国際情勢

グローバル・エイズ・アップデート

地球規模の広がりを見せるHIV/AIDS問題。アフリカなど途上国を中心に、現状と国際社会、市民社会の取り組みの最新情報を伝えるメールマガジン。

全て表示する >

(GAU337号)ケニア、グローバルファンド案件で対策の鍵となる人口集団を明確に位置付け好評価

2018/02/26

----------------------
★「第337号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・ケニアの結核/HIV案件、「カギとなる人口集団」重視で高評価
・バングラデシュのグローバルファンド案件、進展と残される課題−総合監察官事務所
・オーストラリアと国連合同エイズ計画(UNAIDS),エイズの終息に向けて連携を強化
●アフリカの地域別記事
・(ナミビア)深刻ながらも対策が前進する首都ウィントフック周辺の取り組み
・(ナミビア)刑務所でのHIV感染を防ぐためのHIV予防ワークショップ
・アフリカのファーストレディ、子どものHIVを終わらせるために立ち上がる

-----------------------------------Vol.18 No.13 ---------------

◆発 行:(特活)アフリカ日本協議会
◆連絡先:
・東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル3F
・電 話:03-3834-6902
・FAX:03-3834-6903
・電子メール:info@ajf.gr.jp
◆バックナンバー:下記ブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/ajf/
◆Melma!を通しての購読申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_123266/
◆本メールマガジンから転送・引用を行う場合は、事前に発行者にご連絡をお願いします。




<対策・課題別・地域別(アフリカ以外)記事>
----------------------------------------------
ケニアの結核/HIV案件、「カギとなる人口集団」重視で高評価
----------------------------------------------
【2018年1月23日】途上国の三大感染症に資金を提供する国際機関、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の技術審査パネル(TRP)は、「カギとなる人口、および、この場合はHIVと結核の複合感染者対策の資金提供を優先させる政策は、高い効果をもたらし、深刻な地域での医療サービスの拡大につながる」と、ケニアの結核/HIV補助金要請を高く評価した。この記事では、ケニアの補助金要請に対するTRPと案件承認委員会(GAC)の評価を総括する。

2017年12月1日、グローバルファンド理事会はケニアの4つのプロジェクト案件への資金拠出を承認した。補助金の総額は3億1300万ドルであり、その受け手は主に次の3つの機関である。第一に、資金の大部分を受け取るのが財務省であり、その額は1億8250億ドルである。第二にケニア赤十字協会が7070万ドル、第三に東アフリカ地域の大きな医療NGOである「アフリカ医療・研究財団」AMREF (African Medical and Research Foundation)が3260万ドルを受け取る。

◎案件の長所

補助金要請にあたり、ケニアがHIV予防のために対象としたのは、男性とセックスをする男性(MSM)、セックス・ワーカー、そして薬物使用者である。これらの「エイズ対策のカギとなる人口集団」に充てられる資金は、資金要請のうち、HIVに割く予算の6パーセントを占める。また、結核においてカギとなる人口は、上記の対象者に加え、難民、強制的に在住地域から追放された人々、移民、少数民族、マイノリティ、子ども、都市部の貧困層、そして高齢者である。

TRPはこの資金要請を、「詳細かつ誠実な見積もりをした」として高く評価した。特に、人権の障壁についての評価は高く、この障壁を低くできるよう取り組むとTRPは述べた。

◎案件に関する懸念と弱み

TRPは、これらのプロジェクト案件に関する懸念事項として、10の事項をまとめ、それぞれに対し、対策方法についても提言した。

主な懸念のひとつは、保健従事者(医療従事者、研究者、データ管理者など)や財務省のスタッフの賃金の支払い機能をケニア政府に移す明確な計画がないことである。これは医療サービスの持続性に関わり、TRPは国内での人事機能を発展させるよう提言した。これを受け、ケニアの国別調整メカニズム(CCM)は出口戦略を練っている。

またHIVの分野で弱みとして、抗ウイルス治療へのアクセスの比率を維持する計画が不十分である点、若者のHIV予防策への予算配分が非常に少ない点が挙げられた。結核の分野では、民間の保健機関での結核の症例発見の拡大が課題であると指摘を受けた。TRPは、HIVと結核の双方において民間部門との連携を促すよう求めている。

グローバルファンドの資金拠出にかかわる機関である「案件承認委員会」GACによれば、現行の援助は110万人の既存患者に抗ウイルス治療を提供することができる。しかし今よりも患者の数が増えれば、治療の供給維持は厳しく、財政的ギャップは650万ドルに上る。GACは、このギャップを埋めるためには国家との連携を強める必要があると述べた。

