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YOGYA滞在記-SENYUM-

インドネシアが好きな方にこの国の本当の雰囲気を感じてもらえるよう、ジョグジャ、ジャカルタ滞在5年の私が1日本人としての視点を交え、ニュースなどでは伝わってこないインドネシアの魅力について綴っています

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SENYUM207話「邦人女性とインドネシアの仮説」

2004/04/05

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*YOGYA滞在記 -SENYUM- *        vol.207
                      発行部数 1094部

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*このメールマガジンはインドネシア、ジョグジャカルタ市での3年半の
留学を終え、首都ジャカルタで、もの書きの仕事に就いた”私”が日々
体験し、感じたことをつづったものです。

<筆者からの一言>
 インドネシアではいよいよ今日、総選挙を迎えます。思い起こせば、
5年前、私は、日本の大学院生の後ろにくっついてジョグジャのカンプ
ンにある投票所めぐりをしていました。もう見ることはないとおもって
いたのにあれから5年。友人は結婚したり子供ができたりと変わって
いっているのに、私だけ状況が変わっていないような・・・しかしなが
ら、今回の投票も見て、インドネシアにおける新たな記念にしようと
思っています。

 今回は、ある大胆な仮説を打ち立ててみました。久々にぶっ飛んだ、
自分よがりとのご批評もあるかと思いますが、特にインドネシアが好き
な邦人女性の皆様にご意見をいただけたらと思っています。それでは本
編をどうぞ。


-------------「邦人女性とインドネシアの仮説」----------------

 昼休みにオフィスビル近くのワルン街でナシゴレンをつついていたと
き、偶然、1人の若い20代後半の日本人女性と知り合った。僕がイン
ドネシアに住んでいる理由を尋ねると、彼女は「なんだか、インドネシ
アって住みやすいんですよね」と、日に焼けた顔を僕に向け、にっこり
と笑った。ふと、僕は、初めて会ったはずの彼女に以前にもどこかで
会ったようなデジャヴに捕らわれた。その感覚をたどっていくうちに、
デジャヴの理由が判明する。理由は、インドネシアで彼女のような雰囲
気を持った日本人女性に何人か会っているからだった。

 彼女たち(といっても7、8人くらいだけれど)に共通するのは、ま
ず、小麦色にきれいに焼けていること。日焼け止めクリームや長袖シャ
ツなどで日焼けを防がず、昼間から外に出て屋台でサテやソトをつつい
たり、バイクに乗ってカンプンを散策する様子が思い浮かぶ。外見上
は、派手というよりおとなしめで、化粧気はなし。普段着にもあまり気
を使わず、家ではもっぱら、バティックを用いたサロンを腰に巻いてい
そうな気がする。

 そのほかの外見上の特徴は、「国籍不明」「年齢不詳」な点。日に焼
けているから、化粧や服にこだわらないから、という点を差し引いて
も、彼女は、日本人でもあり、タイ人でもありインドネシア人にも見え
る。そうした感想を述べるまでもなく、彼女たちの方から「私、日本人
には見られないんです。よく東南アジア系の人に見られるかな」と、タ
イ人やマレーシア人に間違えられた体験談を話してくれる。

 そういうわけだからどうかわからないけれど、彼女たちは、一様に神
秘的な魅力を漂わせている。外見上「国籍不明」な点もあるけれど、話
していても唐突な質問をしてきたり、考えもしなかった共通点が出てき
たりして、僕はそのたびに彼女たちが何者かわからなくなり、頭の中が
混乱する。決して天然ボケ系ではないし、きちんと自分の意見をもった
「芯のある女性」ばかり。芸術系の女性が掛けている黒いフレームで、
長方形の細長いめがねが似合いそうで、実際、一流企業で働いていた経
験があったり一流大学を出た人ばかりなのだけれど、僕は雲の上をふわ
ふわと浮きながら会話しているような不思議な気持ちになる。

 そして何と言ってもインドネシアをこよなく愛していること。こうし
た邦人女性は決まって「インドネシアに住んでいると気持ちがいい」と
か「インドネシアの雰囲気は自分に合う」といったことをインドネシア
に住む理由に挙げる。話しているうちに彼女たちが日本よりインドネシ
アの水が合っているということが良く分かる。そして、駐在員や夫の付
き添いでジャカルタにいる奥様など「普通の」邦人女性より明らかに
違った雰囲気を彼女たちは持っていることに気付いて家路に着くことに
なるのだ。

 結局、ナシゴレン屋台で出会った邦人女性も、恋愛感情とはまったく
異なった意味で僕に強烈な印象を残して、席を立っていった。数十年前
のインドネシアは、駐在員男性ばかりで、若い邦人女性はいるだけで珍
しがられたのも今は昔。今では、多くの若い邦人女性が観光以外にも自
らの意思でインドネシアに住み、インドネシア人とほとんど同じ生活ス
タイルを好んで実行している姿を目にする。そしてインドネシアに「は
まった」邦人女性にはある共通項が存在する。この僕の大胆な仮説はま
だまだ発展途上にあるけれど、なぜ同じような雰囲気を持った邦人女性
がインドネシアを選び、腰を落ち着けるようになるのか・・・僕はそう
した女性たちに会うたびに、現代の日本女性感など、わずかな知識をか
き集めながら、その理由について思いをめぐらせている。

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              発行者 水嶋 真人
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創刊日:2000-07-09  
最終発行日:  
発行周期:週1回  
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