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シネマコリア News

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シネマコリア News 2009年9月22日号

2009/09/22

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 01 2009年、黎明期・韓国アニメを発見する!
    シネマコリア2009 〜韓国古典アニメ特集〜
 02 9月以降のDVDリリース予定
 03 杉野希妃さんの新作はチョン・ジェウン監督作品
 04 編集後記 〜シネマコリアな人々&作品、その後

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┃01┃2009年、黎明期・韓国アニメを発見する!              ┃
┃ ┃ シネマコリア2009 〜韓国古典アニメ特集〜            ┃
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         Text by 小沢英裕(シネマコリア2009 プログラミング担当)

 シネマコリアを楽しみにお待ちいただいていた皆様!

 2009年は「発見! 黎明期コリアン・アニメーションの世界」と題して、韓国の
古典アニメを特集します。シネマコリアでアニメを特集するのはこれが初めてのこ
と。意外に思われた方もいらっしゃるかも知れません。

 シネマコリアのセレクションにはポリシーがあります。それは、シネマコリア独
特のセレクションをするということ。ほかの映画祭では決してやらない特集を組む
ことです。『少年勇者ギルドン』(1967年)と『ロボット・テコンV』(1976年)。
この2作品を同時上映し、監督から韓国アニメのお話しを伺う…。草創期の韓国
アニメにスポットライトをあてた企画はおそらくこれが日本初です!

 『少年勇者ギルドン』。韓国初の長編劇場アニメーションです。この作品がどの
ように作られ、韓国の劇場アニメーションの歴史が始まったのか? これだけ数多
くの韓国映画が紹介されていても、韓国アニメ史についてご存じの方は、ほとんど
いないのではないでしょうか? 来日されるシン・ドンホン監督の口からどんなお
話が飛び出すのか、私自身とても楽しみにしています。

 『ロボット・テコンV』。韓国のロボット・アニメの嚆矢で、アニメ・ブームの
火付け役となった作品です。日本のアニメも韓国で放送されていた1970年代半ば、
テコンVは韓国の子供たちをとりこにしました。そして、今でも386世代はじめ多く
のクリエイターに多大な影響を与えています。キム・チョンギ監督は、今でもアニ
メーション製作に熱意をもっていて、後進の育成に努めています。その監督の口か
ら日本の観客に向けて何が語られるのでしょう。

 韓国でアニメ製作が始まった時代をリアルタイムに知るお二人、「韓国アニメの
父」とも呼べる両監督をお招きして直にそのお話を伺うというのは、これ以上ない
贅沢な時間といえるでしょう。

 童心に返ってアニメを楽しむもよし、お子さんと一緒にご覧いただくもよし(今
回は小学生以下入場無料です!)。はたまた、「知られざる韓国アニメ文化に触れ
る」といった異文化理解のスタンスでご参加いただくのもよし。是非、今年のシネ
マコリアを堪能していってください。

★シネマコリア2009 〜韓国古典アニメ特集〜
 11/7@愛知芸術文化センター
 http://cinemakorea.org/filmfes/

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┃02┃9月以降のDVDリリース予定                     ┃
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9/4 『お熱いのがお好き』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002DYXYDG/cinemakoreane-22
   『うちの学校のET』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002DYXYD6/cinemakoreane-22
   『天国までの60日』★ 原題:少年、天国へ行く
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002ALFYSA/cinemakoreane-22
9/16 『映画は映画だ』
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002D11UC6/cinemakoreane-22
10/2 『チェイサー』
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FHSDY6/cinemakoreane-22
   『純情漫画』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002ICGRSW/cinemakoreane-22
   『おいしいマン』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002ICGRT6/cinemakoreane-22
10/5 『あいつはカッコよかった』
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GAHEVK/cinemakoreane-22
10/9 『ラスト・ブラッド』
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FYP7ES/cinemakoreane-22
   『ラスト・ブラッド』(ブルーレイ)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FYP7FC/cinemakoreane-22
11/4 『1942奇談』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IL9ZYG/cinemakoreane-22
11/6 『クァンシクの弟クァンテ』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KPKQNO/cinemakoreane-22
11/13『食客』
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002IJ9TZI/cinemakoreane-22
11/27『私は私を破壊する権利がある』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002OFAD56/cinemakoreane-22
12/2 『訪問者 −Host & Guest−』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002OKSZIS/cinemakoreane-22
12/4 『マイ・ボス マイ・ヒーロー3』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002NG15Q2/cinemakoreane-22
   『ドレミファソラシド』★
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002NG15PS/cinemakoreane-22

