小説

タダ読み!

●私が書いた小説を載せます.(今現在「新設戦国史」)
●読んだ本の書評を載せます.
●良いネット生活を送るための情報
●私の近況などを伝える,編集後記

発行され次第,説明ページを作り,過去五号に渡るバックナンバーを追加します.


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■タダ読み!■ 創刊号 by caught

2005/02/06

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□■□                      15:00                 □■□
□□  タダ読み!                by caught      □
□           創刊号 (05/02/06発行)         □□■
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 こんにちは.caughtです.
 創刊号ということで,初めにこのメールマガジンの説明をさせて頂きます.
 「どうだっていいよ,」という方は,読み飛ばして下さい.

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◆メルマガ説明◆

  このメールマガジンは,私からmelma!を通して皆さんに届くメルマガです.
  内容は主に四つ挙げられます.
   1.私が書いた小説
   2.私的書評
   3.ネット生活を便利にする情報コラム
   4.編集後記
  以上を一号にまとめて,お届けします.
  順番は必ずしも正しいとは限らないので,ご注意を.

  発行頻度ですが,大体「隔週発行(2週間に1回)」です.
  あくまでも目安なので,実際のところ,不定期だと思って下さって結構です.
  何しろ,色々なものに縛られる身分です….

  メールマガジンの感想など,頂けるととても嬉しいです.
  メッセンジャー登録もお気軽にどうぞ.
  最下部に紹介のようなものを書いておくので,それを参考にして下さい.

  それでは,本編の方に入りましょう.

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◆『新設戦国史』 - 連載第1回目◆

  一、村の太視

  砂埃の中、一人の少年は黙々と畑仕事をこなしている。青い空にあるものは太
 陽だけ、地質から見るに長期間に渡り、雨が降っていないようだ。少年の苦労虚
 しく、作物はほとんど枯れてしまっている。少年は、傍らにある家に駆け込み、
 母を呼んだ。
 「母上、もう作物は駄目のようです。速めに抜いた方が宜しいのではないかと。
 今なら多少なりとも食べられます。食べられないものは畑のこやしにでもしまし
 ょう」
 「そうね。ちょうど今ご飯ができたので、その後に私も手伝います。もっとも、
 枯れた草を食べる気にはなれないけれど」
 「父上に使いをやらなくて宜しいのでしょうか」
 「父上が家にいるとき、父上のものなら、父上がいないときは、あなたのもので
 すよ」
 「そのようなものですか」
 そんなことを言いながら、二人は家の中へ入っていった。

  この少年は「藤田 実尚」と言い、「藤田 智尚」の息子である。また、叔父に
 「藤田 安尚」を持つ。智尚と安尚は兄弟というわけで、この二人は村の「太視」
 に任命されている。「太視」というのは、村の目付役のようなもので、税を回収
 して政治をする。この際、村人から賄賂を受け取ったり、定められた税額以上を
 回収することは禁止されている。太視の利益は、中央から毎年来る「三十金」の
 みである。だから、太視様もその息子も、農作業をやらないと生活できないわけ
 である。

  いま、藤田の家にいるのは実尚・安尚、そして智尚の妻、花遥のみである。智
 尚は、三ヶ月くらい前に
 「今年は雨が降らない日が続くはずだ。作物も実らんだろうから、俺はちょいと
 稼いでくるぞ。」
 と、家族の反対を押し切って、何処かへ行ってしまった。隔週で届く手紙で、安
 否は分かるのだが、太視様失踪といってもおかしくない状況である。こんな事が
 知られたら一大事なのだが、幸運にもこの村はのどかで、誰一人として気づくよ
 うな人はいなかった。そこで、実尚が畑仕事をやっているわけだ。実尚も当初は
 「私も、もう十一になるのです。畑仕事くらい出来なくてどうするのですか」
 と強気で、学問も武道も捨てて、必死になって農作業をしていた。しかし、晴れ
 が続くようになってからは、そんな気も失せたのか、
 午前中にしか畑に出ない。そのため、午後には祖母が世話、といっても世話のし
 ようがないくらいに枯れてしまっているが、していた。そして遂に今日、実尚も
 諦めた、といったところだ。食卓を囲んで、
 「やっぱり無理だったかい、実尚。あなたは、いずれ出世するのだから、農作業
 なんてしている器ではないのだよ。今までろくにやったこともないんだから」
 と、祖母がいうと、実尚は食い下がって、
 「そんな、父上も元々諦めていたものです。今私が出来なくても不思議ではない
 でしょう。それに、出世をするにしても、農作業も出来ないのなら、人間として
 認めません」
 などと、官僚の評価まで出てきてしまう。たいした自信の持ち主である。祖母も
 母・花遥もほほえんで、この少年の将来を楽しみにするのである。実尚の明晰さ
 は村中に知れており、人々は父である、智尚から譲られた頭脳だろう、と噂しあ
 っていた。何しろ、智尚は、三ヶ月後の天候をよむ、ということをする人間であ
 る。

