政治・経済

甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1687号

2019/02/02

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2019年2月2日 第1687号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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目次

◎ 英米スエーデン合作映画<天才作家の妻 40年目の真実 The Wife>2017 星5個以上 最高作品だ
◎イタリア映画<愛と銃弾 AMMORE E MALAVITA/LOVE AND BULLETS>2017 星三つ
◎アメリカ映画<フロント・ランナー The Front Runner>2018 星二つ

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◎ 英米スエーデン合作映画<天才作家の妻 40年目の真実 The Wife>2017 星5個以上 最高作品だ
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https://youtu.be/YQbtf9rTIrA
僕が本年度アカデミー賞を支配できるなら文句なしに主演女優賞を与える。まずこれほど素晴らしい人間劇それも舞台劇のような俳優のセリフのやりとり。見事な構成である。監督は日本では無名のスエーデンの監督ビョルン・ルンゲ、とにかく年老いた夫妻の心理描写と一見平和そうな夫妻が、栄光あるノーベル賞受賞をきっかけに、<愛と憎しみ>の長年の夫妻の危うい心の動きを描いて秀逸作品で絶賛の賛辞を与えたい。
大学教授で文学部やら神学部などはロクな教授がいない。理科系はそうではないにしても、例えば法学部・経済学部のような理論的な緻密な研究が必要なのとは異なり教授になってしまえばおしまいの世界で競争などまずないからだ。そして採点の権威を餌に、バカな学生をコントロールする。その一方で女子学生に色目を使い桃色遊戯を楽しむ男性教授の噂に事欠かないのが日本でも多いようだ。まさに人間としてまともな魅力も実力もないのに裸の王様として無知な学生たちを支配して図に乗る、卑怯で最低の人格の巣窟だからだ。
この映画の背景はアメリカのある文学部の教授、彼は既婚だったのだが、天才的な文才のある女子学生の作品のやりとりの中で遊び心での不倫が・・女子学生の積極性もあり、妻子と別れ、女子学生と再婚する無能の教授。しかし天才的能力の新妻に原稿を作らせて、成りすましをしていたのだ。そしてその憂さを発散するかのように女遊びの夫。そしてノーベル賞受賞という快挙を!
ゴーストライターに違いないと睨んだブン屋に執拗にねちこく追いかけ回されているうちに、妻は過去の利用された自分の怨念が湧き出てくる。このブン屋には久しぶりに、タランティーノ映画で活躍したクリスチャン・スレーターが扮する。ブン屋のいやらしさを見事に演じているのが面白い。
とにかく世界の演技女優として僕は最高峰だと考えているグレン・クローズの演技力に圧倒される。愛と憎しみの交錯、授与式のパーティで夫の演説の偽善に満ちた妻への賛辞に、ついに怒りが爆発して切れる演技、異例の中途退場でホテルに戻り、二人の憎しみのぶつかり合い、過去に愛する心があったとしても人間の心は夫婦生活の中で変化を続けるものだ。こんな夫婦間の感情の爆発と、心臓発作で倒れる夫、そんな中でも愛憎が交錯し、最後はそれでも理性を取り戻すというか、というよりは、そのノーベル賞受賞作家の夫人という地位を保たんとする狡猾さからか、人間の心理は複雑でこうだからこうだという決めつけは禁物で、そんな真正直な心と邪悪な心が、瞬時瞬時に入れ替わるのが面白いのだが、そんな演技を彼女はその目と表情の動きにより心の変化を演じているのだ。もう芸術品と言えるこの演技を見とれるうちに、あっという間に映画は終わった。<危険な情事><危険な関係><運命の逆転>などまさに復讐の鬼の女、性悪女 悪魔性の女 あのラクロの描くメルトイユ公爵夫人を若燕を抱え込む色情狂の女 一癖二癖ある女性を演じてアカデミー賞に6回もノミネートされているのに受賞はない。彼女は僕と同じ世代、かたや同じく七十歳前後のメリル・ストリーブははるかに恵まれている。僕は演技者としてはストリーブの演技も申し分ないが、グレン・クローズの演技はそれを上回ると思っている。ブロードウエイでの舞台も見たが、このアクの強い演技は最高峰と思うが如何・・・
粗筋をネットから拝借すると
・・・“現代文学の巨匠”と呼ばれているアメリカの作家ジョゼフはノーベル文学賞を授与されることになり、妻のジョーンと息子と共に、授賞式が行われるストックホルムにやってきた。
だが、彼らの前に記者ナサニエルが現れたことで状況は一変する。ナサニエルはかねてからジョゼフの経歴に疑いを抱いており、彼らを執拗に追い回し、問いただす。
実はジョーンは豊かな文才に恵まれており、かつて作家を志していたが、あることがきっかけでそれを断念していた。ジョゼフと結婚後、ジョーンは夫の“ゴーストライター”として、世界的作家となる彼の成功を支えてきていたのだった。これまで一見完璧に見えた2人の関係が、ジョゼフのノーベル文学賞受賞をきっかけに崩壊していく。・・・
脚本 ジェーン・アンダーソン
製作 ロザリー・スウェドリン
ミタ・ルイーズ・フォルデイガー
クローディア・ブリュームフーバー
ジョー・バムフォード
ピアース・テンペスト
製作総指揮 ジェーン・アンダーソン
ビョルン・ルンゲ
ゲロ・バウクネット
マーク・クーパー
フローリアン・ダーゲル
トマス・エスキルソン
ガード・シェパーズ
出演者 グレン・クローズ
ジョナサン・プライス
クリスチャン・スレーター
音楽 ジョスリン・プーク
撮影 ウルフ・ブラントース
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◎イタリア映画<愛と銃弾 AMMORE E MALAVITA/LOVE AND BULLETS>2017 星三つ
