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(GAU330号)ヴェネズエラの経済危機:グローバルファンドの支援は可能か?

2017/11/23


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★「第330号」目次

●対策・課題別記事、アフリカ以外の地域別記事
・ヴェネズエラの経済破たんがグローバルファンドの戦略達成を危うくする:報告書
・グローバルファンドはラテンアメリカ・カリブ海諸国を無視している?
・クリニックへの訪問回数とARV治療の持続性
●アフリカの地域別記事
・(マラウィ)特設のクリニックがカギとなる人口に変化をもたらす
・(ウガンダ)抗レトロウイルス薬の在庫切れが薬剤耐性の懸念を引き起こす
・(ナミビア)学校における性教育の葛藤
-----------------------------------Vol.18 No.06 ---------------

◆発 行:(特活)アフリカ日本協議会
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<対策・課題別・地域別(アフリカ以外)記事>
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ヴェネズエラの経済破たんがグローバルファンドの戦略達成を危うくする:報告書
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【2017年10月16日】カリブ海に面する南米の大国、ヴェネズエラの経済破綻が同国の公衆保健状況に深刻な影響を与えていることが国際エイズ・サービス組織評議会(ICASO)とヴェネズエラのエイズ支援団体「エイズと闘う市民行動」Accion Ciudadana Contra el SIDA(ACCSI)の報告書によって明らかになった。報告書によれば、感染症の再流行、崩壊した保健システム、ヴェネズエラの危機に対する諸外国の無関心、の3つが現状に至った主な原因としている。

感染症の再流行については、マラリア、HIVともに新規感染者数の増加が報告されている。マラリアにおいては、治療薬が入手できなくかつ薬剤耐性の出現が問題となっており、HIVにおいては母乳に代わる粉ミルクが入手困難な状況による、母乳を通した母子感染の増加、またある特定の先住民におけるHIV陽性率の高さが問題となっている。さらに、結核は十分なデータがないが患者数が急激に増加していることが推測され、医療機関の結核検査能力や治療中断、薬剤耐性等が問題となっている。

上記の状況において、報告書ではグローバルファンドによる支援の必要性を求めている。しかしながら、ヴェネズエラは世界銀行の分類では「高所得国」High Income Countryに分類されているため、グローバルファンドはこの様な経済状況でも支援は不可能としてきた。その後、米州保健機構(PAHO)を通じた間接的な支援や複数回にわたる申し入れを通して支援の可能性を模索してきたが、結局のところ、現時点ではグローバルファンドの支援基準に満たしていないことから支援の実現には至っていない。

したがって、報告書ではグローバルファンドからの支援を実現させるため、短期的な戦略としてグローバルファンドの理事会が事務局に対して、a) ヴェネズエラにおける活動実施団体との会合を通じて同国の包括的な支援概要をまとめること、b) 市民社会が使用する予定の資金の使用目的を現状に合わせて再考すること、c) 近隣諸国の資金管理担当者によって現在のヴェネズエラの保健システムの破綻状況が当該国にどの様な影響を与えているのか評価させて資金の用途を再考すること、d) ヴェネズエラのNGOを継続支援すること、を提言している。また、長期的な戦略として、ヴェネズエラの事例を用いてグローバルファンドの支援基準を再検討することや他国における同様な事例への適用可能性を検討すること、支援非対象国がアピールできるシステムを構築すること、を提言している。

上記の報告に対し、グローバルファンドに関する独立した報道NGOである「エイズパン」AIDSPANは、グローバルファンドの現在の支援基準がこうした現状に合っていないという現状がある以上、グローバルファンドは本来、「支援ができない理由」について言及するのでなく、どのようにすれば支援が可能になるのかをこそ検討すべき、としている。

