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オバマ医療保険改革と共和党の戦い

2010/09/26

米国の中間選挙が11月に迫って、民主党と共和党が激しい
選挙戦を展開していますが、争点の一つがオバマ大統領が
困難な状況の中で何とか成し遂げた医療保険改革。

共和党はこれを撤回に追い込むことを掲げて選挙戦を有利
に戦おうとしておりますが、必ずしも得策なのかどうか状況
は明確になっていないようです。オバマ改革が国を二分して
いる状況を USA TODAY が報じております。

APの調査では、政府が改革をもっと推進すべきだとする人が
撤退すべきだとする人より2対1の割合で多かったようです。

推進派の一人は、法律が完全に施行されている2019年には
3000万人以上がカバーされているであろうが、2000万人が
無保険のままでいると指摘しています。

医療保険改革を支持する又は支持しないあるいは中立である
という立場に関係なく、成人10人中4人がヘルスケア・
システムを改革するには不十分であるとしております。

また、別のサイドからは、約5人に1人が政府はヘルスケアに
関わるべきではない言っております。

スタンフォード大学が主導したAPの調査では、全体的に30%
が医療保険改革を好ましく思い、40%が反対、30%が中立的
立場であるという結果が出ております。

これらの人たちはオバマ改革を承認しているわけではありま
せんが、改革への根強い希望もあり、反対している共和党を
悩ましているようです。ヘルスケア・システムが必要なのは
貧しい人たちだけで十分だとする人は僅か25%に留まってい
るからです。

共和党はシステムの大きな変化を望む75%の人たちと争わな
ければならないであろうとスタンフォードの政治学教授は
述べております。共和党議員が法律を撤回させようとする熱意
は共和党員に向けてのものであれば理解できるが、アメリカ人
全体に対するものにしたいのであれば、民主党やどちらにも
属さない層の方が多い現状があるとも述べております。

調査では、改革をさらに推進すべきであるとする人たちと、
政府は撤退すべきであるとする人の間にいくつかの合意がある
ことが分かったとしております。

双方の立場の大多数が、医療、健康保険や処方箋による投薬
コストがかかりすぎると言っております。また、大部分の人
たちが、システムの質の向上を図る一方で、必要な医療をアメ
リカ人が受けられるように被保険者数を増やすべきだとも言っ
ております。

これからの運営に関しても立場によって違いが出てきており、
このような状況のなかで共和党がオバマ改革の撤回をスローガン
に選挙戦を勝利に導いていこうとするのか興味が引かれるところ
です。

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創刊日:2004-12-22  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
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