政治・経済

甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1688号

2019/02/06

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2019年2月6日 第1688号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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目次

◎仏伊ベルギー合作映画<ともしび Hannna>2017 
◎アメリカ映画『ハンターキラー 潜航せよ』(Hunter Killer)2018
◎アメリカ映画監督クリント・イーストウッド名作のレビュー (1)
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◎仏伊ベルギー合作映画<ともしび Hannna>2017 
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https://youtu.be/HLVqtiy9SWM

シャーロット・ランプリングといえばあのヴィスコンティの<地獄に落ちた勇者たち><愛の嵐>など空前のバルネラブル(傷つきやすい女の)魅力をマゾヒズムに讃えた魅力で登場したのは僕の高校生時代 それよりのファンだ。年齢は72歳と同世代といっても良いが、老齢の魅力はあるにしろ、この映画はあまりにも加齢臭が漂い、干からびた肉体(どこかの強制収容所の女囚を連想するような垂れた乳房 爛れたような臀部の接合部までさらけ出し)やたらに暗くそして救いのないある女性の物語で、演技力が伴うのでその干からびた肉体のリアリズムがこれでもかこれでもかと鼻についてくるのだ!老齢役で出てくるのは良いがここまで曝け出すと生理的に嫌悪感にも変わるほどだ!
とにかく夫が何かの事件で有罪となり刑務所に出頭して収監される、終身刑か長期刑の模様であり、何の犯罪なのかわからないところがあるが、収監直後にドアをノックする女性の怒り声から少年ソドミーのようだがはっきりしない。そんな変態性犯罪なら妻の怒りは冷静さを超えてまさに<汚いものに触れたくないのでとっとと逃げ出している>体制を取っているはずだから・・前夜の落ち着いた最後の粗末な夕食からは考えられない。収監後も妻は時たま刑務所を訪問する。
全ての人生は狂い出す。もともと何かの事件で長男とは夫妻は絶交状態 しかしほのかな期待を寄せて妻は長男宅を孫の誕生日祝いで訪問するが、すごい剣幕で門前払いされる。そして駅のトイレで一人号泣する妻。さらに夫との縁を切りたいと弁護士と清算の打ち合わせをする場面。夫の家を去って富裕層の家政婦で食い扶持をつなぐ妻。スポーツクラブでも会員消滅で使えなくなる。愛犬まで餌を買う金もないので譲りわたす。何もかも踏んだり蹴ったり、日本の批評家はやたらそんな中でも新しく生きようとする女性の姿などと能天気に書いているが・・僕は最後の場面、身辺整理して地下鉄に飛び込むのだろうと思った。映画では飛び込めなかったが、将来飛び込めるようになるとの暗示があるとして、まさに最後までペシミズム むしろランプリングの演技披露映画的チンドン屋劇と解釈する。
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ネットより 拝借

「まぼろし」「さざなみ」のシャーロット・ランプリングが、2017年・第74回ベネチア国際映画祭で主演女優賞を受賞したドラマ。ベルギーの地方都市を舞台に、人生も終盤に差しかかった主人公の女性が、さまざまな業を背負い、もう一度「生きなおす」までの悲しみや決意を描いたミステリードラマ。ベルギーのある小さな都市で、夫とともに慎ましやかな生活を送っていたアンナだったが、夫が犯したある罪により、穏やかだった生活の歯車が少しずつ狂い始めていく。やがてその狂いは、見逃せないほど大きなものとなっていき……。共演に「ル・アーヴルの靴みがき」のアンドレ・ウィルム。監督はイタリア出身のアンドレア・パラオロ。

スタッフ
監督アンドレア・パラオロ 製作アンドレア・ストゥコビッツ
ジョン・エンゲル
クレマン・デュバイン
脚本アンドレア・パラオロ
キャスト
シャーロット・ランプリングアンナ
アンドレ・ウィルムアンナの夫
ステファニー・バン・ビーブエレーヌ
シモン・ビショップ二コラ
ファトゥ・トラオレ演技の先生