※ ★印は劇場未公開作品

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┃03┃杉野希妃さんの新作はチョン・ジェウン監督作品           ┃
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                   Text by 西村嘉夫(シネマコリア代表)

 『まぶしい一日』に主演されていた杉野希妃さんの新作が、『子猫をお願い』
『台風太陽〜君がいた夏〜』のチョン・ジェウン監督作品となりそうです。とはい
っても、今現在は女優としてではなく、プロデューサーとして作品に関わられてい
るとのこと。

 杉野さんがプロデューサー?

 と驚かれる方も多いでしょう。実は杉野さんのプロデュース作品は、マレーシア
映画界の旗手で、今年急逝されたヤスミン・アハマド監督の『ワスレナグサ』に続
いて2作品目です。

 話しは、シネマコリアで『まぶしい一日』を上映した2006年にさかのぼります。
同じ年の秋、杉野さんが、東京国際映画祭でプレミア上映された『絶対の愛』(ご
自身の出演作)を六本木ヒルズに見に行ったところ、チケットは残念ながら売り切
れ。「どうしても見たかったのに…」とショックを受けて立ち尽くしていたところ
ある見知らぬ男性が「急に見られなくなったので代わりにどうですか?」と、ヤス
ミン監督の『ムクシン』のチケットを譲って下さったそうです。

 ヤスミン監督といえば、「オーキッド三部作」が有名。残念ながら私はその作品
を一本も見られていないのですが、『Film network』No.54(2009年8月、コミュニ
ティシネマセンター)に掲載された松岡環さんの「追悼ヤスミン・アハマド」によ
れば

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マレー系の娘オーキッドと華人青年ジェイソンの恋を描く『細い目』は、異民族間
の恋愛、多言語使用、多文化混在(しかもそれらがすべて同等に扱われている)と
いう、従来のマレーシア映画にはない要素に溢れていた。
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とのこと。「異民族間の恋愛、多言語使用、多文化混在」とは日韓関係をテーマに
した『まぶしい一日』にもそのままあてはまる要素です。そういったヤスミン作品
に内包されているテーマに共感されたのか、はたまたティーチインから垣間見るこ
とができる監督の人間性に感激されたのか、杉野さんにとって「ヤスミンはとても
気になる存在」になったそうです。

 そして、1年後。初主演作『クリアネス』のプレミア上映で、函館港イルミナシ
オン映画祭に参加されたときのこと。杉野さんが、篠原哲雄監督と『クリアネス』
のプロデューサー(『闘茶』のプロデューサーでもある)とアジア映画談義をして
いた際、ヤスミンの話題で大いに盛り上がり、彼女の祖母が日本人で、日本との合
作を実現させたいとヤスミン監督本人が考えていることを知った杉野さんはプロデ
ューサーに自ら立候補。こうして『ワスレナグサ』の企画がスタートしました。

 その後、『ワスレナグサ』の企画は順調に進み、今年、マレーシアと日本で撮影
が予定されていましたが、7月に突然の訃報が届きます。杉野さんのブログ

http://ameblo.jp/kiki-sugino/

には、ヤスミン監督に対する思いが綴られていますが、杉野さんは監督のことを愛
し、尊敬し、また監督も杉野さんのことを"kiki kiki"と呼んでかわいがってらし
た様子が伝わってきます。杉野さんは『まぶしい一日』には本名で出演されていて
日本での芸名が決まったときは、正直“風変わりな名前”にしたもんだと思いまし
たが、「希妃(きき)」という名前は、世界中の人にとって発音しやすく、また親
しみを感じやすい名前。所属事務所も<杉野さんに世界的に活躍してもらいたい>
といった願いを込めてこの芸名にしたのかな?と今では思えます。


