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経営革新羅針盤−経営サポートNPO TASKS発行

経営サポートNPO法人TASKSがお送りするメールマガジンです。専門家集団である弊会が経営革新の「気づきの源泉」、企業経営の開運の扉を開く呪文となる「開けゴマ」となるような情報をご提供します。経営革新の始まりはここからです。

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経営革新羅針盤−TASKS発行-中小企業支援とクラウドサービス

2017/09/20


◆ 今回の目次 ◆                 Vol. 463  2017/09/20
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[[ コラム ]] 中小企業支援とクラウドサービス

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[[  コ ラ ム  ]]
  中小企業支援とクラウドサービス
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                       中小企業診断士 金綱 潤

  1.クラウドが経営の現場に

   企業の事業活動推進には、製造や販売だけでなく、総務、経理等の
  基幹業務の遂行が必要になります。特に人、モノ、カネ、ノウハウ、
  情報に制約がある中小企業にとっては、コスト負担や、効率・制度
  向上の面でAIやITシステムの効果的な運用が期待されています。 

  この点に関しては、従来は多くの中小企業では給与系や勘定系分野
  での市販のソフトウエア利用が一般的でした。いわゆるインストール
  ソフトです。しかしながら近年、その状況に変化が起きています。
  クラウド上にあるリソースを活用する企業が年々、増加しています。

  2.クラウドとは何か?

  クラウドとは雲の上にあるコンピューター利用をイメージされる方も
  多いと思いますが、あくまでもコンピューターの利用形態を指します。
  インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター
  (サーバー)が提供するサービスを、利用者はネットワーク経由で
  手元のパソコンやスマートフォンで使うことを意味します。 

  従来のコンピューターの利用形態では、利用者は手元のパソコンの
  中にあるソフトウェアやデータを利用していました。しかしクラウド
  サービスでは、ネットワークを経由して、雲(クラウド)の中にある
  ソフトウェアやデータをサービスの形でつかうスタイルです。

  意味が分かれば納得ですが、インストール系ソフトウエアへの慣れや
  機能拡張等もあり普及のスピードは今一つでした。また未だに何となく
  、データの互換性やセキュリティ、運用面でのネガティブなイメージを
  持つ方も多いのも実際でした。

  3:近年、普及し始めてきたクラウド

  しかしながら近年、クラウドを利活用する中小企業さんも増えて来ま
  した。色々な要因が考えられますが、人手不足対応や生産性の向上が
  叫ばれる中、課題解決のためにクラウドの利活用が身近になってきた
  ことが挙げられます。平成25年の情報通信白書によれば、中小企業の
  労働生産性(従業員一人当たり年間いくら付加価値を稼ぐか? 付加
  価値額/従業員数)においては、クラウドの利用企業が474万円に
  対して非利用企業では435万円に留まっている結果も出ています。

  4:クラウドとFintech

  一方、金融業界を中心にfinancial technologyの造語であるFintechが
  クラウドサービスとして普及してきました。金融の基本機能には、
  決済、融資、会計がありますが、決済のコスト、スピードや融資実行の
  スピード、帳簿作成の自動化等の面で、ルーティンの業務に比べて
  圧倒的な優位性が見込めるために、この研究が進んでいます。
  例えば、ある銀行では、融資先企業とFintechで繋がることで、融資先
  企業の経営情報をリアルタイムに把握し、タイムリーな経営コンサル
  ティングや資金提供につなげるサービスを試行開始しました。経理
  担当者のルーティン業務には、発注書、請求書、納品書発行作業や
  取引と帳票書類の確認作業、記帳業務,振込作業、消込作業、売上
  債権管理作業、経費精算作業がありますが、クラウド会計ソフトを
  利活用することで、これ等の作業を簡素化し、重要な予算編成や資金
  繰り管理、現場とのコミュニケーションにも時間を掛けることで
  成果を挙げている企業も増えてきました。特定の経理担当者だけが
  使いこなしてきたインストール系のソフトと違い、安価な月額料金で
  多くのメンバーが参加出来て、中小企業のバックオフィスを自動化・
  効率化出来る点にメリットも多いことから、クラウド会計の導入に
  踏み切る企業も増えて来ました。

  5:クラウド導入の課題

  しかしながらクラウド導入に関してはいくつかの課題もあります。
  例えば従来の仕事では営業、販売、納品、請求、債権管理、入金消込、
  仕訳入力等、別々の人がバラバラの管理フォーマットで行ってきている
  ため、部門間、ユーザー間の互換性が悪く、ユーザー同士がクラウド上
  で繋がるプラットフォームに繋がりにくいことが挙げられます。

  今までのやり方に固執する気持ちや業務への習熟効果を主張し変化を
  嫌う現実もあります。
  しかしながら、お客様への意味ある価値を提供する観点から言うと、
  新しいパラダイムが普及している現実を次代のチャンスと捉え、チャレ
  ンジしたいものです。
  ご不明な点やご相談ある方は気軽にお尋ね下さい。

                             以 上


━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  クラウドコンピューティングは今や身近なものであることは間違い
  ありません。ネットワークにつながっていないコンピュータは、
  今やほとんど使えない代物と言えるからです。クラウドという言葉に
  踊らされず、その本質を考えて導入を検討したいものです。(佐川)

  佐川は文具を売っています→ http://www.slide-techo.com/
  ※すごい文房具、GetNavi、趣味の文具箱、STATIONARY magazine等に
   掲載され、TBS、テレビ朝日にも取り上げられています。


━次回予告━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次回の発行は、2017年9月30日を予定しています。



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創刊日:2004-05-24  
最終発行日:  
発行周期:旬刊  
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