しかし、ケニア政府はすでにHIV予防のために多くの予算を割いてきた。2017-2019年予算は9億6600万ドルで、前の期から1億2300万ドル増加している。これは、ケニア政府に求められる拠出枠を20パーセント上回る貢献度である。

政府の支出増加と保健サービスの向上が比例しない要因の一つは、地方分権化にあると考えられている。ケニアでは2010年の新憲法公布以降、地方分権が進んできた。GACは、地方分権はHIV予防のために活かすべきとしつつ、適切な資金配分と計画性を持って進めることが重要だと述べている。現在、ケニアでは国家と地方における適切な資金配分を見直している段階である。

原題:TRP praises Kenya’s TB/HIV funding request to the Global Fund for its sensitivity to key populations and human rights
出典:aidspan
日付:2018/01/23
URL:http://www.aidspan.org/gfo_article/trp-praises-kenyas-tbhiv-funding-request-  global-fund-its-sensitivity-key-populations-and

----------------------------------------------
バングラデシュのグローバルファンド案件、進展と残される課題−総合監察官事務所
----------------------------------------------
【2018年1月23日】バングラデシュではグローバルファンドの資金により結核、HIV、マラリアという三大疾患対策に著しい進展があったが、結核患者の発見率の低さ、HIV予防や治療の低い介入率、そしてサプライチェーンで生じているギャップなど、課題が残っている。昨年12月に、グローバルファンドの案件の管理や不正の摘発に当たる、グローバルファンド内部の独立監査機関である「総合監察官事務所」のバングラデシュ担当による報告がまとめられている。

まずバングラデシュは政治的な不安定さと深刻な洪水問題によって保健医療の分野が影響を受けている。保健・家族福祉省Ministry of Health and Family Welfare(MOHFW)によると、国内の保健医療従事者は18万7500人いるべきところ15万5千人となっている。グローバルファンドからの資金1億1700万ドルは資金受入責任機関Principal Recipients(PRs)7団体で受けているが、国内のプログラムでは活用しきれずこのうち4件は国際NGOとなっている。

一方、成果としては、5歳以下の子どもの死亡率低下、ミレニアム開発目標MDGの顕著な進展、結核治療における成功率は90%を超え、マラリア関連による死亡は2002年の588人から2015年には9人まで減少した。また、政府による財政的介入としては2012年より、抗レトロウイルス治療薬やHIV関連の必需品、結核、マラリア対策に対して資金増額がある。介入の対象を感染の可能性が高く、対策の鍵となる人口集団 key populations に絞り、HIV対策の鍵となる人々が気軽に立ち寄れるセンターの設置、マラリアに関しては難民や少数民族などといった鍵となる人々に介入がなされている。さらに、PRであるNGOのBRACは結核対策でコミュニティレベルの結核患者へのアプローチが可能な構造を拡大している。

しかし結核対策では、診断キットや医療機器の活用、スクリーニングなどの対策に限界があり、結核患者は症状が進行してから診断されることが多い。検査診断システムが活用されていない理由に、診断のアルゴリズムが技術革新に沿って改編されていない、機器のメンテナンスが悪いなどがある。私設の医療施設では結核患者の診断から公的な医療施設へつなげるといったルートが確立されていないという。

HIV対策では、限られた資金やスティグマ、法的な制限によって、予防や治療といったサービスへのアクセスが難しく、こうしたサービスを拡大するためには1億2350万ドル不足しているという。2013年5月の国内コンサルテーションでは、スティグマ、差別、法制度の問題をHIV予防サービスの円滑な供給を妨げていると認めた。

結核対策では、政府のプログラム作成及び実行力に弱さがみられる。全国結核コントロールプログラムNational TB Control Programs: NTPでの主導者が頻繁に変わってしまい、プログラムが停滞する。診断機器の導入が遅れたり、HIV対策では政府が責任を担うと意思を表明しつつも具体的な計画がなく、状況は曖昧である。

サプライチェーンにも問題がある。グローバルファンドは医薬品の保管や配布のための国の中央倉庫の財務管理を担っているが、物流の停滞や不適切な保管状況など効率的なサプライチェーンは構築できていない。そのため、スムーズな物資の輸送、医療品を保管する設備の気温や湿度管理、物資の在庫出し入れが最適化できていない。今後発生するであろう配分ニーズや在庫管理を考慮した長期的な解決策が必要である。

財務上の課題としては国外のコンサルタントと契約していないことなどがある。加えてPRのひとつを務めている世界最大のNGOともいわれるBRACが監督する事業実施機関Sub-recipients(SR)に対する財務の監視の改善の必要性が挙げられている。

