない。ぜひとも問題解決力を身に付けてほしい。■

<今回のメニュー>
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【1】検査部門の位置付け!
【2】検査部門の責任者の要件!
【3】検査員を任命するときの要件!
【4】今日のポイント
【5】編集後記

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品質保証部、品質管理部、検査部・・・、呼称は会社によってさまざまだ。要は商品の品質
管理やクレーム処理を担当する部門だ。会社によってその位置付け、意味するところの重要
さにはかなり温度差がある。

日立製作所やそのグループ会社は基本的に「三権分立」を貫いている。設計部門が立法、製
造部門が行政、検査部門が司法だ。人材の配分もある程度均衡が取れている。つまり検査部
門にも設計や生産技術、製造部門と引けをとらない有能な人材がゴロゴロいる。

一方、検査部門は製造部門の付け足程度に考えている会社も多い。良品と不良品をより分け
るのが主な仕事と考えている。合格・不合格すれすれのものは製造部長または工場長がジャ
ッジしてOKにし、出荷されてしまう。生産計画の達成や納期が優先されてしまうのだ。

後で大きな品質問題に発展し、莫大な仕損費を被ることも珍しくない。お客様の不信を買っ
てしまい、以降の受注も減少してしまう。不良の代償は大きいものなのだ。

そこで今回は、「検査部門の位置付けと検査員を任命するときの要件は!」について解説す
ることにする。



【1】検査部門の位置付け!

前述したように検査部門を司法と位置付けることをお勧めする。仕様や規格に適合している
ことが最低条件である。

製造部門はどちらかと言うと商品に難点があっても出荷してしまいたい。従って検査部門と
の間に軋轢が生じることがある。製造部長や時には工場長までもが圧力を掛けてくる。そん
な場合でも検査部門の責任者は絶対に屈してはいけない。つまり、常にお客様の立場に立た
なければならないのだ。

日立における検査の行動指針は日立製作所のみならず全グループ企業に周知徹底されている。
「疑うことから始めよ」、「疑わしきは罰せよ」、「臭いものには蓋をするな」、「納期・費
用で妥協するな」、「常にお客の立場に立て」の5項目だ。是非参考にして欲しい。



【2】決め事を遵守しない人間は必ずいると思え!

昔に比べれば飲酒運転の罰則は相当厳しくなった。にもかかわらず飲酒運転と飲酒運転が原
因の事故はなくならない。決め事、つまり交通法規を遵守しないのだ。学校の先生、県庁や
市役所の職員、中には市町村の議員もいる。彼らの理論は「自分は捕まらない」、「自分は
事故を起こしたりはしない」と言う身勝手な論理だ。

モノ作りにおいても仕様や規格を遵守しない人間は必ずいる。それだけに検査と言う仕事に
おいては「性善説」は通用しないのだ。

料理人は料理の最中に何度も味見を繰り返す。お客様に最高の料理を提供するためだ。しか
し、工場のモノ作りに携わる人間はセルフチェックをやらない人間は意外にも多い。東洋ゴ
ムと言う会社を見てみるがいい。何度お詫び記者会見をやっても治らない。



【3】検査員を任命するときの要件!

「急募!検査員募集。簡単な軽作業」と言うチラシを目にすることがある。工場にも同じ文
言のポスターが掲示される。簡単な面接をし、パートを採用する。パートが集まらなければ
時給は高いが派遣社員を雇用する。

採用した人間に良品と不良品のサンプルを見せて、早速検査の作業に就けてしまう。ところ
が不良品の検出力が低いから不良品の混入率が高い。客先での抜き取り検査で引っ掛かり、
ロットアウトを食らってしまう。

検査員に向くかどうかの適性検査をしないで検査員を任命してしまうと不良品の見逃しばか
りでとんでもないことになってしまう。

大雑把な性格の人は検査員には向かない。慎重で気付き力の高い人でなければならない。勝
手な判断をせずに「こんなのが見つかりました。どうしましょうか」と上司に相談してくれ
る几帳面さが求められる。さらには緊張感や集中力の持続性のある人でなければならない。
誰でもできる軽作業では決してないと言うことだ。



【4】今日のポイント

(1)検査部門は三権分立の司法に相当すること。出荷したい一心で圧力が掛かるから、検
査部門の責任者はそのような圧力に屈してはならないこと。

(2)決め事を守らない人間は必ず居ると思って間違いないこと。「性善説」に立つのは極
めて危険であること。

(3)大雑把な性格の人は検査員には向かないこと。慎重で気付き力の高い人が望ましいこ
と。緊張感や集中力の持続性のある人が望ましいこと。



【5】編集後記

品質管理をおろそかにして大事故を引き起こし、社長が辞任に追い込まれたり、倒産にいた
った例は枚挙に暇がない。前述した東洋ゴムはまた品質問題を起こした。もう持病と言う
ほかはない。

マグドナルドは一連の不祥事で売上が落ち、多くの店舗が閉鎖に追い込まれた。ようやく回
復基調になったが何年もの歳月を要した。「品質管理を舐めてはあかんでよ」。


次回は、「不良発生のメカニズムを知る!」を解説します。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1−20−304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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