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甦れ美しい日本

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甦れ美しい日本 第1662号

2018/04/20

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2018年4月19日 第1662号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


☆☆怒 り を も っ て 自 分 の 目 標 に 向 か っ て い る 人 間 は し つ こ く て 強 い。☆☆
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☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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新刊 好評発売中 
『キリスト教というカルト 信者になれない、これだけの理由 新書 ? 2018/4/3
奥山 篤信 (著), (発行)春吉書房 
読者の声
◎先日労作を読ませて頂いた。素直に面白い。娯楽としても十分楽しめる。よく勉強しているな。
作中貴兄は聖書も古事記と同じ神話と捉えれば人畜無害で済んだはず、との意見だが全くその通り。俺はかねて、神が居るとして或いはキリストが実在したとしてその空想を前提に、こんな宗教心持てば人生豊かになりますよ、と布教すれば良いのに、と思っていた。
本気で信じれば全くカルト。
しかしその嘘デタラメを真剣に研究する神学なるものが何故存在するのか不思議だ。
他の宗教含め、まともな人類がどうしてこんなカルトを信じこむようになるのか、この研究、学問なら意味があり実もあると思うが。
次回作品はキリストに留まらず、その鋭い舌鋒と探求心で他のカルトなど取り上げて欲しいものだ。 
然し、キリスト教がもたらした膨大な罪悪はともかく、そのもたらした宝もある。膨大な芸術、文学、建築などはキリスト抜きでは誰もやらんかったし保存もできなかったな。独裁専制国家が残したガス室や収容所跡も今や観光資源になっとるね。泣く者あれば必ず歓ぶ者ありだ。
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◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 652」

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≪(承前)しかし、日本側の事情は逆であった。まだ北洋艦隊は降伏していないし、台湾、澎湖島にも手をつけていない。しかも世論は挙げて主戦論であり、陸軍は直隷平野の決戦に備えて大軍を輸送中である。とても、まだ、話し合いに入れる状態ではない。

そこで伊藤は、清国の使臣が広島に着く数日前に、ひそかに陸奥を呼んで言った。

【口語訳=内外の情勢をつらつら考えてみると、講和の時機はまだ熟していない。また、清国側がどこまで本気かも分からない。ここで注意しないと、講和の目的を達成しないうちに、日本の清国に対する要求の内容が外に洩れて、日本国内や列強の間で、その内容について論議が巻き起こるおそれがある。したがって、今度来る清国の代表と会った時に、代表がどのくらいの人物か、どういう権限をもって来ているかを十分見極めないうちに、講和の会談は開くべきではない。清国が使臣に与えた全権は、往々にして、国際法上の基準に達しないものもあり、どのような全権状を持っているかもよく考えなければならない】

陸奥は、伊藤と同じ考えだったので、直ちに賛成した。この予想は的中した。日本側は、伊藤と陸奥を全権に任命しているのだから、清国側もそれに対応するならば、恭親王、李鴻章でなければならないのに、明らかに自分の判断では講和を結べないような人物を派遣し、国際公法上にかなった全権委任状も持っていなかった。そこでこういう相手とは交渉できないと言って、代表を本国へ帰してしまった≫

この伊藤の判断も実に適切で、外交上取るべき基本的行動と言える。昨今の日本外交を傍観していると、まずメディアが交渉の内容を“漏洩”し、メディアの期待を表明し、世論を誘導しようとしているところが散見される。

中には“相手方”に情報を提供している節も見られる。しかもその上、交渉相手の“格”も不明であり、事実その人物が交渉に適切な要人であるか否かの区別さえ怪しいことがある。これ程情報網が発達している現代において、それを取り仕切る人物にその資格と力量がないことの方が恐ろしい。これは、情報過多が招く混乱ともいうべきで、「船頭多くして船山に上る」現象だと言ってもいいだろう。

 ≪他方、前年十一月から二月の間に、在外公館を通じて、列強がどのような考え方なのか、情報を収集しておおよその雰囲気は分かってきた。

 英国やドイツなどは、漠然とした一般論しか言わないものの、日本が清国の存立にかかわるような条件を出すことには反対の様子である。これならば、なんとかしのげる。直隷平野で決戦して北京を陥す前に、清国としかるべく手を打てばいいのである。

 しかし、不気味なのは、日本の対清要求の内容がはっきりしてから考えようという姿勢のロシアだった。「俺の取りたい所に先に手をつけるな」という意向のようだが、この時点では、ロシアの確たる意思は明確に示されていなかった。

 米国を仲介とする講和の進展に応じて、「我が国一般に主戦の気焔はいまだ少しも衰褪するに至らざれども、この頃漸く社会のある局部において講和の説を唱え出したる者なきに非ず」(わが国国民は、主戦論の勢いはまだ少しも衰えていないが、この頃ようやく、一部に講和の説を唱える人が出てきた)という変化は見え始めた。しかし、清に対しては、ある程度、欲張った要求を出さないと収まらないような情勢だった。

 海軍は、初めは台湾を希望していたが、遼東半島にも欲が出てきた。一方、陸軍内部や財政当局は、以下のようなものだった。

【口語訳=陸軍内部の見解は、遼東半島はわが軍が血を流し、骨を哂した結果、占領した所であり、まだ行ったこともない台湾とは比較することはできない。遼東半島は朝鮮の背後に位置し、北京の喉元を押さえる場所でもあり、国家の将来を見据えても、ぜひともこれを領有すべきだという。また財政当局は、領土の割譲問題には全く関心がないかわりに、巨額の賠償金の希望を出してきた】

 民間の政党については、いわゆる対外硬派のなかでも、革新党は、「戦後もし清国自らその社稷を保つ能わず自暴自棄主権を放擲する場合に陥れば、我が国は四百余州を分割するの覚悟なかるべからず。その時は山東、江蘇、福建、広東の四省を我が領有となすべし」(もし清国がその国家を保てなくなれば、日本は四百余州を分割する覚悟がなければならない。その時は、山東、江蘇、福建、広東の四省を日本は領土とすべきだ)と言い、自由党も「吉林、盛京(奉天、遼東半島を含む満洲北部)、黒竜江の三省および台湾を譲与せしむべし」と主張した。

 欧米の情勢が分かっているはずの外交官でも、いろいろ意見具申をしてきた。

 駐英、駐独の青木公使は、盛京省と、ロシアと国境を接しない限りの吉林省、直隷省(北京を中心とする京畿地方)の一部領有を具申している。駐露・西公使は、ロシアの態度を慎重に見守っていたが、遼東半島の譲与をロシアは黙っていないであろうと予見して、むしろ、清国に巨額の賠償金を要求して、その支払いまで抵当として遼東半島を占領するのならば、ロシアといえどもこれに干渉しないだろう、と言ってきた≫

 ここで注目すべきは、陸海軍間で戦後処理の要求に違いが生じていることだろう。陸軍と海軍では、戦域は当然異なっているから、要望が異なるのは当然だとしても、軍の立場を強調する「戦術的判断」が表に出てきたことである。伊藤、陸奥と言う“政治家”とその視野の違いが判るが、軍の指導者としては維新後初めて体験した「戦争」だったのだから“戦利品”に対する視野が狭かったのだろうが、犠牲になった部下たちが流した血に捉われざるを得なかったのかも知れない。(元空将)

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