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原題:Catastrophe in Venezuela Imperils the Achievement of the Global Fund Strategy (2017-2022), Says New Report
出典:AIDSPAN
日付:2017/10/16
URL:http://www.aidspan.org/gfo_article/catastrophe-venezuela-imperils-achievement-global-fund-strategy-2017-2022-says-new
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グローバルファンドはラテンアメリカ・カリブ海諸国を軽視している?
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【2017年10月17日】ラテンアメリカ・カリブ海諸国 Latin American and Caribbean(LAC) の三大感染症にかかわる活動家たちは、グローバルファンドがLACを無視していると警鐘を鳴らしている。

LACのうち何ヵ国かは、エイズ・結核・マラリアの感染率及び死亡率の低下に成功しているが、その成功により、まだ感染が課題となる地域の存在感が薄れている。カリブ海諸国はサハラ以南のアフリカに次いで、HIV感染率が高い。またカリブ海のイスパニョーラ島(ハイチ、ドミニカ共和国)ではマラリアが流行しており、南米のペルーでは2009年以降、多剤耐性結核が増加している。

●縮小する案件
グローバルファンドはLACにおいて、18カ国と8つの地域への資金供与について、拠出案件を有している。しかしLACへの拠出は、世界全体でみるとわずか4%にすぎない。
近年LACの多くの国々では、一人当たりの国民所得が増加し、同地域の国々が、世界銀行による各国の経済状況分類である「上位中所得国」や「高所得国」に「アップグレード」された。しかし、最貧層で最も疎外された人々の医療の質やアクセスが必ずしも向上している訳ではない。

●ヴェネズエラへの揺るぎない姿勢
政府によるエイズ・プログラムが破たんしているヴェネズエラの危機に対して、理事会は懸念を示しているものの、ヴェネズエラが上位中所得国であることが理由となって、グローバルファンドは直接的な援助を拒否している。援助を受ける条件を満たさない上位中所得国への資金供与を可能とするNGOルールを、ヴェネズエラにそのまま適用できるかどうかは疑わしい。しかし、グローバルファンドは今行動をおこす必要がある。

●言語について
LACで使用されている言語は、グローバルファンドの6つの公用語のうち、英語、フランス語、スペイン語の3か国語であるが、スペイン語とフランス語で入手可能な公式文書が不足している。主要な文書が完全かつ適時に翻訳されるようにすべきである。

●試用と研究に含める
グローバルファンドはが展開する国レベルのパイロット・プロジェクトや調査研究は、サハラ以南のアフリカとアジア太平洋地域が84%を占めており、現在LACではグアテマラ1ヵ国のみでしか研究がなされていない。2017年に、移行準備状況評価ツールの開発とパイロット研究にLACを巻き込んでいることは、注目に値する。しかし移行のみがLACの課題ではないため、LAC全体を巻き込むようにさらなる努力が必要である。

原題:Is the Global Fund systematically neglecting Latin America and the Caribbean?
出典:aidspan
日付:2017年10月17日
URL:http://www.aidspan.org/node/4370

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クリニックへの訪問回数とARV治療の持続性
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【2017年7月21日】抗レトロウイルス治療(ART)を普及し維持するためには、その最良の成果を担保しながら、保健システムや患者へのケア負担を軽減する、簡略化したHIVサービス提供戦略が必要となるかもしれない。今回、クリニックへの訪問頻度や薬をもらいに行く頻度の減少が、患者に及ぼす影響を評価するために、システマティックレビューを行った。

その方法としては、世界保健機関の抗レトロウイルス薬(ARV)ガイドラインの開発プロセスの一環として2016年8月30日までの出版物を医学文献データベースを用いて体系的に検索した。研究の特徴や患者の特徴、死亡率、罹患率、治療順守、治療の失敗、患者やケア提供者の受容、費用、プログラムの中断についての情報を抽出した。また、可能な場合に、メタ・アナリシスを実施した。
結果としては、16の研究に関連する21本の論文から同定された6443もの引用が同定された。そして11の研究が分析に用いられた。分析は実行可能ではあったが、エビデンスのレベルが低く、質が低かったため、限界があった。

