経営

IT会計事務所への道

会計事務所がIT化を通じ、顧問先の中小企業のIT化へのポータルサイトとして機能するためのノウハウやコラムなどを週刊で配信。

全て表示する >

【IT会計事務所への道 】-数値化によるIT分析2-

2004/12/20

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
IT会計事務所への道 http://kaikei.inst.jp/
12/20発行 Vol.10 ■数値化によるIT分析2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メールマガジンでは会計事務所がIT化を通じ、顧問先のポータルサイトとして
機能するためのノウハウやコラムなどを配信いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●ITガバナンス
 IT化とは、経営の諸問題を数値化定量化していくことであるといっても過言で
はない。数字が物の優劣を全て決めるわけではないが、確実に行動のための決断情
報になる。 優秀な税理士事務所といえども、ROA・ROE・ROIといった経営分析のた
めの数字がなければ、事業計画書は作成できない。数値があるからこそ、具体的な
目標設定ができ、あらゆる知恵を絞ることができるのだ。

 IT化に詳しい人は、SWOT分析というメソッドを使ってIT戦略を練る場合があ
る。ガイドラインにそって解答を出すと楽であり、かつ、論理的にも見えるから
だ。SWOT分析とは、企業戦略を次の4つの要素に分け、これらを調和させ、適合し
ようという分析手法のことである。

 内部的能力の要素として、?Strengths(強み)、?Weaknesses(弱み)があり、外的
要因として、?Opportunity(機会)、?Threats(脅威) があるとするものだ。IT
コンサルタントから、「御社の強みはどこにありますか?」などと聞かれたら、な
んとなくIT戦略が策定できそうに感じられることだろう。しかし、このSWOT分析
でIT化が成功した事例は、残念ながら中小企業にはないといっても過言ではな
い。大企業には向いている分析手法も中小企業には、殆ど役に立たない。

 SWOT分析では膨大な数値が分析のために消費される。しかし、中小企業にはそも
そも分析されるような数値はそろっていないのだ。数値なき目標は実行されないの
だが、数値なき対象も分析できない。改善すべきことを放置したままでいる優柔不
断な中小企業はことのほか多い。これらには、SWOT分析よりもABC分析といった古典
的な手法のほうが向いていると思われる。

 中小企業が、数値に基づくプランを実行していくには税理士事務所のサポートは欠
かせない。しかし、最近は更に踏み込んだIT化への対応が税理士事務所に求めら
れるようになってきている。この背景には政府が推進するe-Japan戦略に基づく官民
をあげた情報化へのシフトアップがあるからだ。

 電子申告・納税制度のスタートは、多様な「社会的要請」が税理士事務所にも影響し
てくるのを実感させられる。高度な情報活用や情報公開は、厳格な情報保護や情報
セキュリティ対応に進化している。利用するITから管理するITへのステップア
ップが始まってきたのである。

 税理士事務所のIT戦略は、?情報システムが企業活動の中で健全に機能してい
るかどうかを見守るITガバナンスと、?情報システムを見つめるシステム監査の両
方のスキルが重要になってきた。知恵が要求される時代なのだ。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-07-02  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。