 話しが長くなりました。杉野さんは今、チョン・ジェウン監督と日韓合作の企画
を推進されています。この作品は今年の釜山国際映画祭のPPP(Pusan Promotion
Plan:企画マーケット)にも出品されます。日本&マレーシアの合作『ワスレナグ
サ』は、昨年のPPPで釜山アワード(最優秀企画賞)を受賞しました。

 今後とも“プロデューサー”杉野希妃に期待したいですね。とはいえ、女優業も
再開して、できればチョン・ジェウン作品に出演してもらいたいなあ、と思ってい
るのは私だけではないでしょう。

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┃04┃編集後記 〜シネマコリアな人々&作品、その後           ┃
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 前項で書いた杉野希妃プロデューサーのお話し、驚かれた方も多いと思います。
ちょっとしたきっかけで、プロデュースを始めた杉野さんもスゴイですが、その中
で映画祭が果たしている役割というのも見逃せません。東京国際映画祭で杉野さん
に『ムクシン』のチケットを譲った方がいらっしゃらなければ、そして函館港イル
ミナシオン映画祭がなければ、『ワスレナグサ』もチョン・ジェウンの日韓合作も
なかったわけですから。

 映画祭には、不特定多数の方が集います。公式・非公式に様々な出会いがあり、
そこから“何か”が生まれます。杉野さんの話からも分かるように、観客の皆さん
のちょっとした行動が新しい作品を生み出すきっかけになったりもします。映画館
で鑑賞するのとも違い、自宅でDVDを見るのとも全く違う。映画祭はそんな魅力に
溢れる空間です。これから映画祭シーズンに本格的に突入します。あなたも、新し
い何かを作りに、映画祭に参加してみませんか? もちろんイチオシは

★シネマコリア2009 〜韓国古典アニメ特集〜
 11/7@愛知芸術文化センター
 http://cinemakorea.org/filmfes/

です。(^^


 シネマコリアを訪れたゲストや上映作品のその後をご紹介します(日本限定)。

 『まぶしい一日』の第三話『空港男女』に主演された塩田貞治さんが、演劇
『バケレッタ!』に出演されます。昨年『焼肉ドラゴン』で話題となった鄭義信
演出作。10/2(金)〜10/8(木)@吉祥寺シアター。チケット好評前売り中。
また、塩田さんは11月よりNHKテレビ「ハングル講座」のスキットドラマにレギュ
ラー出演されます。

 同じく『まぶしい一日』の第一話『宝島』で、杉野さんにからむ役を演じたヤン
・イクチュン初監督作品『息もできない Breathless/Ddongpari』が東京フィルメ
ックスでプレミア上映されます。また『宝島』のキム・ソンホ監督の『ハッピーバ
ースディ!』が現在、東京で開催中のアジアンクィア映画祭2009で上映されていま
す。『ハッピーバースディ!』はオムニバス映画『ファンタスティック自殺騒動』
の中の一編。最終上映は9/23(水・祝)13:00より「韓国プログラム」にて。

 『まぶしい一日』はPPV-DVDが発売されています。未見の方はこれを機会に是非
どうぞ。以下のURLでお買い求めいただけます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001SY5E26/cinemakoreane-22


 今年『ラジオ・スター』と『ミスター主婦クイズ王』のDVDが発売されました。

『ラジオ・スター』
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0023WDMV2/cinemakoreane-22
『ミスター主婦クイズ王』
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0023WDMVC/cinemakoreane-22

 また、『青燕−あおつばめ−』が10/9と10/21、CSの衛星劇場で放送されます。

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創刊日:2005-01-23  
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