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YOGYA滞在記-SENYUM-

インドネシアが好きな方にこの国の本当の雰囲気を感じてもらえるよう、ジョグジャ、ジャカルタ滞在5年の私が1日本人としての視点を交え、ニュースなどでは伝わってこないインドネシアの魅力について綴っています

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ABADI231話「マレー鉄道でコタバルへ第1編(後編)」

2004/11/09

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*YOGYA滞在記 -ABADI-*           vol.231
                      発行部数 1160部

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*このメールマガジンはインドネシア、ジョグジャカルタ市での3年半の
留学を終え、首都ジャカルタで、もの書きの仕事に就いた”私”が日々
体験し、感じたことをつづったものです。

<発行者からの一言>
 長かったラマダン(断食月)もあと1週間。インドネシアでは、年に
1度の民族大移動であるレバラン帰省ラッシュが始まりました。

 今年で7回目の断食月を体験したのですが、ビジネス街で働いている
こともあり、ジョグジャ時代のそれと比べてずいぶんと断食月の雰囲気
を感じることが少なくなったような気がします。よく、ジャカルタで働
く邦人の友人に「ジャカルタにいると、インドネシアにいるという実感
がうまくわかない」といった話を聞くのですが、私も全く同感なわけで
・・・。おいしい日本食は食べられ、日本の番組を見たいと思えば見れ
るし、会話するのもなんとなく日本語が主流・・・ふと、ジョグジャ時
代にインドネシア人の友人に誘われてブカ・プアサ(1日の断食明け)
をしていたころを思い出してしまいました。

 今週はABADIとして、228号に続き、MIMPIさんのマレー
鉄道紀行第2弾をお送りいたします。また、来週はレバラン休暇を利用
してバンジャルマシンへ旅に出るので、お休みすることをご容赦くださ
い。それでは、MIMPIさんの一言、ならびに本編をどうぞ。

<筆者からの一言>
 前回、KL SentralとかEkspresと書いたので英語綴りと違うのではない
かとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、マレーシアではこう書
きます。

 ちなみにKL Sentralは、あの豪華列車イースタン&オリエンタル急行
も停車します(ひと月に数回運行)。私には手の届かないようなお値段
ですが、ご興味のある方は以下のホームページをご覧ください。
http://www.orient-express.co.jp/top.html
では第1編の後編をどうぞ。

●MIMPIさんのホームページ
http://kanjou.hp.infoseek.co.jp/index.html

●以下の文章に対するご感想はこちらまで
kanjou_web@infoseek.jp

■次週15日はレバラン(断食明けの大祭)のため、SENYUMをお
休みいたします。次回配信日は22日の予定です。


----「マレー鉄道でコタバルへ<第1編 旅立ちの夜(後編)>」----

 なぜEkspresがTumpat行きなのにわざわざ普通列車に乗り換えるのか。
せっかくジャングルトレインに乗るのだから景色を見たい。もうひとつ
は普通列車だと地元の人の生活列車というのが見えてくるからだ。なお、
運賃的には通算されないので乗り換えると反って若干高くなる。

 7時ちょうどの普通列車は大型ディーゼル機関車+3等客車4両編成。普
通に考えれば通勤通学時間帯なのだが、なぜかガラすき。最後尾車両に
いたってはKTM職員しか乗っていない。待ちくたびれた7時18分頃ようや
く発車する。右側は暑くなりそうなので左側に座る。左側に座ったもう
ひとつの理由は少し後で。しかし途中駅のホ-ムが右側に多いので、駅の
様子を見るなら右側のほうがよい。

 途中駅の多くは駅といっても簡単なホームと、棒に鉄板をつけて駅名
を書いたような駅。乗り降りが済むと、最後尾のKTM職員が緑の旗を出し
て発車OKを運転士へ知らせる。もちろん発車ベルなどはなく、機関車のタ
イフォンの音が発車の合図だ(タイフォンを鳴らすのは乗客のためではな
い)。ドアはもちろん手動だし、冷房もない(トイレはあり)。

 列車が進むにつれて少しずつ人が増えていく。途中から物売りが乗っ
てきたので、ナシレマ(マレーシアの伝統的料理)かと聞くと、ナシブン
クス(ごはんを包んだもの)という。1パック(7個入り)でRM2(RM=マ
レーシアリンギット、1リンギットは約29円)。まずいわけではないのだ
が、油が多いので一度に全部は食べられず、時間をおいて2回に分けて食
べることにする。

 景色は、といえば日本での山間部をイメージするとわかりやすいかも
しれない。ただ生えている植物が熱帯植物だ。途中駅で2回対向列車とす
れ違う。最初のすれ違い列車はTumpatを早朝3:10に発車した列車である。
そんな時刻に乗る人がいるのかと思う。その次のすれ違い列車はTumpat
5:45発である。なぜそんな時刻なのか?明るくなったころに乗ってくる乗
客をあてにしているとしか思えない。事実対向列車には結構人が乗ってい
た。対向列車の機関車は凸型で、こちらの機関車とは違う。こちらの機関
車は西海岸線で多く使われている大型だ。

 Gua Musang発車時には半そででは寒かったくらいの車内は時間が経つ
につれて暑くなる。もちろんドアは開けっ放し。途中のある駅で発車し
かけた瞬間、イスラム服の女性数人が駅へやってきて、列車は女性たち
の乗車を待った。最初はこの女性たちが遅れて駅に来たのだと思ってい
たが、時刻表を見ると列車のほうが早く発車していたのである。始発駅
を18分遅れで発車していつの間にか所定時刻よりも早いのだから、ダイ
ヤに余裕があり過ぎるのか、強力な大型機関車の威力なのか。マレー鉄
道は遅れが多いようなことを聞いていたが、私の乗った限りでは定刻か
早いくらいである。

 さて右側からもう一本線路が寄り添ってきて、タイ国境の最寄り駅
Pasir Masに着く。席を左側にしたもうひとつの理由は、この線路を見る
ためである。レールの光具合から考えると少なくても数日に1回以上は列
車が走っているようだ。この線路はガイドブックなどにも線が書かれて
いることがあるが、貨物専用線だ。この線路をたどっていって、国境を
越え、タイ側に入るとそこからは旅客が乗れるそうだ。もちろん国境越
えやタイの鉄道にも興味はあるが、今回はそこまでの時間もないし、マ
レー鉄道に乗るのが目的と割り切った。

 Pasir Masから3駅めのWakaf Bahruで下車。終点のTumpatまではもう3
駅あるが、帰りに乗るので、降りることにした。ここはコタバル
(KotaBharu)の最寄駅である。

(第2編へつづく)

●以上の文章に対するご感想はこちらまで
kanjou_web@infoseek.jp

●MIMPIさんのホームページ
http://kanjou.hp.infoseek.co.jp/index.html

■次週15日はレバラン(断食明けの大祭)のため、SENYUMをお
休みいたします。次回配信日は22日の予定です。
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              発行者 水嶋 真人
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創刊日:2000-07-09  
最終発行日:  
発行周期:週1回  
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