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JOG-mel 号外 歴代天皇は民の幸せを祈り続けてきた〜伊勢雅臣著『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』発刊

2018/01/30

■■ Japan On the Globe(号外)■■ 国際派日本人養成講座 ■■

 歴代天皇は民の幸せを祈り続けてきた〜
  伊勢雅臣著『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』発刊

■転送歓迎■ H30.01.30 ■ 51,480 Copies ■ 4,451,537Views■
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 本日、拙著第5弾『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』が発刊されます。

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■拙著 第5弾『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』発売
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594079032/japanontheg01-22/

万民の幸せを願う皇室の祈りこそ、日本人の利他心の源泉。
弊紙の過去の記事を増補改訂。

著者による紹介ビデオ
http://www.ikuhosha.co.jp/public/introduction07903.html
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 今回は、歴代の天皇・皇后がいかに国民の幸せを祈られてきたかを辿りつつ、それがわが国の建国の精神を継承したものである事を述べました。

 そして日本人の優れた国民性とも言うべき、利他心は、この「皇室の祈り」が源になっているのではないか、と述べています。とすれば、より多くの国民が「皇室の祈り」を知ることで、わが国の利他心はさらに根を広げ、さらに立派な国作りの繋がるのではないか、と期待しています。

 以下、本書の「まえがき」を転載して、ご紹介させていただきます。

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【まえがき】

■日本人の利他心は国民性■

 東日本大震災では、困難な状況にも屈せずに節度をもって行動する被災者たちの姿が世界中に報道されて感動を呼びました。様々なエピソードが紹介される中で、私がもっとも感銘を受けたのは、次の逸話でした。

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(百田尚樹氏) 東日本大震災の時に見せた日本人の秩序正しさやモラルの高さに、世界中が驚愕しました。これは知人から聞いた話ですが、救援物資をヘリコプターで被災地に届けた米軍の女性パイロットは、着地が非常に恐ろしかったというのです。なぜなら、どこの国でもヘリコプターに人がワーっと殺到して大混乱が起き、奪い合いになって身の危険を感じることがよくあったからです。

 日本の被災地でもそうなると覚悟して着地したのですが、近づいてきたのは代表者である初老の紳士一人、そして丁寧に謝意を述べ、バケツリレーのように搬入していいでしょうか、と許可を取って整列し、搬入が始まった。
すると途中で、「もうこれでけっこうです」とその紳士は言ったそうです。パイロットは驚いて「なぜですか?」と尋ねると、「私たちはもう十分です。同じように被災されている方々が待つ他の避難所に届けてあげてください」と言った。

 そのパイロットは、礼儀を重んじ、利他の精神で行動する日本人の姿に感動し、生涯忘れないと知人に語ったそうです。これが日本人です。本当に素晴らしい国だと思います。
 (櫻井よしこ・百田尚樹著「日本のメディアは中・韓の『工作員』か」『WiLL』平成二六年三月号より)
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 私自身も、欧米で合計一一年間暮らし、アジア、南米、アフリカなどを含め三〇か国を訪問した経験から考えると、日本人の利他心は世界でも最高のレベルにあると感じます。

 もちろん外国でも一部のエリートや聖職者などは崇高な利他心で行動している姿を見ますが、こと一般国民まで高いレベルの利他心を持っているという点では、わが国は世界でも群を抜いているのではないか、と思います。外国からきたお客さんからも、何度も同様の感想を聞きました。利他心は日本の国民性と言っても大げさではないと思います。

 拙著『世界が称賛する 国際派日本人』(育鵬社刊)では、国際的に称賛されている日本人たちをとりあげましたが、その中でイラク支援活動を行った自衛隊を紹介しました。

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 外国の場合は、イラク人作業者に作業を命ずると、彼らだけを働かせるのだが、日本では幹部自衛官でも、彼らと一緒になって、ともに汗を流した。

 宿営地の鉄条網整備の際には、日本人二、三人とイラク人七、八人がチームをつくり、有刺鉄線で服はボロボロ、体中、血だらけ汗まみれになりながら作業を続けた。昼食は分け合い、休み時間には会話本を指差しながら、仕事の段取りについて話し合う。