以上のように、監査でもっとも指摘されたのは財務や物資の調達、サプライチェーン管理であった。NGOによる財務管理の改善、HIVのサプライチェーン、マラリア関連物資の管理などに改善がみられるものの、特に結核においては未だに課題が残されている。

原題:OIG commends progress made by Global Fund grants to Bangladesh, but says several challenges remain
出典:Aidspan 
日付:2018/1/23
URL: http://www.aidspan.org/node/4484

----------------------------------------------
オーストラリアと国連合同エイズ計画(UNAIDS),エイズの終息に向けて連携を強化
----------------------------------------------
【2017年1月12日 ジュネーブ(スイス)発】オーストラリア政府と国連合同エイズ計画 UNAIDSは、アジア太平洋地域におけるHIV対策をさらに強化するため、新たに5年間の戦略連携に合意、署名した。この合意は、人権・偏見やジェンダー問題に取り組む新たなHIV対策を、根拠に基づいた情報提供、持続的で差別のない手法で推進することに焦点を当てる予定だ。

また合意は、オーストラリア政府とUNAIDSがエイズを終息させるという共通のビジョンを共有し、連携を図るために強さと経験を築くという点を強調した。そしてこの連携は、アジア太平洋地域における健康と持続的な開発というより幅広い背景を含むHIV問題へ、強固で持続的な対策を講じることを可能にするだろう。

合意の一部としてオーストラリアは、UNAIDSがエイズを終わらせるための「優先対応」戦略として掲げた目標に到達するのを助けるため、2018年〜2022年の5年間で2250豪万ドル(1710万米ドル)の拠出を約束した。

◆以下は、オーストラリアとUNAIDSの協定に関する関係者の発言の要約である。

「オーストラリアは、特にアジア太平洋地域において強力で大切なパートナーである。この新たな合意は、私たちが連携し共に専門知識と経験をHIV対策に生かすことを助けるだろう」

ミシェル・シディベ UNIADS事務局長 Michel Sidibé

「もし私たちが協力すれば、オーストラリアは最も効率的に国際問題に取り組め、問題解決への役割を果たすことができると考えています。本日オーストラリア政府は、とりわけHIVと闘うことに関してUNAIDSと新たな連携を結んだことを、謹んで発表いたします――そしてUNAIDSがこの世界的流行に対抗できるよう、2250万豪ドルをこの先数年で提供することにしました」

ジュリー・ビショップ・オーストラリア外務大臣 Julie Bishop

●原題: UNAIDS and Australia Strengthen Ties to End AIDS
●出典:UNAIDS
●日付:12 JANUARY 2018
●URL:http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/featurestories/2018/january/20180112_australia

<地域別記事(アフリカ)>
----------------------------------------------
(ナミビア)・(ナミビア)深刻ながらも対策が前進する首都ウィントフック周辺の取り組み
----------------------------------------------
【2018年2月2日】アフリカ南西部の国、ナミビアの中心部に位置し、首都ウイントフックのあるホマス州では2万4千人以上の人々が、抗ウイルス治療Anti-Retrovirus Treatment(ARV)を受けている。ホマス州地域評議会Khomas Regional Council(KRC)のレイチェル・ジェイコブ氏Rachel Jacobは安堵した。

今年開かれたこのKRC事務所のオープニングで、ジェイコブ氏は11月だけで少なくとも1万1,155人がHIV検査を受け、そのうち57%が陽性と診断され、HIV治療に繋がったと述べた。

ジェイコブ氏によると、HIV陽性者の生活の改善という点に関しては、治療を必要とし極度の食料不足にある740人に対して達成できたという。このことはHIV治療の失敗の一員である飢えから彼らを救うことができたといえる。

2014年の国内HIV定点監視調査National HIV sentinel surveyによると国内のHIV 感染率は18.2%から16.9%に減少した。ナミビアではおよそ21万5千人がHIV陽性で、13万1,103人がARVの治療を受けている。さらにこの調査では、感染率は40歳から44歳の女性に最も高く30.6%であり、次に35歳から39歳の女性で30.3%と報告された。

結核に関しては、ジェイコブ氏は昨年10月から12月の間に、ウィントフック市Windhoekで323のケースが報告されており、そのうちハカハナHakahanaとオクリャンガヴァOkuryangavaクリニックに集中していたと述べた。

さらにジェイコブ氏はホマス州内にある学校保健に関する問題について話し合うために、マルチセクター型のホマス州学校保健委員会Khomas Regional School Health Committeeを設立したという。この委員会は保健に関すること、学校環境の監視、教員や清掃人へのライフスキルの提供などを担う。

