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甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1695号

2019/09/22

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2019年9月22日 第1695号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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◎新刊 桜井修・小河原あや共著『霧に消えゆく昭和と戦中派――敗戦前後の映画的回想』春吉書房  1000円プラス消費税

こちらから購入可能です。→https://www.amazon.co.jp/dp/4908314128?_encoding=UTF8&redirect=true



敬老の日に都内某所にて出版祝賀会を櫻井氏を知るひとを集めささやかに行いました。

各界から絶賛の暖かいお言葉 まさに92歳桜井翁のく本物の戦中派日本人への次世代への言葉>をこころより敬老ような暖かいそして感謝したい気持ちで心を一つにするような会合でした。

<敬老の日>などと形式だけのスローガン的偽善を蛇蝎のように嫌っていますが、昨日はホンモノの敬老の日であったように思います、

桜井翁から見ると息子の世代の僕 孫の世代の小河原さん 三世代が三年かけて完成した書です。

<霧に消えゆく昭和>とは<霧に消えゆくのではなく、霧つまり現代の曇った目では霧の向こうにある大切な日本の価値を見ることができないという事だ>との素晴らしいスピーチを思い出します。
あの聖書のルカによる福音書6章39〜42 (旧約 箴言3章34)の言葉を借りると現代日本人は目のなかにある<丸太の棒>を取り除かなくてはならないのです。 
聖書の引用
39 イエスはまた、たとえを話された。「盲人が盲人の道案内をすることができようか。二人とも穴に落ち込みはしないか。 
40 弟子は師にまさるものではない。しかし、だれでも、十分に修行を積めば、その師のようになれる。 
41あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。 
42自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。」 

桜井修(さくらい・おさむ)

住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)元社長、元会長。
1927年、兵庫県神戸市に生まれる。1952年、東京大学法学部卒業。
同年4月、富士信託銀行(現・三井住友信託銀行)入社。1981年、専務取締役。1984年、取締役社長。1989年、取締役会長。
1990年以降、文部科学省大学審議会委員、映画倫理委員会委員、東京家庭裁判所調停委員、経済同友会教育委員長などを務める。


小河原あや(おがわら・あや)

1976年生まれ。1999年上智大学文学部哲学科卒業。2008年成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻 博士課程後期単位取得退学。2005年から2007年にスウェーデン・ストックホルム大学映画学科留学。現在、成城大学非常勤講師。共著に『映像人類学(シネ・アンスロポロジー):人類学の新たな挑戦へ』(2014年、せりか書房)、『手と足と眼と耳:地域と映像アーカイブをめぐる実践と研究』(2018年、学文社)、共訳に『北欧の舞台芸術』(2011年、三元社)、『ヒッチコック』(2015年、インスクリプト)など。

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このたび『霧に消えゆく昭和と戦中派――敗戦前後の映画的回想』を刊行いたしました。三年の歳月をかけて桜井修氏とのインタビューを通じて ☆☆甦れ美しい日本☆☆主宰者の映画評論家の奥山篤信氏との共同企画により刊行いたしました。  

 本書の内容は、戦後日本をリードした住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)の元社長・元会長である桜井修先生が、戦前から戦争直後に日本で人々がいかに生きていたかを知る世代が希少となったいま、それを「映画的に」戦後世代に語り継ぐというものです。

 映画批評家としても知る人ぞ知る桜井先生が、言葉によって映像を描くようにしてあの時代を浮かび上がらせる――戦前の「小春日和」に人々が映画に赴くときの晴れやかな面持ち、前夜観たアメリカ映画が上映禁止となった開戦日、あの井の頭線が爆撃され死体が折り重なる凄惨さ、焼け野原の中『カサブランカ』を観る人々の一体感、風呂敷を背負ってやってくる客をいまかと待つ銀行員の人情等々――。細やかに語られる情景に、読者は、映画を観ているかのように浸ると同時に、価値が一変した時代に人々が何を大事にして生きていたのかを感じるでしょう。

(小河原あや 著者よりのメッセージ)

