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甦れ美しい日本 第1601号

発行日:1/27

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2017年1月27日 第1601号 )

              
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆


☆☆怒 り を も っ て 自 分 の 目 標 に 向 か っ て い る 人 間 は し つ こ く て 強 い。☆☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か ら 書 く の で す。☆☆
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☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
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目次
◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 590」
◎奥山篤信の映画批評119 デンマーク映画 『ヒトラーの忘れもの』(原題Under sandet)2015
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◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 590」
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≪(承前)満洲の人々の道徳的・精神的進歩と関連して、日本の動機と目的に対する現地の人々の理解と認識は日々強まりつつあることが、さらにまた見てとれる。例えばハルビンを最近見舞った洪水は、日満双方の市民が互いに協力しあうための恰好の機会を提供してくれた。松花江とノンニ江が増水したためにハルビンは今年洪水の脅威に見舞われた。北満は広大な平原地帯であり、水は曲がりくねった川を非常にゆっくり流れる。それ故ハルビンの人々にとっては、この洪水の到来を一週間か十日前に予測することが可能であった。日本人技師団の発議によって、適切な幾つかの場所にダムか堤防を築くことがハルビン市当局の間で決定された。これらの防御壁は大いに役立ち、溢れた水の大部分は市街区域からそれて流れ去って行った。しかしそれでもなおかつ、河に隣接した中国人居住区域に水が若干流れ込んできたので、市の担当部署は水をかい出すために数百台のポンプを使用することに決めた。当初、中国人の通りすがりの人々はこの経過を軽蔑に満ちた笑みを浮かべて見守っていた。あたかも、自然の力に逆らってもがくのは無益なことだ、と言わんばかりに。自然と戦うということは、中国人の心に太古の昔から根ざしている運命論者的思考様式と相容れない≫
ここに国が異なり、民族、文化、習慣が異なる場合に気をつけねばならない点が潜んでいる。例えば、狭い領土の島国日本で通常行われてきた慣習は、広大な平原である大陸国で育ってきた人間には理解不能なのである。
これについては、和辻哲郎の「風土」が十分解説してくれている。我々日本人に、砂漠での生活が想像を絶することであると同様に。しかしながらそこには、妥協点も見いだせるのだ。それを“粛々と”実行したのが、戦前の日本人であり、その成果は台湾によく表れている。例えば日本の水利技術者であった八田與一である。
彼は日本統治時代の台湾でダム工事を指揮した。そして総工費5,400万円を要した工事は大貯水池・烏山頭ダムとして完成し、水路も嘉南平野一帯にわたって細かくはりめぐらされ、台湾の農業水利事業に大きく貢献した。
今、満州でもこれと同様な大事業が行われんとしていたのであり、事実各地にその成果が表れつつあったのだ。
≪しかしながら水が引いて大地が乾き始めた時、中国人の驚きはあまりにも大きく、彼らのうちのある者は、この神秘的な力を持つポンプの前で感謝と敬意の言葉を捧げたほどであった。二年前に彼らを襲った災厄がまだ記憶に生々しく刻まれていたので、中国人の心に植え付けられたこの印象はかえって一層強烈なものとなった。
二年前に同じような洪水が中国人の居住している全域を水浸しにし、冬になるまで水が退かなかったのである。その結果多くの家屋が凍結のために破壊されてしまった≫
台湾とは異なる気象条件下、当時の日本人の知恵と努力は称賛に値すると思う。これは何も土木事業だけではなかった。
≪今年の洪水のすぐ後、いつものことであるがコレラが大流行した。日本人の専門医が直ちに救援に駆けつけた。消毒が念入りに行われ、満洲人の荷車や馬車を大通りの真ん中で消毒させるために彼らの協力が必要となった。車によって運ばれるコレラ菌がこの病気を大流行させるのではないかと怖れられたのである。満洲人に対するこの要求はよく聞き入れられ、この忌まわしい病気もごく短期間でおさまった。
 中国人のハルビン市長は当然の誇りと評価をもってこの出来事について私に語り、自然に対する科学の勝利のこの好例は、日満両国人の協力と調和をもたらす素晴らしい絆として役立つであろうと確信していた。
最近満洲国を訪れた時に受けたこれらの印象を、私は喜びをもって思い出す。何故ならばそれは、極東を訪れる外国人の多くが同様に心に抱いている印象であることを私は知っているからであり、さらにそれは、どちらかというと悲観的な予言が時々なされるにもかかわらず、満洲国は今や健全で着実な発展へ向かう途上にあるという事実を立証してくれるからである。さらにその上、もし満洲国がこのようにして豊かで平和な国になれば『満洲国自身が事実そうなろうと願っているよう』、満洲国自身の利益のみならず日本、極東、ひいては全世界の利益もまた満たされるだろう。それと同時に日本は世界に向けて次の点を誇示できる。すなわち、三年前の満洲事変で決定的な一歩を踏み出した際、日本は決して侵略行動を行ったのではなく、ただ単に法と秩序の政権、ひいてはその結果としての極東における平和と繁栄の先駆けを作り出そうと意図していただけなのだ、と≫