「モージズ・ガロエブMoses Garoeb、サモラ・マシェルSamora Machel、カトゥトゥラ中央Katutura central、およびウィントフックWindhoekといった選挙区では、患者への金銭面や時間の支援のように、クリニックでの混雑にある患者を援助するために作られたコミュニティ・アドヒアランス・クラブcommunity adherence clubが現在活動中である」ジェイコブ氏はいう。

ジェイコブ氏はさらに以下のように続けている。ホマス州の母子感染予防プログラムPrevention of Mother to Child Transmission(PMTCT)は感染を90%まで下げることを達成した。この州では男子亀頭包皮切除が可能であり、これまで公立病院で9,916人の男性が切除を受けた。このほか9,707人の男性が私設の医療施設にて切除を受けている。これは男子亀頭包皮切除に取り組む官民パートナーシップPublic Private Partnership(PPP)を指揮するNGOである「エイズ・フリー」Aids Freeによって作られた施設である。
ジェイコブ氏は、ホマス州内で計1万9659人がこの男子亀頭包皮切除を受けたと述べている。

原題:Namibia: More Than 24,000 On ARVs in Khomas
出典: New Era 
日付:2018/2/2
URL: http://allafrica.com/stories/201802020731.html

----------------------------------------------
(ナミビア)刑務所でのHIV感染を防ぐためのHIV予防ワークショップ
----------------------------------------------
【2018年1月30日 リューデリッツ(ナミビア)発】アフリカ南西部のナミビア共和国にある大西洋に面した港町リューデリッツでは、青少年を収容する刑務所でHIV感染予防に向けた取り組みが行われている。

活動を行うのは、主に青少年を対象にダンスや創作活動を通してHIV予防の普及活動を行うNGO、「オンベジャ・イェヒンガ機構」Ombetja Yehinga Organisation (OYO)である。担当者のイワン・ミューゼ氏Ivan Muezeは、リューデリッツ刑務所で1週間にわたるHIV感染予防のためのワークショップを開催した。彼らは、全国にある刑務所でHIV感染予防とHIV検査や治療についての情報提供と教育を実施している。

リューデリッツ刑務所では、自助組織の教育役としてピアエデュケーターを養成し、新しく収容されてきた受刑者に対してHIV/AIDSについての情報を提供し理解してもらうことを目的としている。

HIV感染予防の知識や情報を提供するプログラムでは、ドラマやダンスを通してメッセージが効果的に伝わるよう工夫しており、薬物乱用についても理解できるよう構成されている。アートを取り入れることで、青少年が社会的意識を向上させ、それによってHIV感染拡大を防ぎ、さらにドメスティック・バイオレンスやレイプ、アルコールや薬物乱用のような問題も減らすことを視野に入れている。

OYOは、これまでにナミビア国内の至る所で同様の活動を行ってきた。「多くの児童・生徒や不登校の子ども、青少年受刑者を対象に、HIV感染予防のための活動をしてきたが、10代の妊娠やアルコール・薬物乱用、偏見と差別にも取り組んでいる」とミューゼ氏は述べた。

さらにOYOは学校教育にも力を入れ、生徒が自尊心を高め充実した学校生活を送れるように、自助教育を行ったり、過疎地域の青少年らを対象にした取り組みも行っている。

原題:Namibia: HIV Prevention Workshop Held for Offenders
出典:New Era
日付:2018/01/30
URL:http://allafrica.com/stories/201801300497.html

----------------------------------------------
アフリカのファーストレディ、子どものHIVを終わらせるために立ち上がる
----------------------------------------------
【2018年1月29日 アディスアベバ(エチオピア)発】1月29日、エイズに取り組むアフリカ元首夫人連合 Organization of African First Ladies on AIDS (OAFLA) は、「フルー・トゥ・シャイン」Free To Shineキャンペーンを開始した。2030年までにアフリカにおける子どものエイズを終結させ、母親の健康を維持するねらいがある。OAFLAの総会で開始されたこのキャンペーンは、地域レベル、世界レベルで人々や組織を団結させ、子どものエイズを終結できる医療を進めている。この目標を達成するために、「母子感染の根絶を目指す2020世界目標」に焦点を当てている。

ロマン・テスファイエ Mrs. Roman Tesfayeエチオピア大統領夫人・OAFLA代表は、「アフリカは、エイズの蔓延への対応で前例のないほど進歩を見せている一方で、子どものエイズへの対策は遅れている。アフリカでのエイズを終息させるためには、知識の活用や今ある方法の実施を優先し、子どものHIV感染をなくして母親の健康を維持するように行動しなければならない。新たなHIV感染を防ぐことで、アフリカの保健や開発アジェンダが転換し、子どもたちの未来は健康で希望のあふれるものになる。」と語った。

