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甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1668号

2018/06/02

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2018年6月1日 第1668号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


☆☆怒 り を も っ て 自 分 の 目 標 に 向 か っ て い る 人 間 は し つ こ く て 強 い。☆☆
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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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『キリスト教というカルト 信者になれない、これだけの理由 新書 ? 2018/4/3
奥山 篤信 (著), (発行)春吉書房
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 ◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 658」------------------------------------------------------------------------
 岡崎氏は伊藤と陸奥の名コンビで、日清戦争の終結を迎えんとしていた時に起きた、自由党の壮士・小山六之助による暗殺未遂事件は「痛恨の極みではあったが、更にこのコンビの迅速で適切な処置で国難が救われた」と分析している。
≪(承前)そこで、台湾、澎湖島地域を除き、二十一日間の休戦を取り決めた。
 この交渉の間、港の清国汽船は盛んにボイラーを焚き、すぐにでも帰国する姿勢を見せていたという。
 心ない強硬論者によって、伊藤と陸奥が進めてきた水も洩らさぬ外交に蹉跌を来したのは痛恨事ではあったが、日本は、伊藤、陸奥のコンビの下、また迅速、適切な措置で国策を誤らずに、間一髪の危機を切り抜けることができた≫
 やはり、明治の外交は、士魂が残った政治家らによって、見事に遂行されていたのだ、と言うべきであろう。続いて岡崎氏は「二十八 講和条約の批准――強硬姿勢で、清に受諾を迫る日本」の項に進む。
 ≪こうして、講和条約交渉は開始され、四月一日に日本側提案を提出し、交渉は同月十七日に妥結した。その内容は、「朝鮮の自主独立を承認する」、「遼東半島、台湾、澎湖島を割譲する」、「軍費賠償として、二億両を支払う」、「欧州諸国並みの日清通商航海条約などを結ぶ」、「新たに開港場を加える」という趣旨であった。
 ここで問題なのは、清国は、日本側提案を入手するが旱いか、極秘裡に、北京の英、露、仏の公使に内容を通知したことだった。そして、日本側の条件は苛酷であり、とくに遼東半島の割譲は承服できないと訴えている≫
 外交交渉の裏には、それぞれの国柄がよく表れるものだ。特に同盟国の間においては常時情報交換が行われているとみて間違いない。
 微々たる経験に過ぎないが、ジュネーブの軍縮委員会(現在は軍縮会議)に出席していた頃、米国の武官とは密接だったから、当時の我が大使館員らから喜ばれたものであった。特に戦後の日本は「武官」の役割を軽視していたから、そう感じたのであろうが、我々はいわば“武官”であったから、同盟国の米国武官らは信用してくれたのである。米国のみならず、当時の東側に属する諸国の武官も、こっそりと“ソ連に対する不満”を語ってくれたものだ。
この交渉における清国政府のやり方は、“中華”民族独特の手法だと言えた。
話題はそれるが、現在の米朝首脳会談を前にした各国の対応ぶりは見ものだが、なかでも習近平と金正恩の交渉は気にかかる。もとより南北首脳会談の情報も、いわばメッセンジャー的にそれぞれの相手国に“通報?”されているのだから、当時の清国政府を責めることはできないが、これにより列強の干渉が始まる。
 ≪これは、二十五で詳述したように、伊藤がかねてから予想していた通りの動きである。これが三国干渉の直接の引き金となったことはいうまでもない。
 その時に、清国政府は、通商に関する譲許の条項は、各国に明かさなかった。そ  れは、各国が多年、清国に要求して得られなかった条件を多く含んでいたので、日本がこの権利を得れば、最恵国待遇で各国も当然、これに均霑する(平等に利益を得る)という意味で、各国については歓迎すべき条項であったからである。そして、これを知った陸奥は、この通商の部分を英国の新聞に掲載させ、英国の講和条約反対を封じる一助にしている≫
この陸奥のやり方は時代に適した行為であったと言えよう。往々にして政府は、相手国、又は世論を伺う目的で、時たま「アドバルーン」を挙げて様子を見る。それにはメディアを活用するからである。
≪一方で、李鴻章は、日本側の提案に対する長文の覚書を提出する。その一部にみるべきものがあるので抜粋する。
【口語訳=そもそも数千年にわたり、国家が伝承してきた土地を手放さざるを得ないときは、その国民は、恨みを抱いて日夜復讐をしようと思うのは当然である。いわんや奉天省は我が国発祥の地であり、その南部が日本陸海軍の本拠地になった場合は、何時、北京が攻められるか分からない。清国民がこの条約文を見れば、必ず、「日本は我が先祖の地を取り上げて、陸海軍の根拠地とした。これは永遠の敵である」と言うに違いない。清国民は必ず、苦難を耐えしのび、仇を討とうとするだろう。この日清両国は、たがいに武器を取って、永遠に敵同士となり、助け合うこともなく、外国の攻撃を受けることになるだろう】。
 言辞は巧みであり、あるいはその後の歴史の一部をよく予見しているのかもしれないが、戦局は、もはや、こうした論議では転換することができない趨勢であった。
 最終的には、日本は当初の要求の三億両を二億両に減額し、また遼東半島の範囲を狭めるなど妥協案を提示して、清国側にイエスかノーかを迫った≫
ここには、戦争終結に伴う双方の「国益確保」と「国損回避」の姿勢がよく表れている。勝者はできるだけ多くを奪おうとし、敗者は限りなく奪われまいとする。
当然と言えば当然の“闘い”なのだが、大東亜戦争終結後のわが大日本帝国の場合は、そのような駆け引きが行われた様には感じられない。
 それは「建国以来の敗戦」と言う意識が強かったから虚脱状態にあったからか、「無条件降伏」と言う連合国の“脅し”が効いて、「如何なる抵抗も封じられる」と解釈したからか、当時の政府要人に「“実践的な”国際法知識」が欠如していたからか、はたまた伊藤・陸奥のような“腹芸”が出来る大物がいなかったからか、いずれにせよ、いかにも几帳面で愚直な、命令は“絶対だ”と信じて疑わない国民性なのか、私には理解できない。これは今話題の日大アメフト部の若い部員たちが、唯々諾々と監督の命令に従った現象に通じるのかもしれない。(元空将)
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創刊日:2005-02-04  
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  • 空花2018/06/04

    □□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2018年6月1日 第1668号 )

    これは第1667号ではありませんか。佐藤守閣下の連載番号も、「大東亜戦争の真実を求めて 658」------------------------------------------------■□□(2018年6月1日 第1668号  ではなく、657ではありませんか。5月18日から6月1日の間にもう一つ記事があるのでしょうか。