 いったん意気に感じると、とことん尽くすのがアラブの流儀だ。終業時間の五時を過ぎても、まだ隊員と一緒にブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた。
(「サマーワにかけた友情の架け橋─自衛隊のイラク支援活動」前掲書より)
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 イラクでは約三〇か国の軍隊が支援活動を展開しましたが、その中でも日本の自衛隊の活動は、現地の住民たちからも高く評価され、支援期間が終わりに近づくと、一五〇人ものデモ隊が詰めかけ、「日本の支援に感謝する」「帰らないで」と叫んだとのことです。この前代未聞のデモに英・米・オランダの部隊も驚いて、矢継ぎ早の問い合わせがきたそうです。


■「利他心は伝染する」■

 このエピソードで興味深いのは、自衛隊員たちがイラク人作業者と一緒に汗を流すと、「終業時間の五時を過ぎても、まだ隊員と一緒にブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた」という点です。自衛隊員たちの持つ利他心が、イラク人作業者たちの利他心に火をつけたのです。「利他心は伝染する」ということが、この事例から推察できます。

『世界が称賛する 国際派日本人』の現代の章では、もう一人、利他心に満ちた方が登場します。皇太子殿下です。皇太子殿下は国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁をお務めになり、毎年のように世界の水問題に関わる国際会議で講演をされています。

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 日本のジャーナリストが、水問題の海外の専門家に「海外での殿下の評価はどうか」と質問したところ、「どうしてそんな質問をされるのか。それは愚問というものだ。殿下の高い評価は言わずもがな。日本人だけが知らないのでは」と、やり込められる場面があった。(同前)
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 太平洋地域の水問題の専門家たちがバスで東宮御所を訪問した際、帰路には「我々はもっともっと頑張らなければならない」と大変盛り上がったそうです。「水と衛生に関する諮問委員会」委員の尾田栄明氏は次のように語っています。

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 勿論、殿下からあれをやろう、これをやろうと言われるわけでは全くないのですが、殿下とお話をさせていただく中で、皆の胸中にある意欲や想いがかき立てられていくという感じなのです。
(『皇太子殿下──皇位継承者としてのご覚悟』明成社編より)
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 殿下が、世界で水不足に苦しむ人々をなんとかしたいというお気持ちをもって専門家たちの意見を聞かれていくと、殿下の利他心によって彼らの「胸中にある意欲や想いがかき立てられ」、彼ら自身の利他心に火がついて、「我々はもっともっと頑張らなければならない」と意欲を燃やしたのではないかと推察します。

 もちろん専門家たちの間では、水問題をどう解決するかに関して意見の対立もあるかもしれません。しかし手段においては対立があっても、水不足に苦しむ人々を何とかしたいという利他心を共有することによって、専門家たちは連帯することができます。
殿下の利他心こそ、彼らの連帯の中心にあるものでしょう。それを彼らが感じとっているからこそ、殿下に名誉総裁を長年、お願いしているのだと拝察します。


■利他心を中核とする共同体■

 ある共同体の中心に利他心に満ちた人がおり、その人は「あれをやろう、これをやろう」とは言わないが、共同体全体の幸福をひたすら祈っている。その利他心が周囲の人々に伝染して、それぞれが自分の持ち場で共同体の幸福のために尽くす。これはまさしく日本国の構造そのものではないでしょうか。

 代々の皇室がひたすら国民の幸せを祈り、その利他心が多くの国民に伝染して、それぞれの人がそれぞれの場で、他の人々のために尽くす。それがわが国の姿だったのではないか、と私は考えています。そして日本国民が強い利他心を持っているという国民性も、この国の形から生まれてきているのではないでしょうか。

 これは一つの仮説ですが、それが成り立つのかどうか、これから史実をたどって検証していきましょう。

 以下は、歴代の天皇陛下、皇后陛下が国民の幸せをどう祈り、また国民の側がその祈りにどう応えてきたか、という観点から、わが国の歴史をたどったものです。

 平成二九年一二月二三日
今上陛下のお誕生日を祝う一般参賀者数が平成で最大となったとのニュースを嬉しく聞きながら

                                                 伊勢 雅臣


■リンク■

1. 伊勢雅臣『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』、育鵬社、H30
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594079032/japanontheg01-22/


■伊勢雅臣より

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  • 名無しさん2018/01/30

    皇太子殿下がオックスフォード大学へ留学した際に書かれたのが「テムズとともに」だったと思います。