アフリカのサハラ以南の地域で、HIVに感染している子どもは140万人にのぼる。これは、全世界の子どもの感染者の半分を超える。子どもは他の年齢層に比べて潜在的に命の危険を招く可能性が高い。しかしながら、検査や治療のレベルは低いままである。HIVに感染している子どものうち、約50%は治療を受けておらず、治療を受けていない子どもの50%が2歳になる前に死亡している。

アフリカ連合委員会エイズ・結核・マラリア局長のマリ・ゴレッティ・ハラケイェ博士 Dr. Marie-Goretti Harakeyeは、「女性と子どもに焦点を当てなければ、2030年までにエイズを終結させることはできない。このキャンペーンでは、投資の増加を促して、医療体制を強化し最大の効果を達成するようにする。アフリカ連合は、2030年までに公衆衛生の脅威であるエイズを終息させることに尽力し、社会経済開発や構造転換のための『アフリカ・アジェンダ2063』の基盤を築く」と語った。

今回のキャンペーンは、地域レベル、世界レベルで人々や組織を団結させ、子どものエイズを終結させることに対する個人や集団の理解を助けるものである。母親の健康を維持し、母子感染を防ぎ、HIVに感染した子どもを迅速かつ効果の高い方法で特定・治療することを確実に行えるように、医療を効果的に届けその活用を促していく。

原題:African Leaders Join Forces to Help End Aids in Children By 2030 Oafla and the African Union Launch the 'Free to Shine' Campaign That Aims to Help Prevent New HIV Infections and Childhood Deaths
出典:AllAfrica
日付:2018/1/29
URL: http://allafrica.com/stories/201801300254.html 


------------------------
編集後記
------------------------
今回は、記事でもたまに紹介される「グローバルファンド活動者ネットワーク」(GFAN)の毎年の世界会議に向かう飛行機の中で編集作業を行っています。オランダに行くのに、主催者が手配したカタール航空で合計18時間も飛行機に乗っていないといけないというのはどうかと思いますが、まあ、機内で余分に仕事ができるからいいか、ということで納得しています。日本からカタールまではエアバス社の最新機A350。オランダまではボーイングのB777の新しい改造機300ERでまあ快適な飛行。カタールまではクラシック音楽を聴いていましたが、今はロックに乗り換え、機内サービスにあったJudas Priestのずいぶん前のアルバムTurbo Loverを聴きながら作業しているのですが、当時の印象ではしょーもないと思っていたこのアルバムが、今聞いてみると意外とよくできたロック・アルバムであることがわかりました…。曲のアレンジもギターソロのコード進行も完璧。ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルバンドとしてはずいぶんアメリカ寄りを狙った作風ですが…。このあと数枚アルバムを発行した後、同バンドのボーカリストでシーン全体に「ヘヴィ・メタルの帝王」として君臨していたRob Halfordは自身がゲイであることをカミングアウトしてバンドを去ったのです。これはヘテロセクシズムとマチスモに支配されたヘヴィ・メタル界全体にとって衝撃的な事件でした。(稲場)

------------------------
★メールマガジンご案内
------------------------

★「グローバル・エイズ・アップデート」は、世界のHIV/AIDS問題の最新動向を網羅するメールマガジンです。

★HIV/AIDS問題は、現代世界における保健医療上の最大の課題の一つです。しかし、日本では、こうしたグローバル・エイズ問題の深刻さや最新の情報が伝わっておらず、この問題へのコミットメントが薄いのが現状です。

★このメールマガジンは、グローバルなHIV/AIDS問題の最新動向を日本語で伝えるメディアが必要だという認識から生まれました。HIV/AIDSに関わる主要なウェブサイトの記事を日本語に要約し、隔週で発行しています。また、発行後すぐにブログにも更新。過去記事をカテゴリーごとに確認したい方はこちらからどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/ajf/

★継続して購読を希望される方は、以下の講読申込票をメールマガジン発行元(特活)アフリカ日本協議会までご送信下さい。また、本メールマガジンを発行している「Melma!」の以下のサイトから登録することもできます。

http://www.melma.com/backnumber_123266/

---------------------------------------
<講読申込票>info@ajf.gr.jpまで
---------------------------------------
★氏名
★所属(あれば)
★メールアドレス
★ご在住の市町村
★コメント
---------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-09-14  
最終発行日:  
発行周期:隔週  
Score!: 81 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。