クリニックへの訪問頻度を報告している8つの研究の比較分析によると、訪問回数が少ないほうが、ケアの継続性が高いことが示された(オッズ比[OR]:1.90, 95%CI:1.21-2.99)。治療の失敗や罹患率、死亡率に関して、有意差はみられなかった。また、 ARVを取りに行く頻度の減少により、ケアの継続性が高いことが示された(OR:1.93, 95%CI:0.62-6.04)。コミュニティ支援を用いた戦略は、より良い結果をもたらす傾向があった。しかし、介入方法は様々であり、特に地域によってことなるため、妥当性は疑わしいかもしれない。

結論として、クリニックの訪問頻度の減少やARVを取りに行く回数の減少により、臨床結果が向上することを示唆している。またこれらは、ヘルスシステムの負担を軽減するのに加え、HIVとともに生きる人々の負担も軽減する、実行可能な選択肢である。ただしクリニックの訪問回数や薬を取りに行く回数を減らす戦略は、ウイルスが検出限界以下であり、レジメンに耐えられ、治療順守の高い、安定した患者を対象とすべきである。この戦略は、現在行われているHIV治療方針の転換に不可欠であるかもしれない。データに限界があるため、さらに質の高い研究が必要ある。

原題:Effect of frequency of clinic visits and medication pick-up on antiretroviral treatment outcomes: a systematic literature review and meta-analysis
出典:Journal of the International AIDS Society
日付:2017年7月21日
URL: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.7448/IAS.20.5.21647/abstract

<地域別記事(アフリカ)>
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(マラウイ)特設クリニックが「エイズ対策の鍵となる人口層」にもたらす変化
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【2017年10月29日 ブランタイヤ(マラウイ)発】南部アフリカの内陸国マラウイのNGO「人間の開発のためのセンター」 Centre for Development of the People (CEDEP)の事務局長であるギフト・トラペンス氏Gift Trapenceは、エイズ対策のカギとなる人口層へのアプローチに取り組んでいる。

以前まではマラウイでHIVとAIDSへの対策は男女による性行為の対策が中心であったが、今では男性とセックスする男性(Men who have sex with men: MSM)に対する対策にも踏み込んでいる。国家エイズ戦略では、性的マイノリティのグループを「最もリスクの高いグループ」に位置づけている。実際、彼らは一般人口に比べて、約19倍ウイルスに感染しやすいと言われている。しかしながら、一般人口に属する人々も、少数者における感染拡大と関係がないわけではない。なぜなら男性の同性愛者は、女性と性行為をしないわけではないからである。

 マラウイの北部の都市であるムズズには、HIV対策のカギとなる人口集団のためのドロップインセンターがある。そこでは男性がそれぞれゲームをしたり、テレビでフットボールの試合を見ている。その内の1人のアルフレッドAlfredは「ここができるのを長い間待っていた」と話した。彼は2009年、37歳のときにHIVと診断された。「そのとき、私はただ自分の健康が心配だった。しかし公共の病院に行き、自分の性的アイデンティティを明らかにするのが困難だった。ヘルスワーカーはMSM(男性と性行為をする男性)について知らないし、私たちが実際に存在することも知らなく、私たちをのけ者のように扱った。スティグマと差別が蔓延していた」と彼は説明した。

マイノリティに対する敵意は彼が検査に行く妨げになった。そこでCEDEPは患者を性的指向に関わらず平等に扱うようにヘルスワーカーを教育した。エイズ対策の鍵となる集団のためにCEDEPドロップセンターが始められた。そのクリニックではレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス(Lesbian, gay, bisexual, transgender, intersex :LGBTI)に対してHIVや性感染症(Sexually Transmitted Infections: STIs)のスクリーニング検査を、プライバシーを完全に確保しながら行っている。順番を待つ列はない。邪魔者もいない。スティグマもない。15年間国家エイズ戦略のメンバーであった看護師は1日に5人の患者を見る。「私たちはLGBTIの人々や薬物使用者のHIV感染を減らし、HIVと共に生きる人々が延命できるよう努めている。私たちは547人の患者を診ていて、そのうちの15人は陽性であったため近場の医療施設に紹介した」と彼女は話した。他のMSMのメンバーを手助けする3人のピアナビゲーターもいる。彼らは自分のステータスを受け入れ、他の陽性者に薬をきちんと飲むことや6ヶ月ごとにウイルス検査を受けるよう促している。