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◎奥山篤信の映画批評151 英国映画『ガーンジー島の読書会の秘密 原題The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society』2018 ☆5
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〜人間は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せになるのだ。Because humans are happy, they do not sing.It makes me happy because I sing. 米心理学者ウィリアム・ジェームズ〜
ガンジー島とはイギリス海峡のチャンネル諸島に位置するイギリス王室属領であり、イギリス女王をその君主としているが、イギリスの法律や税制、欧州連合の共通政策は適用されないが、外交及び国防に関してはイギリス政府に委任している。ガーンジー島は、タックス・ヘイヴンないしオフショア金融センターとして有名であり、さまざまな外国企業がSPCを設立している。映画のシーンから見ると、アイルランドの断崖絶壁の海岸線であり、観光地としても美しい島であることがわかる。
この島を含むチャンネル諸島が1940年7月から1945年5月9日まではナチス・ドイツによって占領されていたとは、恥ずかしながら僕も初耳だった。
物語はあるベストセラー女性作家の作品を読んだ島民から、手紙が届いてその読書会に興味を持った女性作家が島を訪問しタイムズにその様子をルボルタージュしようとすることから、彼女の運命を支配する出来事を繊細にかつ美しい男女の愛を描いて秀逸作としている。
イギリスとしてナチス・ドイツに占領され要塞化されている状況は異常な事態であり、映画にもあるが子供達を占領直前に疎開させたり、手を打っている。その島民がナチスに禁じられていた豚飼育を友人たちで一頭平らげた夜、泥酔していたところ占領軍に摘発され反独秘密会議で検挙されんとした時、とっさに一人の女性(悲劇の運命を歩む)が読書会とはナチスでも文化政策として許されているはずだとして、危機を乗り切った。そんな読書会を後付けででっち上げたのだが、それは占領中も続いたのである。
女性作家はその読書会に、当然歓迎されるだろうと満を持して飛び込んだのだが、全く会員たちには歓迎されず、なにやら深い事情を感じたが、その解明に没頭するうちに当時の複雑な男女関係、ナチスへの憎悪の関係、狭い村社会にありがちな島民の噂話や覗き見趣味など、作家として俄然興味を持ち始めたが・・・この島に船で行く別れ際にアメリカ人軍属の恋人から波止場でプロポーズされ婚約指輪まで渡されていたのだが・・そんな島での体験が彼女の将来を一挙に変えてしまうことになる、
そんなストリー展開をイギリス人でマイク・ニューウェル(Mike Newell)監督はまさにヒロイン女性の意識の変化というか<人間の意識の流れ>を見事に演出したと感嘆する。この監督は『コレラの時代の愛』ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説を映画化した。この映画のヒロインは、リリー・ジェームズが好演している。
さてここで<人間の意識の流れ>ということについて触れたいと思う。米国心理学者ウイリアム・ジェームズによりば、”The Principles of Psychology" (1890) の中で,人間の意識は絶えず変化していながら同一の人格的意識を形成しており,そのなかでは意識もしくは思惟は連続したものと感取されている。この変化しつつ連続している状態を彼は<意識の流れ>と呼んだ。この流れには,われわれの思考の主題をなす停止した実質的部分のほかに,流れの力動性を支配する推移的部分と暈 (かさ) もしくは辺縁があり,暈の有無によって意識状態は感情と思惟とに区別される。この思想はベルグソンの純粋持続やフッサールの体験流の思想と類似する。文学でも,いわゆる古典的小説の筋,性格,時間の枠を無視し,絶えず流動変化する人間の意識こそがリアルだと考え,それを表現しようとする 20世紀小説が登場した。 J.ジョイスの『ユリシーズ』延々と続くブルーム夫人の意識の流れ,内的告白を 句読点のない文章で表現したものがある。その他作家には,ヴァージニア・ウルフ,ウィリアム・フォークナーなどがいる。ヴァージニア・ウルフの『ダロウエイ夫人』の中の、「誰ひとり知らないのだから。なぜ人がこれほど人生を愛するのか、どれほど人生をながめ、つくりあげ、自分のまわりに築いてはとり壊し、一瞬一瞬また新たに創造しなおしているのかを。でも実際どんなむさくるしい女だって、戸口の踏み石にすわっているどんなにみじめで失意に沈んだ男だって(彼らの失敗に乾杯!)、人生を愛している」
映画の基本としては、筋、性格描写、時間の枠は大切な要素だが、この映画ではヒロインの心理の動きを<意識の流れ>という難しい課題を実にきめ細かに繊細に描いている監督の力量にエイルを贈りたいのだ。(月刊日本10月号より)
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◎奥山篤信 アメリカ映画<荒野の誓い Hostiles>1917 ☆5~誇り高き男女の美しさ
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https://youtu.be/1M5cj4UmscE
あらすじをいうと<1892年、インディアン戦争の英雄で現在は看守を務めるジョー・ブロッカー大尉は、シャイアン族の族長イエロー・ホークとその家族をニューメキシコから部族の居留地があるモンタナへ護送する任務に就く。道中、コマンチ族に家族を惨殺されたロザリーという女性を加えた一行に、互いの協力なしでは生き延びることができない危機的状況が次々と振りかかってくる。>
といった西部劇映画だがこの映画は素晴らしい、美しい、人間の原点である復讐そして和解に深く切り込んだ作品であり聖書を理解していたらさらに興味はわくだろう。
インディアン先住民を殺戮した白人移住者 そしてそれに対するインディアンの復讐 泥沼のような戦い かっての映画は虫けらのようなインディアンを悪、それを殺戮する白人は善の西部劇が圧倒した。先住民虐殺への反省はここ三十年の傾向ではないだろうか?
この映画では主人公に扮するクリスチャン・ベールの迫真のそして抑制された男の美学の演技が際立っているが、かってはインディアンの虐殺、それも友人が惨殺されたという男の復讐という美学があったが、そんな主人公も歳を重ねるうちに復讐の虚しさを理解もし始めた。そこにまさに白人の偽善そのもののイエロー・ホークの酋長を癌でまじかな残り命を出身地まで送り届ける大統領の決定により護衛することになった。忸怩たる気持ちもあったが絶対命令で脅され渋々隊を組んで出発するのだった。道中白人居住地にコマンチ族に襲われ夫と子供3人を惨殺され自らは辛うじて生き残ったロザムンド・パイクが一人焼け跡の家で半狂乱になっているところに出くわすのだ。このロザムンド・パイクの演技が最高の出来だ。<ゴーン・ガール>での名演技で一躍名優の座に躍り出たが、彼女は女のサガ丸出しの役、どこか精神的に病んでいる役、今回の役はまさにぴったり当てはまり、イギリスの育ちの良い家に生まれただけあってどこかノーブルな顔立ちが光っておりクリスチャン・ベールとの共演はうってつけの名演だった。実は