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イタリアのナポリ、かっては素晴らしい観光地であり、近くにポンペイの遺跡がある。しかしこのナポリは今やイタリアンマフィアとシナのマフィアが暗躍する世界でもっとも危険な地域だ。僕がナポリに行ったのは1990年ごろ、その頃ですらマフィアの天下で油断も隙もない地域だったが、まだナポリに泊まることができ、ポンペイにも行けた。今は不可能だろう。女性は一人歩きできない、さらにひったくりスリ犯罪のメッカだ!僕もポンペイに、もう一度行きたいが躊躇するのだ。
そんなナポリを描いたミュージカルと言えるこの作品はイタリアのドナッテロ賞やベネチア映画祭でも賞をとった異色の作品である。実にイタリアのイタリアそのものの恋愛もの、マフィアもの、そしてオペラやカンツオーネのイタリアの歌唱の世界だ。
この映画で耽美主義の僕は主人公の男女特に男優ジャンパオロ・モレッリの格好良さにまさにイタリアの超美男子、ワールドサッカーのイタリアチームの格好良さを彷彿させる男のダンディズムの極致を見た!なんというイタリアファッションか!いかにも柔らかい高質の牛革の詰襟のジャンパーそして鉛を込めた拳銃の似合うこと、こんな美しい姿は見たことがないほど痺れるのだ!イタリアの犯罪美学には常に<裏切り><タレコミ>を唾棄する美学がある。まさに血の血縁 友情の美学 これがまさにイタリアの素晴らしさであり、日本の美学である任侠にも通じるのだ!
ああ このジャンパオロ・モレッリの美男ぶりと黒髪の魅力 最高だ!
それに歌劇のようなミュージカルでの歌詞のダンディズムと美学 アメリカ映画の僕の忌み嫌う<マンマミア>との差を見て欲しい。これこそイタリア現代歌劇だ!
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粗筋 ネットより拝借
チーロ(ジャンパオロ・モレッリ)はロザリオ(ライツ)という男と組み、「タイガー」という殺し屋をやっていた。看護師のファティマ(セレーナ・ロッシ)は、ある日の勤務中にとんでもない事件に巻き込まれる。チーロは、目撃者のファティマを殺そうとするが、二人が若かったころに付き合っていたことを思い出す。恋心がよみがえったチーロは、ファティマを守るため裏社会から逃げようとする。
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◎アメリカ映画<フロント・ランナー The Front Runner>2018 星二つ
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1988年 僕がニューヨークに居た頃だ。その年のアメリカ大統領選挙。コロラド州選出の上院議員ゲイリー・ハートは、史上最年少となる46歳で民主党の大統領候補のひとりとなった。マスクはイケメン 頭も明晰 政策も未来志向 世はJFKの再来ともてはやされた。しかし男は男だ。魅力ある女性に引っかかり、それをパパラッチ並みの節操のないマスコミにそのプライベートを暴かれ、圧倒的な有力候補だったが、そのマスコミの攻撃で一気に失速選挙戦から脱落した様子を映画化したものだ。
英国の名優で「グレイテスト・ショーマン」「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンが、政治家ゲイリー・ハートを演じる。監督は「マイレージ、マイライフ」「JUNO ジュノ」でアカデミー賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。
昨今政治家に個人のプライベートライフに倫理を絶対要件とされる風潮、まさに国民の劣化現象と言えるが、その転換期で最初に犠牲になったのがこのゲイリー・ハートだ。お気の毒としか言いようのない事態であった。まさに彼が独走して大統領になっていたら?と思うと歴史にIFはないにせよ、あまりに勿体無い政治家でもあった。
倫理という基準 もちろん犯罪になる汚職や私服に対しては政治家は失格であることは理解できても個人のプライベートまで善き夫、善き家族などを求めることこそ、バカ丸出しの政治家の絶対条件となってしまった。むしろ歴史を見た場合偉大な指導者はまず色の道にも達者だ。この近代の偽善たる倫理基準 つまらない男やシンプのような綺麗事のバカが政治の世界で跋扈する、さらにマスコミが揚げ足取りでそんなプライベートな生活を暴いて煽り立てる。これってまさに現代の病理であり、政治の劣化現象だ!自己責任で妾を持ち、女道楽遊びしていることが政治とどう関係するの?シンプが政治の世界を支配した時の恐怖政治を想像せよ。まさに倫理を盾に断罪する世界こそ最も危険な世界なのだ!正義を第一とすることと倫理とは全く無縁だ!宗教の倫理を政治に絡ませるほど愚かなことはないのだ!
この映画がそんな問題意識で描かれたのかどうか疑問だかどうか知らないが、全く偽善倫理にワル乗りするマスコミの大衆への煽りこそ問題なのだ!
監督ジェイソン・ライトマン 製作ジェイソン・ライトマン
ヘレン・エスタブルック
アーロン・L・ギルバート
製作総指揮マット・バイ
キャスト
ヒュー・ジャックマン  ゲイリー・ハート
ベラ・ファーミ    ガリー・ハート
J・K・シモンズ     ビル・ディクソン
アルフレッド・モリーナ    ベン・ブラッドリー
ケイトリン・デバー     アンドレア・ハート

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創刊日:2005-02-04  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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  • 名無しさん2019/02/02

    名前を内容に合わせて映画評論にした方が良い