 この進歩は国がかかげる「90-90-90目標」に大きく貢献している。同目標は、2020年までに陽性者の90%が感染を知り、その90%が治療につながり、その90%においてHIV量が(検出可能値以下に)抑制されることを目標としている。国家エイズ戦略によるとMSMにおける「90-90-990目標」を達成するかどうかは時間との闘いである。「鍵となる人口層」が忘れ去られれば目標は達成できない。ドロップインセンターはムズズ、リロングウェ、ブランタイヤ、マンゴチにあり、631人のMSMがコンドームなどを使って予防対策ができている。アルフレッドはドロップインセンターがなければ多くの人が感染を知ることもなくARTを始めることもなかったと話す。

原題:Malawi: Special Clinics Excite Key Population In Malawi
出典:CSJ News
日付:2017/10/29
URL: http://csjnews.org/2017/10/29/special-clinics-excite-key-population-malawi/

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(ウガンダ)抗レトロウイルス薬の在庫切れが薬剤耐性の懸念を引き起こす
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【2017年11月1日カンパラ(ウガンダ)発】国を挙げて薬剤の在庫切れに対処しなければ、多くのウガンダ人が第一選択薬の抗レトロウイルス薬に耐性を示すことが懸念されている。

東アフリカHIV陽性女性国際コミュニティInternational Community of Women Living with HIV Eastern Africaのマーガレット・ハッピーMargaret Happy氏は、保健省が一人あたり2週間分の薬剤の供給を削減するということを地域の自治体に通達したというニュースについて、HIV陽性者はとても悲しい気持ちでこれを見守っている、と述べた。

国際NGO「ケア」のウガンダ支部 Care Uganda が開催した記者会見において、ハッピー氏は、ジャーナリストに対して以下のように述べた。「資金不足によるHIV治療薬の在庫切れは、エイズ対策の土台を崩し、失敗のリスクを引き起こします。一方、大統領の定年問題にかかわる憲法改正を議論するために、国会議員には130億ウガンダシリング(約4億500万円)があたえられているのです。」 彼女は、クリニックへの交通費を支払う余裕がある人はほとんどいないため、このままではHIV陽性者は状態が悪化するリスクがあると警告している。

ウガンダでは少なくとも150万人がHIVに感染しており、そのうち90万人がARVを受けている。6月から供給が減少している薬には、アバカビル/ラミブジン、アタザナビル、ネビラピン500mg、子ども用ロピナビル125mgが含まれている。

NGOは、在庫切れは政府が信頼性のない国際援助に依存しているからだとしている。「HIV資金状況はずっと不安定で、ウガンダでは、エイズ対策資金の約93%が米国大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)やグローバルファンドなどからきている。政府の寄与はほんの7%である」とハッピー氏は述べている。

もしこのままであれば薬を円滑に補充することができなくなるため、80万人以上の人々において、比較的安価な第一選択薬への耐性が発生してしまう。

あるHIV陽性者は以下のように述べている。「3カ月分の薬をもらえると期待して病院に行くと、2週間分のみしか処方されない。人生はどんどん難しくなっていく。我々は薬剤耐性を起こしかねない他の治療計画に変更せざるを得なくなってきている。これに対して我々は強く抗議している。我々は労働者階級であり、助けが必要である」