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◎アメリカ映画『ハンターキラー 潜航せよ』(Hunter Killer)2018
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本日試写会に出かけた。(この映画の公開は4月)米露新冷戦の未来映画。舞台は潜水艦 潜水艦映画といえば英独戦で潜水艦の名画<眼下の敵>、ドイツのクルト・ユルゲンスとロバート・ミッチャムの不思議な敵同士の友情を描いて、そもそもの軍人のケレンさのない男同士の勇気の讃え合う美談はざらにある。硫黄島を戦った日米の友情の会は今でも健在だ。軍人はお国の為、お国の命令で任務を遂行する。勝つためには如何に合理主義と冷静な判断を保つ、勇気と知略の戦いだ。まさにこう言う軍人の敵同士のOB会を見ていると清々しい気持ちになる。
この映画もロシア軍人を救出したアメリカ潜水艦の艦長とロシア軍人の二人の腹の据わった協力を描いて、男の世界はこれだとまさに美しい男の世界は今やこの爛れた世界の政治、経済、宗教の組織悪の中にあって、これだけは信じたいと思いたいし、実際に存在すると僕は確信している。
そんな意味でこの映画の基本設定は素晴らしい、一方ハイテクを駆使した現在の潜水艦の戦いぶりが目の当たりに見えて空前の迫力だ。
筋書きをネットから拾うと:
ロシア連邦のザカリン大統領は北海にある海軍の基地を訪れていたが、ドゥロフ国防大臣率いる反乱軍によって身柄を拘束されてしまった。ドーヴァー米大統領は世界の秩序を守るべく、米海軍の精鋭部隊を北海に派遣することにした。その指揮官にはジョー・グラスが任命され、一行は潜水艦USSオマハに搭乗して死地へと潜入していった。
監督はドノヴァン・マーシュ、主演の冷徹なアメリカ司令官に英国シエクスピア俳優ジェラルド・バトラーが務めた。軍歴といえば一切の名門軍人学校を出ていない叩き上げ、潜水艦の掃除夫から将軍まで叩き上げた男だ。だから肝が座っていて、大きな流れと軍規に違反しても自己の判断と責任でやってしまう。彼の言うセリフが痺れる。部下に任せるときに<俺が自分自身でやったほうが正確で素早くできる。しかしこの仕事をお前に任せる、そしてその結果責任は一切俺がとる>まさに現代に失われた男の世界だ。一方で米軍参謀本部議長に扮するゲイリー・オールドマン まさに現在のリーダーの典型 うまくいったらそれに便乗 やばそうになったら部下に<お前のせいだ>と破廉恥にも怒鳴りまくる最低の男を演技している。演技は見事だが・・あの<ミレニアム>のスエーデン映画に出てきた名優でこの映画の後肺癌でなくなった遺作とも言えるミカエル・ニクヴィストがロシア軍の将校を演じて、この男の正義感と大義のためには敵とも協力する腹の据わった勇気を見事に演じている。この3人の俳優の演技が見ものだ!
本作はドン・キースとジョージ・ウォレスが2012年に発表した小説『Firing Point』を原作としている。
ジョー・グラス: ジェラルド・バトラー
チャールズ・ドネガン: ゲイリー・オールドマン
ジョン・フィスク: コモン
マルティネリ: ゼイン・ホルツ
アイリーン・ドーヴァー: キャロライン・グッドール
ザカリン: アレクサンドル・ディアチェンコ
セルゲイ・アンドロポフ: ミカエル・ニクヴィスト
ウラジミール・ストレフ: イリア・ヴォロック

