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甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1684号

2019/01/09

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2019年1月9日 第1684号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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目次
◎松田学 今年をネクストジャパンに向けて力強く歩み出す年に〜年頭のご挨拶〜
◎奥山篤信の映画批評 英米アイルランド合作映画<女王陛下のお気に入りThe Favourite>2018 5☆
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◎松田学 今年をネクストジャパンに向けて力強く歩み出す年に〜年頭のご挨拶〜
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〜あけましておめでとうございます。西暦2019年、平成最後の正月をどうお過ごしになられたでしょうか。毎年のことですが新春には、今年はどんな年になり、日本の重要課題は何かをめぐる討論がテレビなどでも盛んに行われます。〜
私は昨年のちょうど今頃、2018年、「8」の年は、前年の「7」の年の出来事を契機に起こった現象が、その後、継続的に広がり始める年になるということを発信しておりました。過去を10年ごとに振り返ってみますと、2008年は前年07年からのサブプライム危機がリーマン・ショックにつながった年、その後の長きにわたり世界経済は停滞が続きました。1998年は、前年97年11月の大手金融機関の破綻を契機に、日本の本格デフレが始まった年でした。1988年は、前年87年10月のブラックマンデーを経て、多くの日本人がバブルの好景気を実感し始めた年でした。

まさに昨年は、これからの大きな潮流が始まる年という意味では、そのような「8」の年の予測どおりになったことを思わせる年だったかもしれません。国際社会では、米朝の首脳会談や南北会談が朝鮮半島の新たな秩序形成を胎動させ、米国の一国主義が保護主義の形で世界を揺るがし、米中貿易戦争、そして情報技術覇権をめぐる「米中冷戦?」へのシフトが始まりました。日本国内では、外国人受入れへの転換やグローバリズム終焉の象徴とも言われるゴーン氏逮捕など、いずれも、これまでの秩序が大きく変動する予兆を感じさせる出来事が次々と起こった年になったといえます。

では、今年「9」の年はどんな年になるのか。過去の「9」の年を振り返ってみると、1989年はベルリンの壁の崩壊、米ソ首脳のマルタ会談による冷戦終結宣言、日本では平成時代の始まりと消費税導入の年でした。その後、30年を経て、冷戦体制終結で本格化したグローバリゼーションに転機が訪れ、再び、今度は米中の冷戦体制に入ろうとしており、日本では平成時代が終了、消費税率も10%に到達します。1989年は、その後の30年の時代が始まった年だったといえます。

そして1999年は欧州ではユーロの導入、日本では省庁再編が国会で決まった年でした。2019年は米国ではオバマ大統領の誕生、日本では民主党への政権交代の年でした。

いずれも、前年までの潮流が形として具体化し、時代を画する出来事が起こる年だったように思います。

だとすれば、今年2019年は、前年2018年に広がり始めた内外の潮流が明確化する年であると考え、私たちがこれに本格的に向き合い、具体的な行動へと歩み出すことを迫られる年だと捉えるべきでしょう。

米国が一国主義なのであれば、日本は日米同盟を基軸としつつも、安全保障でも経済戦略でも米国へのおんぶに抱っこから少しでも脱皮する。

折しも昨年末には日本主導による米国抜きTPP11が発効に至りました。今年2月には日・EUのEPA(経済連携協定)も発効し、本年内にRCEP(東アジア地域包括的経済連携)も妥結に至れば、日本が世界の自由貿易経済圏の「扇の要」となる形で米国保護主義に対する包囲網が形成されます。

かたや中国が主導する異質の秩序構築へのけん制としては、日米欧の結束により知的財産やデジタルエコノミーなどの分野でも自由な秩序づくりの推進に注力する。

こうした外交面の複雑な連立方程式を前に日本に問われるのは、世界の秩序形成に日本としていかなる主体的意思を示し、国際社会でのポジションを獲得していくかでしょう。

国内では元号も変わる本年は、安倍総理が掲げてきた「新しい国づくり」の中身がいよいよ問われる年になると思います。10月の消費税率引上げで社会保障の不毛な財源論争に早々にケリをつけ、激動する国際情勢を見据えた戦略的資源配分へと経済財政運営の局面転換を実現する。そして、ネクストジャパンに向けた次なる重大な国家選択へと日本の政治を前に進める。