斎藤大使のこの発言を、アメリカ人たちはどう受け取ったであろうか?
いや、むしろ戦後の日本人の方が、戦勝国によるアリもしない罪状を突き付けられて弾劾された「東京裁判」を真に受けて、当時の米国人と同様な疑問を抱いているように思われる。我々の先人たちの努力と“善意”を、こともあろうに“敵の宣伝”に惑わされて、無視どころか、悪意を持って非難する、それが「満州国=関東軍の傀儡国」と言う図式ではないか? 斎藤大使は言う。
≪私が列車でチンチャウ地区を通過していた時、一面識も無いアメリカ人の宣教師が私の客室にふらりと入ってきて、一冊の新約聖書を私に差し出した。それは彼が携えていたものの中で我々の偶然の出会いの形見としては唯一絶好のものである、と彼は言った。彼はジェホールに住んでおり、その地域で日本の影響が感じられるようになってきて、平静と安らぎが維持されているのは大変喜ばしいことだ、と言っていた。彼はさらにまた、その地域に駐屯している日本軍当局が彼と彼の同僚に対して行っている措置について感謝していた。彼の言葉によれば、ジェホールは今や秩序と安全に関する限り、アメリカ合衆国のいかなる地域と比べても優るとも劣らぬ、とのことであった≫  (元空将)
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奥山篤信の映画批評119 デンマーク映画 『ヒトラーの忘れもの』(原題Under sandet)2015
〜いかなる残酷な状況でも、それを生き抜く執念と人間の善意を信じたい〜
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この映画は第二次世界大戦が終わり、ドイツ軍捕虜を戦時中にドイツ軍がデンマーク海岸線に仕掛けた地雷の撤去作業に酷使した戦後の秘話を描いている。ドイツ軍捕虜2000人がこの強制労働を余儀なくされ、そのうち半数が命を落とすか、手足を失い障害者になったという。
戦争中デンマークはナチスに占領されていた。ナチスは米軍(実際はノルマンディーだったが)上陸に備えデンマークの海岸線に200万個以上の地雷を仕掛けた。この数は欧州他国全体のナチスによる地雷より多数と言う。まさにナチスの戦争中の暴虐への復讐に燃えたデンマーク政府はこの地雷撤去作業をドイツ軍捕虜の少年兵を含む若年兵を中心に行わせる。まさに<地雷はばらまいたやつが撤去していけ>ということだ。これは明らかに、捕虜の強制労働を禁じる1929年ジューネーヴにて締結された『俘虜の待遇に関する条約、いわゆるジュネーヴ条約の4条約のうちのひとつ』公式名称は"Convention relative to the Treatment of Prisoners of War, Geneva July 27, 1929."に違反する。
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主人公のデンマーク軍曹は占領していたナチスへの心底からの怒りと怨念からか、冒頭捕虜がデンマーク国旗を持っていることに、<お前にだけはデンマーク国家に触らせない>と殴る蹴るの半殺しの目に合わせる場面がある。その彼が地雷作業班長となり、その配下に14人のドイツ兵捕虜が編成され、彼らを奴隷のように食事も出さず非人間的な過酷な労働を強いる。地雷解体をしくじって爆死しても、ざまあみろという過酷な条件だ。しかしこの鬼軍曹も人の子だ。次第にドイツ兵捕虜への憐憫と思いやりの心が芽生え、過去の恩讐を乗り越えた人間関係が生まれて行く過程が感動的だ。もともと、決められた地域の地雷撤去のノルマを達成したら、ドイツに帰国できるという約束を軍上層部が、約束を反故にし、生存者4人をさらに他の地域で引き続き地雷撤去をさせると命令を受け取り、これに抗命して自らのリスクでドイツ兵を国境で解放するという正義を貫く男っぷりを描いているのだ!
地雷撤去映画は<ゼロ・ダーク・サーティ>とか<イングリッシュ・ペイシェント>とか最近でも名画があるが、この映画のように強制労働による爆死は、目を背けたる悲壮感があるのは、格別だ。砂浜に這いつくばり、素手で慎重に砂を掘りながら、地雷を見つけ、その雷芯を外すという命がけの作業だ。それもいたいけな少年たちが行うのだから、見ている方も緊張感を共有する迫力だ。
この映画もまさにキリスト教が見え隠れしており、ドイツ軍曹を通じて<敵を愛する><敵を赦す>まさにキリスト教の基本とも言える、<人を大切にする>人間の愛を描きたかったのだろう、そしてキリスト教文学などの主題であり特色と言って差し支えないが、人間が<憎悪から愛へ>の<聖化>を描いているのだ。
この映画は、デンマークという映画芸術の伝統国の映画だけあって、ハリウッドと異なる味わいがある。まさに巨匠カール・テオドア・ドライヤーを筆頭に最近大活躍のラース・フォン・トリアー、スサンネ・ビアなどの名匠を生んでいるデンマーク、まさに常に人間の心の闇、宗教、憎悪と赦しなど描いて超一等国の作品だ。マルティン・サンフィリート監督も例外ではない。さらにこの映画を圧倒的に支配する主役の鬼軍曹を演じるローランド・ムーラーの演技はまさに神業とも言える。憎悪から愛まさに聖化の過程をこれほどまで繊細に心理の葛藤を演じた役割は大きい。当然のことながら、この映画昨年度の第28回東京国際映画祭では『地雷と少年兵』の題で上映され、ルイス・ホフマンとローランド・ムーラーが最優秀男優賞を獲得した。(月刊日本2月号より)

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