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YOGYA滞在記-SENYUM-

インドネシアが好きな方にこの国の本当の雰囲気を感じてもらえるよう、ジョグジャ、ジャカルタ滞在5年の私が1日本人としての視点を交え、ニュースなどでは伝わってこないインドネシアの魅力について綴っています

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SENYUM198話「ジャカルタ美人モール」

2003/12/22

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*YOGYA滞在記 -SENYUM- *       vol.198
                            発行部数 1113部

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*このメールマガジンはインドネシア、ジョグジャカルタ市での3年半の
留学を終え、首都ジャカルタで、もの書きの仕事に就いた”私”が日々
体験し、感じたことをつづったものです。

<筆者からの一言> 
 日本はもうクリスマス1色なことと思います。しかし、インドネシア
は熱帯であり、雪なんて天変地異でも起きない限り降りません。サンタ
クロースがショッピングモールに現れてもぜんぜんクリスマスだという
気も起きません。そんなクリスマスも4年連続となると、当初は不思議
で仕方がなかったのに、今ではぜんぜん平気になっている自分がいます。
さらに、今年もあと10日というのに、季節の移り変わりがないから年
が終わるという気も薄く・・・断食明けのレバランのほうがよっぽどイ
ンパクトが強い、そんなインドネシア化しつつある自分を何とかしよう
と思っている今日この頃です。

 とか何とか言っても日本人社会では忘年会やら新年会などがあり、来
週、再来週とお休みをいただくため、今年の送信はこれが最後となりま
す。というわけで少し早いですが、本年中はメルマガをご購読いただ
き、ありがとうございました。来年もこれまで同様、インドネシアにい
た証としてメルマガを続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお
願いいたします。次回発行は1月13日です、それでは本編をどうぞ。
 

■誠に勝手ながら、年末年始は公私共に忙しくなるため、冬休みとして
来週(29日)、再来週(1月6日)をお休みさせていただきます。次
回送信は1月13日となりますので、ご了承ください。

---------------「ジャカルタ美人モール」-----------------

 ピンクやオレンジ、黄色といった極彩色に彩られたTシャツ。胸元に
は光り輝くビーズか何かのちょっとした飾りがアクセントを添える。そ
の大きいお尻をこれでもかと強調するかのように体の線にフィットした
パンタロン。その中でも流行の黒いパンタロンには決まって白くて太い
ベルトを少し垂れ下げた状態ではめ、かつズボンの横に白いひもを垂ら
している・・・「黒いパンタロンに白くて太いベルト」、昨今のインド
ネシアの若い女性たちの流行ファッションにいちいち僕がけちをつけた
くはないけれど、僕はこの組み合わせがどうしても自分の好みに合うと
は思えなかった。通りを歩いても、歩道橋の階段を上っても、近所の
モールに出かけても、パンタロン、大きなお尻、そして斜めに交差する
ようにはめられた白くて太いベルト・・・

 ジルバブ(イスラム女性の頭布)姿の女性を除けば、10代、20代
の小麦色で背丈が僕の肩ほどのジャカルタ女性たちの大多数は前述のよ
うな服装で僕の前を横を通り過ぎていく。ミニスカートを履いた女性も
いなければ、ハイヒールを履いてさっそうと歩く女性もいない。イスラ
ムが強いお国柄だといえばそれまでなのだけれど、僕が日常生活の中で
思わずはっとさせられる機会は、日本にいたころと比べてずいぶん少な
くなった。ダンドゥット(インドネシア演歌)的な「どことなく田舎っ
ぽい」女の子ばかりが街を席巻し、いつのまにか、インドネシアの道端
で女性を見てもはっとする機会はないと半ばあきらめていた。

 けれど少なくともジャカルタには2カ所だけ、はっとする場所があ
る。ホテルインドネシア前ロータリーにある「プラザ・インドネシア」
とスナヤン地区にある「プラザ・スナヤン」。いずれもそごうなど高級
店が軒を連ねるジャカルタ随一の高級ショッピングモール。そこでの光
景は、ジャカルタの庶民街とは同じ国だと信じられないくらいファッ
ションセンスにあふれた「思わずはっとさせられる」インドネシアの女
性たちがいる。高級ブランドを身に付け、ひざが見える程度のスカート
を履く。とろとろ歩かずに颯爽と恋人や夫の肩にもたれながら歩く。何
より背丈が高く、色も白く、限りなく日本人女性に似ている。彼女たち
の多くは富裕層の中華系インドネシア人。いったいどこから出てきたの
か信じられないくらい、庶民街では全く見かけなかった女性たちが、最
高級モールの、しかも高級ブティックが軒を連ねる1階のそこかしこに
いた。

 インドネシア人だって負けてはいない。毎週土曜午後6時からメトロ
TVが生中継でダンス、歌、トーク番組を行うプラザ・インドネシア1
階の吹き抜け部分にある高級喫茶店。プリブミ(マレー系)のインドネ
シアの美人女性を直接見たければ、この番組の模様を2階か3階から眺
めればいい。僕は、メトロTVが放映していたJリーグの解説者時代に
1度だけ、この番組のゲストに呼ばれたことがあるのだけれど、そこで
見たファッションショーのモデル、歌手の後ろで踊るダンサーの女性た
ちのあまりにもの美しさに番組に出演していることも忘れて見惚れてい
た。身長は明らかに僕よりも高く、プロポーションは抜群で、ミス・
ワールドコンテストにでもいそうな西洋的スーパー美人。日本なら、本
やテレビに出てくる芸能人クラスの女性なら街角を歩けばいくらでもい
る。けれど、日本とは比べ物にならないくらい、高級モールやテレビ番
組のモデルたちと街角のダンドゥット(インドネシア演歌)的女性たち
はかけ離れていた。

 だからといって僕は、街角のダンドゥット的インドネシア女性に美人
がいないとはいわない。一見、日本人とは異なるそのファッションセン
スや化粧気のないその姿に惑わされそうだけれど、よくよく行きつけの
スーパーのレジや喫茶店のウェイトレスを見ると、隠れた美人はたくさ
んいるし、その心配りや気遣いにはっとさせられる心を持っていること
に気付く。それに、仕事を終えたモデルたちが化粧を落とし、普段着姿
で控え室を出てくれば、街角のダンドゥット的女性たちに戻っている。
なんてことはない、インドネシア女性の美人の度合いなんて日本のそれ
と大差はない、違いはモデルたちの仕事着と一般的な女性たちの服装に
日本以上の違いがあるだけのことなのだ。

■誠に勝手ながら、年末年始は公私共に忙しくなるため、冬休みとして
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              発行者 水嶋 真人
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創刊日:2000-07-09  
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