海外旅行

旅のフィールドノートから

数十万年!というのはちょっと大げさでも数千年の歴史がある北京。オリンピックに向けてかわりゆく北京を旅します。

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創刊日:1999-07-14  
最終発行日:2008-12-11  
発行周期:不定期  
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サンプル記事

2000/01/01

■□□□□▼ 旅のフィールドノートから ▼□□□□■□□□□■□□□□■
                     No.300 2007年 6月15日 発行
 第6章 沖縄県 太平洋上の南大東島(2001年 1月)
     49.南大東島地方気象台06 ゾンデってなに?
   http://www.geocities.jp/fieldnoteslog/mdtj/index.html?300

◆◇◇◇◇◆ 旅のフィールドノートから ◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◆
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☆これまでの旅☆
100年の歴史の、ふしぎな、サトウキビの島の科学技術の最先端、気象台。ここ
は日本に18箇所しかない特別な気象台のひとつ。探検しようと飛び込んだ気象
台はで、地上観測・高層観測・予報の三位一体で天気予報が行われているのだ。
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●高層気象観測

 見た目にそれらしい特別な機材があるのではないので、普通の会社の事務所
を見学しているのと変わりなく、天気予報をしているという実感が持てない。
 「気象台を見学している」とわかりやすいのはやはり高層課だ。といっても、
部屋は同じなので、部屋の中での作業はいまひとつ実感が持てない。わかりや
すいのは、やはり毎日決まった時間に飛ばす気球だ。
 その気球はなにのために飛ばすのか? もちろん、地上から観測できない上
空の観測を行うためだ。
 気象観測機と無線送信機を取り付けて飛ばし、上空30キロまでの高層の気圧、
気温、湿度などを測定する気象器械。それは、「ゾンデ」と呼ばれている。

●ゾンデ・ゾンデ・ゾンデ

 1928年にフランスでラジオゾンデの実験が開始され、その10年後には日本で
定常観測を開始された。
 2000年現在、全国18箇所と4隻の海洋観測船で1日2〜4回観測している。
 現在、気象庁の高層気象観測で使用しているのは、「RS2-91型レーウィンゾ
ンデ」だ。
 と書いてきたが、いくつも「ゾンデ」という言葉がでてきたので、それらを
簡単にまとめてみる。

◇ラジオゾンデ

  気球で上空の気象観測を行うもの一般を指している。「sonde」は
  radiosonde(無線探査)の略。そのため、「ゾンデ」という言葉は基本的
  には「ラジオゾンデ」を指す。

◇レーウィンゾンデ

  風向、風速のみを測定することをレーウィンという。「rawin」は
  radiowind(無線測風)のこと。両者を同時に測定するのがレーウィンゾン
  デだ。
  気圧・気温・湿度を観測するための装置を積んだ「ゾンデ」。センサーは
  積まれていないが、ゾンデの位置をアンテナで追跡することで間接的に風
  向風速を算出する。

◇オゾンゾンデ

  オゾンを観測するための「ゾンデ」。

●空高く

 これらのゾンデは、風に流されながら上昇し、各センサーの観測データを無
線によって連続的に送信してくる。
 気象台の屋上の白いレドームに収められている自動追跡型方向探知機で、こ
れを追跡しながら観測データを受信している。1日2回、日本時間で午前午後
の9時に揚げる。
 また、気圧計と電波発信機だけ積み、風向風速のみを観測するレーウィン観
測が1日2回、午前午後の3時に行われる。上のレーウィンゾンデと合わせて
1日4回の観測が行われることになる。
 レーウィンゾンデの高度は、気圧・気温・湿度から計算している。この高度
と方向探知機の方位角・高度角からレーウィンゾンデの位置を知ることができ、
その移動方向と移動距離から高度別の風向・風速を計算している。
 ゴム気球が破裂する上空約30キロまで観測し、ゴム気球の破裂後にはパラシ
ュートが開いて、レーウィンゾンデなどを安全に緩降下させるようになってい
る。
 もちろん、天候に関する気象現象は高度30キロ以上でも起こっている。その
ため気象ロケットを打ち上げ、レーウィンゾンデで観測できない高度30〜60キ
ロの気温、風向、風速、気圧を測定しているが、やはり観測のメインはラジオ
ゾンデによる観測だ。

●仇拾壱式

 現在使われているレーウィンゾンデである91式は、その名の通り1991年に採
用されたものだ。ラジオゾンデは使い捨てなのでできるだけ安価に、そして高
性能にということで改良されている。
 ゾンデの本体は四角い発泡スチロールで、中に必要な機材が収められ、セン
サーが飛び出ている。
 発泡スチロールで覆われているのはそれだけ上空の環境が厳しいということ。
発信機などの電気関係、特にバッテリーが低温に弱いのだ。
 それでも、高空で地上と同じような状態を小さな発泡スチロール程度で維持
できるはずもない。そのため、ラジオゾンデには注水電池というものが使われ
ている。これは、マイナス100℃でも使用可能という特殊な電池だ。
 センサーは温度計、湿度計、気圧計があり、気圧計で得られたデータから高
度を導き出している。
 とはいえ使い捨て、しかも1日4回も使うものなので、コストダウンはとて
も重要だ。機能と低コスト両立させるために苦労しているようだ。
 ちなみにこのラジオゾンデ、今は世界ではスウェーデン製が一番のシェアを
占めているらしい。
 ちなみに、2000年に新型が開発されれば「百式」か「零式」にでもなるかと
思っていたのだが、どうやら引き続き91式を使っているようだ。

○91式
 http://www.geocities.jp/fieldnoteslog/mdtj/4901.jpg

●つづく●
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●いつの間にか300号です。8年。長いですねぇ。この間に私個人の状況も変わ
りましたし、なんといってもインターネットの状況が変わってきています。次
の旅からは新しい方向も考えています。が、ますはこの旅のゴールを目指さな
くては。

○次回は、「ゾンデは飛んで行く」の予定です。
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○おたよりは掲載させていただくこともありますので、掲載を希望されない時
はその旨明記をお願いします。
○旅行記の内容と現在の状況が変わっている場合も考えられますのでご注意く
ださい。嘘は書いていませんが、まちがいは書いているかもしれませんので。
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◆◇◇◇◇◆ 旅のフィールドノートから ◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◆
 著/ 瀧   発行/ フィールドノーツ
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