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IT会計事務所への道

会計事務所がIT化を通じ、顧問先の中小企業のIT化へのポータルサイトとして機能するためのノウハウやコラムなどを週刊で配信。

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【IT会計事務所への道 】-顧問先のために全能を-

2004/11/11

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IT会計事務所への道 http://kaikei.inst.jp/
11/11発行 Vol.8 顧問先のために全能を
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本メールマガジンでは会計事務所がIT化を通じ、顧問先のポータルサイトとして
機能するためのノウハウやコラムなどを配信いたします。

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●顧問先のために全能を
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■互換性のある言葉
 最近、IT業界のいたるところで「ポリシー」という言葉をよく耳にする。
ネットワークポリシー、セキュリテイーポリシー、プライバシーポリシー等の
ような合成語であることが多い。政治上の方策や方針のことをポリシーと言
うが、IT業界では、「〜の運用方針」の意味で使われている。
 複雑化したITの課題を説明する際には、「〜」の部分にさまざまな言葉を
当てはめてみるとわかりやすい言い回しができる。このような言葉がさかんに
使われるのは、「ポリシーなきIT化は失敗する。」と業界の多くの人が考え
ているからだろう。そのため多様なポリシーを用いて、IT化を成功させる手
段を模索しようとするのである。
 ポリシーと同様、IT化を語る時にしばしば使われる外来語に、ビジョン
(構想)とコンセプト(概念)がある。
「未来ビジョンのない経営は、顧客へのコンセプトがないIT化に等しい。」
といったフレーズを聞くと、なんとなく納得してしまうから不思議だ。ITを
人に説明する時、接頭語を変えれば論を楽に展開できるため、IT業界ではこ
れらのキーワードを互換性のある言葉として安易に使うのである。
 「戦略」は、ポリシーにもビジョンにもコンセプトにも置き換えることがで
きる。すべては、IT化のコツを述べるためのテーマなのだ。また、「IT」は
「経営」と言い換えてもよいだろう。
このように言葉を組み換えると、「IT戦略」は、「経営ビジョン」であり、
「ITポリシー」であることに気がつくのである。

■ポリシーが戦略となる
 税理士事務所では、開業の目的や所長の哲学などをベースにして、社会に存
在する意義を明文化しているところが多い。諸問題に対する判断基準になって
いるこれらの経営コンセプトは、ほとんど変わることがない。
 しかし、変わらないことは短所にもなる。芭蕉の「不易流行」にみられるよ
うに、現代は変わることが経営コンセプトの一つになってきた。変わりづらい
部分を変えられないのは大きなマイナスとなってしまう。
コンセプトに未来時制が加わるとビジョンになる。ビジョンはコンセプトを変
え、そのありようによっては、税理士事務所そのものを変身させるエネルギー
になり得る。
 そして、ビジョンから導かれたコンセプトを効率的に実行する運用方針が
「ポリシー」の役割となるのだ。ポリシーは、さまざまな経営課題を経営戦略
レベルに引き上げるものである。ビジョンを現実化し、コンセプトを明らかに
する働きをするからだ。
 「情報システムは何のためにあるのか?」という情報化のコンセプトを考え
ることは重要だ。また、「情報化や情報システムによって得られる未来はどの
ようなものなのか?」という情報化のビジョンを持つこともさらに大事なこと
である。
 しかし、「ビジョンを実現していくための考え方や方法論は何なのか?」と
いう情報化へのポリシーが不確かなうちは、税理士事務所のIT戦略はいつま
でたっても見えてこないことになる。
 クライアントポリシー、監査ポリシー、税務ポリシーというような指針を
PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)に落とし込むことが税理士事務所
の経営戦略につながる。IT化とは情報システムそのものを構築することでは
なく、コンセプトをいかに実現するかが目標なのである。

■気分のよい顧問先
 ところで、常々、我々は顧問先を増やしたいと考えている。それも、税理士
事務所に感謝してくれるような、気分のよい顧問先を増やしたいと思っている。
人は、そんな虫のよいことなんかできないと言う。「お客様は神様」と考える
顧客満足度の高いサービスポリシーを実行しなさいと助言してくれても、それ
を行うことは正直ツライものだ。
 顧問先に対して忠実な後輩役を演じることは、どうしても心技体を消耗させ
てしまう。後輩はいつまでたっても先輩にはなれない。会社ならば地位を逆転
できるが、顧問先との関係ではかなり無理な話となってくる。
 「税理士事務所は仲間だ」と思ってくれる人達だけとつきあいたいのだが、
それがままならないのが現実である。ほとんどの人は気分良く仕事をするのを
望んでいる。税理士事務所が顧問先と友人の関係を本気で構築する気になれば、
それは達成できるはずだ。
 では、気分のよい顧問先を増やそうというビジョンを立てたとしたら、ある
いは、仲間である顧問先のための税理士事務所というコンセプトを打ち出した
なら、一体どのようなポリシーが必要になるのだろう。
 顧問先は税理士事務所の仕事を評価し、税理士事務所は顧問先のために持て
る能力のすべてを傾けるという関係をつくりたい。このような気分のよい顧問
先をつくるためには何が必要となるのだろう。
 IT戦略の真の意味は、税理士事務所がこれらを解決することにあるといえる。
業務メニューを変えたりするだけでは税理士事務所の経営戦略になり得ないの
である。
 IT会計事務所への道は次の?〜?のステップが必要になる。
   ?ポータル会計事務所になろう
   ?ITコーチングをメニューにしよう
   ?データマイニングで新規顧問先を
   ?顧問先とのネットワークを構築しよう
   ?月次訪問時にはシステム監査を
これらの案を具体的に実践してみようという方に対して我々は、「ITインス
トラクト会計人会」という勉強会を立ち上げて、参加される会計人を待ってい
るところなのである。

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創刊日:2004-07-02  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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