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◎アメリカ映画監督クリント・イーストウッド名作のレビュー (1)
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☆その1 アメリカ映画『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)2004
2000年に発表されたF・X・トゥール(F.X. Toole:本名:ジェリー・ボイド)の短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を担当。第77回アカデミー賞作品賞受賞作品。
もうすぐ彼の新作が公開されるがクリント・イーストウッドの素晴らしい人間味に溢れる映画はまさにアメリカ映画の真骨頂である。
久しぶりに2回目のこの映画をレビューした。
公開当時74歳であったイーストウッドによる25番目の監督作品である本作品は、3000万ドルの低予算と37日という短い撮影期間で製作されながら、1億ドルの興行収入を記録した。さらに、第77回アカデミー賞において、マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』との「巨匠対決」を制し作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占したのを始め、多数の映画賞を受賞した。
これほどの成功を収めた作品でありながら、前半は『ロッキー』的なボクシング映画でありながら、廃人になった女性ボクサーの尊厳死という、デリケートな問題を扱って、偽善に満ち溢れたキリスト業界や政治の世界から躊躇の目で見られた作品だ。
人間歳を重ねると、同じ映画でも印象が変わってくる。特にキリスト教を知り尽くした僕にとって、この映画の前半の娯楽性から一転して深刻な人間の生命を扱った問題に直撃 クリントとスワンクの名演の中で、ぶんなぐりたくな嫌らしい教会の牧師か神父が出てきてまさに綺麗事の偽善を繰り返すばかり、こいつらがいるから人間の歴史が2000年も不幸に陥ったとよく理解できる、こいつらの無責任のいやらしさ卑劣さをクリントは見事に描いている。
是非みなさまこの映画をもう一度 最高の映画だ 人間の愛とはこのクリントの表情とスワンクの目に全てが現れているのだ!嗚呼 また男泣きに泣いたこの映画の素晴らしさ

☆その2 アメリカ映画<グラン・トリノ』(Gran Torino)>2008
〜法律や宗教は正義ではない 正義はまさに人間としての人間の心の底の怒りに実存的原点がある。OKUYAMA〜

この映画も上映当時僕も感動した映画の彼の作品の一つ、しかもこれが最後の作品だとクリントも言っていた映画だが実際はいまだに制作を続けているし、僕も死ぬまで制作してほしいとの願いもある。
僕がキリスト教に没頭した貴重な経験から、映画は二度目だが瑞々しい新たな感動を得た。
クリントは実際カトリック信者だと思う。しかし彼には聖書に書かれたイエスの考えと、現代化した陳腐な現在のカトリック教会に対する絶望的な違和感と乖離があるのが読み取れるのは、尊厳死を扱った<ミリオンダラーベイビー>と同様この映画にもある。
まさに人間の道を外れた非道に対して直ちに復讐のために乗り込む男の正義の世界 人間の復讐心を禁じたイエスの高邁な哲学はあるにしても、これをいかにもと綺麗事で語るシンプ様の類の口から言われても、アホかとの反発しかないのは多分僕と同様クリントもそうなのだろう。死んだ愛妻は熱狂的なカトリック信者で生前クリントが教会に行かないことを残念に思い遺言として若い神父に死んだあと夫が教会に懺悔に行くよう頼んでいた。
クリント扮するまさに男の中の男たる元軍人そして帰還後はフォードのグラン・トリノという人気モデルの製造に関わったアメリカ製造業としてのプライド、一方朝鮮戦争でアメリカの大義としても朝鮮人の少年兵などを惨殺した過去のトラウマ、その裏返しとしての白人アメリカ国粋主義かつ異民族への軽蔑の眼差しは、実にわかりやすい。この男らしい頑固で意固地な軍人も家庭環境では息子二人とは反りが悪く反目している。最後の手前で神父に懺悔したいと出向いたクリントだが・・・
そんな元軍人も隣のインドシナの少数民族モン族の家庭と反目しながらも、徐々に理解を深めていく過程などさすがのクリントの手法だ。
モン族のギャングの悪行の元に隣の同じモン族の女性がレイプされる。クリントの怒りは頂点に達し、復讐を誓いまさに西部劇の<決闘>なる最後の場面の男の正義の貫き方、何度見ても男の涙の場面だ。まさにクリントの真骨頂の場面だ!

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創刊日:2005-02-04  
最終発行日:  
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