わが日本が、そうした内実ある具体的行動に出る年になることを祈るものです。

元衆議院議員 松田政策研究所代表 東京大学大学院客員教授 

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◎奥山篤信の映画批評 英米アイルランド合作映画<女王陛下のお気に入りThe Favourite>2018 5☆
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本日試写会に出かけた。偶然昨日アメリカ時間でゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を獲得したオリヴィア・コールマン(ベネチア映画祭でも主演女優賞)がイングランド王国最後の女王アン(英: Anne Stuart, 1665- 1714)を猛烈な演技で圧倒する。監督はギリシャのヨルゴス・ランティモス、まさに鬼才と言えるこの監督は作品『籠の中の乙女』が第62回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門のグランプリを受賞し、2015年、コリン・ファレル主演の『ロブスター』で第68回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した。ニコール・キッドマン主演の『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア The Killing of a Sacred Deer (2017年)』でも異彩を発揮したのは記憶に新しい。現代の最も優れた監督という評価まである。
この映画はなんと三大女優の競演であり、二時間あまり目を離せないリズム感と美しいサントラと刺激音さらに素晴らしい衣装デザインとカメラアングル、いやはやため息をついたほどだ。あの『ララランド』でアカデミー賞主演女優をとった、もともとちゃっちいアメリカ丸出しの女優エマ・ストーンがこれほどまで成長するとは僕は夢にも思わなかった奇跡だ。その彼女が格調高い英国王室を背景として、何の引けも取らない演技、まさに顔がアングロサクソンであり似合うこと最高。しかも性格俳優の演技までアメリカ人離れをした大いなる脱皮だ。さらに『ナイロビの蜂』で同じく主演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズの素晴らしい演技、もう3人の演技は誰が主演女優賞を取ってもおかしくないほど火花を散らす緊張演技だ。
実際このアン女王を取り巻くお気に入りの二人は史実に合致している。アン女王のレスビアンというより性欲処理係(オナペット)として最初は意気投合した二人の従兄弟サラとアビゲイル同士の、陰湿で激しい嫉妬と野心のぶつかり合い、アン女王もまさにアビゲイルの讒言に完全に転がされてしまい、幼馴染だったサラを追放してしまう間違い、まさにゴマスリとセックスに翻弄される人間の弱さを、人間の醜悪さを女性の世界にまでシェクスピア的に描いたこの演出のうまさには舌を巻いた。
とにかくサントラが素晴らしいヘンデル室内曲あり、意味不明のアン女王の心を映し出す不吉な打撃音なんという素晴らしい音響効果か!あまりにエグいのでアカデミー賞的アメリカ世界では受賞はどうかと思うが、音楽関係は確実だろう。ギリシャは昔コスタ・ガブラスという天才監督がいたが、この監督はまさに狂ったような鬼才だ!
2月15日から日本で公開、期待して欲しい。
https://youtu.be/EOySDafIE74・・・・・・・・・・・・・・・・・
ネットより:
18世紀初頭、イギリスは新大陸の植民地をめぐってフランスと戦争状態にあったが、ロンドンの宮廷人たちは戦乱とは無縁の優雅な生活を送っていた。女王のアンは健康状態が思わしくなく、側近のサラ・チャーチルが女王の意志決定を半ば代行している状態にあった。アンにとって、サラは子供時代からの親友であり、全幅の信頼を置ける存在であった。しかし、サラの専横的な姿勢が目立ってきたため、アンは徐々にサラを疎ましく思うようになった。
そして、サラの従妹であるアビゲイルが女王の側近として仕えるようになって以降、事態は一変することになる。サラはアビゲイルを自分の統制下におこうとしたが、アビゲイルはサラを蹴落とそうとしていたのである。生家の没落を嘆いていたアビゲイルにとって、女王の寵愛を受けて権力を掌握することは生家復興の大チャンスに外ならなかった。そのため、サラとアビゲイルの間で女王の寵愛をめぐる激しい闘争が始まった。
監督 ヨルゴス・ランティモス
脚本 デボラ・デイヴィス
トニー・マクナマラ
製作 セシ・デンプシー
エド・ギニーリー・マジデイ
ヨルゴス・ランティモス
製作総指揮 ダニエル・バトセクデボラ・デイヴィス
ローズ・ガーネット
ケン・カオ
アンドリュー・ロウ
ジョシュ・ローゼンバウム
出演者 オリヴィア・コールマン
エマ・ストーン
レイチェル・ワイズ
撮影 ロビー・ライアン
編集 ヨルゴス・マヴロブサリディス

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創刊日:2005-02-04  
最終発行日:  
発行周期:週間  
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  • 名無しさん2019/01/09

    年頭の松田学氏の記事には強く抗議いたします。国の借金ガー、ですか?いい加減に賢くなってもらいたい。世界で唯一低迷しているデフレの日本がこの上、消費税一割にしたら二度と立ち上がれなくなりますよ。