国際

中国で成功する人事、失敗する人事

「中国人に対するこの偏見、根拠のない先入観は、どうにかならんのか」。これがこの本を書いた動機でした。成功している日系企業の事例をもとに、中国で成功する組織のつくり方を考えます。




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第2回 中国人は「手先が器用」なのだろうか?

2004/07/18

日本企業の中国進出の話をしていると、しばしば「中国の人って手先が器用なんでしょう?」という反応に出会う。日本人の間ではこの話は半ば定説になっているようだ。

しかし考えてみると、昔からよく「日本人は手先が器用」だという話を聞くし、ベトナム経済に関心のある人は「ベトナム人は手先が器用で、日本人以上だ」などと自慢する。

世界中に手先が器用でない人はいないのか……

暇人の茶飲み話ならどうでもいいようなことだが、まともに海外事業に取り組んでいるビジネスパーソンまでが真剣な顔でこの種の議論をしているのを見ると、いささか不安になってくる。手先の器用さは民族で決まるものなのだろうか?

たとえば、中国広東省のあるメーカーは手作業で電子部品の加工や組み立てを行っている。その働き手のほとんどは遠く四川省や湖南省などから出稼ぎに来る少女たちだ。年齢はほとんどが18〜20歳ぐらい。中には働きたいあまり年齢を詐称して、身分証明証を偽造して働いている子もいるという。

科学的な性格検査で単純作業の反復に適性あるかどうかを判断し、さらにIQのテストを実施して採用する。合格するのは10人に1人にも満たない。さらに採用後は作業実績をコンピュータで管理し、成績の悪い者は原因を分析して指導し、そのうえで毎月成績の下から5〜10%は解雇する。新規採用と淘汰を毎月繰り返しているから、能力の高い工員だけが残っていく。

こんな女性たちが「手先が器用」なのは当たり前ではないか。



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創刊日:2004-07-11  
最終発行日:  
発行周期:週2回程度  
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