また別のHIV陽性者は次のように述べている。「ARV治療をうけてから人生は改善した。今、私は第二選択薬をとっているが、薬を取りに行くと別のものを渡され、それを飲むのが怖い」

全ての政府機関に薬剤を提供する責任を持つ全国医薬品販売所(National Medical Store)の広報担当官、ダン・キモショー(Dan Kimosho)氏は次の通り述べている。

「在庫切れは全ウガンダの問題として認識しなければならない。薬のない保健医療施設とはどこの施設のことなのか?我々としては、治療薬はあると考えている」とキモショー氏は述べている。「医療施設に薬がないという話が出るたびに、どこの施設かと確認しているが具体的な名前が出てこない。もし、具体的な名前を出してくれれば、私が対応するが、具体的な名前がない問題提起については、対応しようがない」とキモショー氏は述べた。また、彼は、そのような報告があるのは初めてではないと付け加えた。

原題:ARVs Stock-Out Sparks Fear of Mass Drug Resistance
出典 : The Observer
日付:2017年11月1日
URL: http://www.observer.ug/news/headlines/55709-arvs-stock-out-sparks-fear-of-mass-drug-resistance.html

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(ナミビア)学校における性教育の葛藤
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【2017年10月27日】南部アフリカのナミビアで導入された新しい性教育のカリキュラムは人々からあまり高く評価されていない。内容があまりにおおざっぱすぎて、性行為に慎重になるだけでなく、いかがわしい性行為に関与することを子どもたちに教えるものであると理解されているようである。

これについては、今日子どもたちが直面している現実に対して、教育的で客観性のある方法で継続した議論とコンサルテーションが行われなくてはならない。

議論の重要な点は、子どもたちに性についての認識を教え、性教育を行う責任は単に教師や学校だけに課されているものではない、という事実である。両親も自分の子どもに関与しなくてはならない。結局、子どもにモラルを教えるのは教師や学校の仕事ではなく、親の役割であるからだ。

しかし、その役割を放棄している両親や、両親がいない家庭もある。そういうわけで教師や学校が子どもたちに性的虐待から身を守る基本的なスキルを教えなくてはならない。

そのような教育はレイプや近親相姦について教育し、若年の妊娠を回避する方法を子どもに教えることを含んでいる。もちろん、学校は子どもたちに未熟なセックスを奨励すべきではないことは皆が同意するところである。

総合的な性教育カリキュラムの議論は国を挙げて行う必要がある。最終的なカリキュラムはどのようなものであっても、キリスト教の伝統とその規範や文化の価値に誇りをもつナミビア社会に沿ったカリキュラムである必要がある。

過去の人々は、ティーンエイジャーの妊娠や青年期の混乱を抑制する権利を有していたであろう。しかし、今日の現代的な社会にとっては、過去のやり方は必ずしも正確でなく、また、厳しく非人道的であるため、我々は古いやり方を適用したりすることはできないかもしれない。だが、過去のやり方は、我々の社会としての価値に沿った新しい方法を考え付くことに役立つかもしれない。

我々は欧米人ではない。我々はまずアフリカ人であり、ナミビア人である。子どもたちへの性教育がどのようなものであっても、アフリカ人でありナミビア人であることのアイデンティティの確立を助けなくてはならない。

子どもたちは、欧米式の教育を受けていたとしても欧米人ではない。欧米式のカリキュラム全体を単に輸入するだけでなく、我々の問題を解決する方法を自身で発見することが重要である。

原題:Sex Education in School
出典 : NEW ERA
日付:2017年10月27日
URL: https://www.newera.com.na/2017/10/27/sex-education-in-school/

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編集後記
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SDGs(持続可能な開発目標)に関するセミナーのために、岡山に出張してきました。今日は少し観光ということで、国宝の吉備津神社から吉備津彦神社まで、備前と備中の国境を成す「吉備中山」を歩いてきました。古代、人々が祭祀を行った巨石信仰の遺構がたくさんあり、大変興味深かったです。(稲場)

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