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経営革新羅針盤−経営サポートNPO TASKS発行

経営サポートNPO法人TASKSがお送りするメールマガジンです。専門家集団である弊会が経営革新の「気づきの源泉」、企業経営の開運の扉を開く呪文となる「開けゴマ」となるような情報をご提供します。経営革新の始まりはここからです。

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経営革新羅針盤−TASKS発行-中小企業事業者さんの補助金活用の進め方と付き合い方

2017/01/20


◆ 今回の目次 ◆                 Vol. 439  2017/01/20
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[[ コラム ]] 中小企業事業者さんの補助金活用の進め方と付き合い方


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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[[  コ ラ ム  ]]
  中小企業事業者さんの補助金活用の進め方と付き合い方
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                     中小企業診断士 金綱 潤

  1.そもそも“補助金って何だろう?”

   そもそも“補助金制度”とは何なのでしょうか?

   実は多くの方がこのことを理解されていませんのでこの点について
  ご説明します。補助金とは、行政が政策目標の実現のために実施する
  もので、個々の事業者支援のために実施するものではないことを先ず
  ご理解下さい。

   行政サイドが各々の政策目標の達成のために、その課題解決に向けて、
  事業者の事業活動を促進しようとする狙いがあります。政策目標とは
  例えば交通渋滞解消や省エネ促進等、様々です。

   従って事業者の皆様には、各々の目的にあった事業を、事業者の
  みなさまに、広くあるいは的確に取り組んでもらうことがとても重要に
  なります。いわば、税金の再分配の仕組みなので、経営資源が乏しい
  事業者さんが対象になることが多いので中小企業の方々には、重要な
  仕組みと言えます。

   また補助金制度と似たニュアンスで使われる言葉で“助成金制度”
  という言葉があります。しかしながらこの2つは財源こそ、同じ
  “税金”ですが、性質は全く違うものなので下表に整理しておきました。
  確認してみて下さい。 


 【補助金と助成金の違い】

  共通する点 1:実施主体 国や地方公共団体
        2:お金の返済義務 無し
       3:お金の支給時期 後払い(精算払い)

  違う点   4:お金を受けるための条件
          補助金:補助金事業の必要性を論理的に申請書等で
              認められる必要あり
          助成金:資格要件を満たせば受けられる
        5:徴表等の書類の保管や提出義務
          補助金:有り
          (当該事業に使ったことを証明する書類の整備が必要)
          助成金:無し
        6:会計検査院の検査
          補助金:有り
          助成金:無し

  (1)補助金と助成金の違い

   上表で示したようにそもそも補助金と助成金ではお金の性質が
  違います。お金の面では

  ○補助金・・・採用(採択)件数や予算が予め決まっていて、申請後の
  審査もあり採用(採択)とその後の事業活動内容の審査を受け、
  認められた事業者のみがお金を受け取れる

  ○助成金・・・予め決められた要件を満たせば、原則、すべての
  事業者が受給出来る。

   以上のことから考えると助成金制度の方が活用しやすいように
  思われますが、制度特徴上、助成金制度は種類も少なく実施時期や
  実施目的も限定性が高いのが特徴です。

  (2)補助金活用の進め方

   私はご縁あり3年前より国(中小企業庁)の施策である東京都よろず
  支援拠点のチーフコーディネーターをしております。毎年2,000社を
  超える事業者の方々の様々な経営相談をコーディネートする仕事なので
  多くの中小企業の方々とお話しする機会があります。

  (1)でも触れたように、補助金制度は個々の事業者の事業計画毎の
  支援金ではないことをお伝えしています。補助金制度は、あくまでも
  税金が原資なので、大切なことは、先ずは個々の事業者さんが自社の
  事業計画をしっかり立てた上、その計画目標達成ための具体的課題を
  体系化するようにご支援しています。その上で個々の課題の解決に向けて、
  どのような方法が有効なのかを一緒に検討しているようにしています。

   要するに、中小企業事業者さんが補助金制度と付き合うためには、
  自社の経営課題を客観的に分析して適切な課題を見い出しながら、
  どんな補助金制度をどんなタイミングで活用すべきか?について
  事業者さんの事業計画全体の中で平素から検討していくことが大切な
  ことになります。

  また、今後の動向把握の観点からは、

  平成29年度経済産業政策の重点
  http://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2017/pdf/00.pdf

  等を閲覧頂き、今後どのような政策課題に重点が入れられているのかを
  チェックされることをお奨めします。

                             以 上


━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  上述のものは経済産業省系のものに関する記述になっています。
  このほかにも様々な省庁が助成金や補助金を出していますので、
  自分が所属する業界がどの省庁かを確認することをお勧めします。(佐川)

  佐川は文具を売っています→ http://www.slide-techo.com/
  ※すごい文房具、GetNavi、趣味の文具箱、STATIONARY magazine等に
   掲載され、TBS、テレビ朝日にも取り上げられています。


━次回予告━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次回の発行は、2016年1月30日を予定しています。



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創刊日:2004-05-24  
最終発行日:  
発行周期:旬刊  
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