映画はトランプの人種政策や復讐主義を批判しているのか、まず<復讐とは何か?><白人、黒人、インディアンの肌の違いの差別><人間の罪とは何か>など奥行きが深い。聖書的な観点もロザムンドが言うように<神を信仰しなければ何を頼って良いのかわからない。心が弱い時人間は死の誘惑へと進む。などなど>彼女の口からイエスの教えをふんだんに発信する。僕はキリスト教宣伝映画かとも思った瞬間もあった。しかし僕の解釈は主人公が愛読書として読み続け反復している<ユリアス・カエサル伝>が、あまりに杓子定規でありえない人間の罪とか生き方への聖書の束縛ではなく、あのローマ帝国のキリスト前の太陽のように明るい人間賛歌・人間の勇気、男の美学、さらにローマ帝国の他民族への理解など彼の人生の尺度はキリスト前のローマと僕は解釈した。誇り高き男と誇り高き女の美しさ、これはキリスト教などの尺度ではないと断定する。
この映画で美しい人間の姿は各所に散りばめられるが、最後の主人公とロザムンドの西部の駅での別れの場面。お互い言い出さない女性のプライド、男性は美学として抑えに抑える感情、見ている方も何故一緒にならないのかとイライラを募らせる。それを意識した演出のうまさ・・・これ以上は言うまい。列車の別れの場面は昔から名場面があるがこの映画の観客の感情移入 涙なしには見られない。
こんな映画がたった都内で一箇所だけバルト新宿の小さな劇場で土曜日の昼下がりなのにまだ空席があった。見る目がないねえ最近の映画ファン 
脚本 スコット・クーパー
原案 ドナルド・E・スチュワート
製作 ジョン・レッシャー
音楽 マックス・リヒター
キャスト
ジョー・ブロッカー大尉 - クリスチャン・ベール
ロザリー・クウェイド - ロザムンド・パイク
イエロー・ホーク首長 - ウェス・ステュディ
ルディ・キダー中尉 - ジェシー・プレモンス
ロザムンド・パイクの紹介をしておこう!ネットより
Rosamund Pike
生年月日 1979年1月27日(40歳)
主な作品
『007 ダイ・アナザー・デイ』
『アウトロー』
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
『ゴーン・ガール』
ロンドン生まれ。父親はオペラ歌手、母親はヴァイオリニスト。オックスフォード大学で英文学を学び、優秀な成績で卒業した。両親の仕事の都合で7歳までヨーロッパ各地で育ったためフランス語とドイツ語を流暢に話し、ピアノとチェロもたしなむという。
大学在学中にアーサー・ミラーやシェイクスピアなどの舞台やテレビで活動、学生時代に来日しており、大阪府吹田市にあるメイシアターで芝居の公演を行った。2002年にはハル・ベリーと共にボンドガールに選ばれた。
2003年に出演したウエスト・エンドでの舞台『Hitchcock Blonde』では、『ブルー・ルーム』のニコール・キッドマンのように裸で登場して話題になった。
2009年、ロンドンで上演された三島由紀夫の戯曲『サド侯爵夫人』で主演を務めた。
2014年、イギリスのウーメン・イン・TV&フィルム・アワードで最優秀演技賞を受賞した。また、同年に公開された『ゴーン・ガール』で夫を追い詰めていく妻を演じ、非常に高い評価を受け、数々の批評家協会賞を受賞。この演技によって、パイクはゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、アカデミー主演女優賞にノミネートされている。

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創刊日:2005-02-04  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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