  智尚が太視止まりなのは、同じ地方に住む「杉山 下家」がいるせいだ。同じ学
 問所にて育った二人は、十六になってから、そこを出たと聞く。この時は「一、
 智尚 二、下家」だったらしいが、それから何があったか、下家は軍師級の知略
 を身につけたのである。智尚にとっては、「目の上のたんこぶ」であった。もっ
 とも、下家にとっては生意気な部下くらいだろうか。
  さて、実尚が祖母達と共に枯れ草を引っこ抜き始めた。枯れ草といっても、今
 まで実尚が育ててきた作物である。祖母と花遥が軽快に話す中、実尚は一人押し
 黙って、未練がましくゆっくりと抜いている。またもや、祖母はひやかして、
 「実尚、十一にもなって畑仕事もできなかったかい。残念だねえ。未練も相当な
 もので」
 などと言ったものだから、機嫌が良くない実尚も、
 「環境が良くなかっただけではないですか。それに、別に未練を持っているわけ
 ではありません。世の中の人々もおなじようなおもいをしているのかと考える 
 と、どうしたものか、と思うようになるのです.蓄えがない人々が,どうなって
 しまうのかが心配でたまらないのです」
 実尚は、あくまでも言い訳のつもりで世の中の人々などと口に出した。しかし、
 祖母と花遥は顔を見合わせ、驚いた様子で実尚を見つめた。花遥がつぶやく。
 「お母さん、これはひょっとすれば、ですよ」
 「驚いたねえ、こんな子が…」
 しきりに感動を表していた。これが、太視の息子であっていいのか。そんなこと
 を考え始めた。もしかしたら、にかけてみる気が起きた。父親を越すかも知れな
 い、が父親を越す、という確信に変わっていた。

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◆書評「蒼穹の昴」 - 浅田次郎◆

 注意! 「ここまで!」以下は,実際の本を読んでから見ること!
     でなきゃ,つまらなくなりますよ!

 知らぬ人はいないであろう,浅田次郎の「蒼穹の昴」です.
 もともと,ハードだったのですが最近文庫化し,話題になっています.
 もし読んでいないのなら,文庫の方を買って読んでみるべきだと思います.

 さて,問題の中身ですが….
 場所は中国,時代は「清」の末期.西太后の時代.
 貧しい家に生まれた「春児」は,名家の弟「史了」と,仲が良かった.
 と,言うのも今は亡き春児の兄が,史了と親友であったから.

 そんなある日,糞拾いの春児はある占い師の言葉を聞く.
 「おまえには,昴の星がついている.西太后の宝は全ておまえのものになる」

 それからまもなく,史了は天を動かすともいわれる「進士」に昇格するため,
 春児と共に都へと向かう.

 史了の試験の結果は?都で春児に何が起こった?!

 「ここまで!」…ここより先は,本を見てから!(次号へ続く)

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◆便利なネット生活◆

 皆さんは,「ネットマネー」というものを知っているだろうか?
 これは,ネット上のプリペイドのようなもので,コンビニなどで購入できる.
 買ったカードには,番号がついており,その番号を入力することでネット上で
 買い物ができるというものだ.

 「Edy」「Web Money」などがあり,
 それぞれたくさんのオンラインストアで使うことができる.
 
 以下に,電子マネーの利点・欠点をあげてみよう.
 「コンビニで買えば,いつでもすぐに使える」
 「ネットゲームなどの登録が速やかに行える」
 「個人情報の流出がない」

 「番号がばれると,悪用されてしまう」
 「取り扱い店舗でないと,使えない」
 などと言ったところだろう.
 この中で重要なのは
  ●個人情報の流出がない
  ●番号がばれると,悪用される
 この二点だろう.

 しかし,番号がばれることはあまりない.
 それに,すぐにネットマネーを使ってしまえば,問題ないはずだ.

 ところで,電子書籍というものがある.
 これは,本をデータにしてネットで配信,というもので,
 普通,実際の本より安い.

 しかし,データが飛んでしまうともうよめない・中古に出せない
 等の欠点が多い.
 何より,
  ●外に持ち出せない
 のが大きい.

 だから,ネットマネーは「雑貨・音楽」などに使うのが賢い使い方と思う.

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◆編集後記◆

 この号は,講読者がいなかったときに発行された物を,
 もう一度,お送りした物です.

 今回は創刊号ということで,普通より長めです.
 と,言ってもメルマガ紹介の部分だけですが….

 とりあえず,このメルマガのタイトルの「タダ読み!」は,
 「私が書いた小説をタダで読める」と言うことなんですね.
 多くの人に楽しんでもらえるよう,たくさんの本を読み,
 学びながら書いていこうと思います.

 ちなみに,このメルマガの楽しみ方は「必要な部分だけよむ」のです.
 読みたくもないところを読んだって楽しくないですものね.
 あと,書評などは本の題名,ネットコラムは最初の一行で
 今回の「題」を判断し,読むか否かを決めた方が良いと思います.

 それでは,次回にまたお会いしましょう!

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 ◆From [caught]

  Mail(1st):caught__@hotmail.com
        (2nd):okiyama@mys-web.net
       URL   :http://okiyama.mys-web.net/

  ●ご意見・ご質問は上記まで

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メルマガ情報

創刊日:2005-02-03  
最終発行日:  
発行周期:不定期(目安は隔週)  
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