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偏差値の現場から〜あなたもできる!E判定からの合格!〜

これまでのべ1,000人以上の学生を東大を筆頭に難関大学合格へ導いた筆者がその実例をご紹介いたします。受験生はもちろん、教員、保護者の方も必読です!

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奇跡!E判でも合格!vol.3〜東大・文二Tくん後編〜

2004/05/01

【Tくんとは秋になり久々に顔を合わせました。夏期期間の様子を聞こうと話し掛けたところ思わぬ答えがかえってきました・・・】

「実は、オレ、バイトしてたんすよ・・・」
「は?いつから?」
「3月から。予備校通う条件だったんす。入学金とか授業料は親に出してもらうかわりに、お昼代とか講習の費用や受験料は自分で払うってことになってて・・・」
「よく頑張ったね。予定の金額は確保できた?これからも続けるつもり?」
「いや、これからは受験に専念しますよ。」
「勉強だけしていればいいというのがいかに楽かって、これから実感できるよ。やれることはとことん貪欲にやってごらん」
「はい」

秋〜冬に掛けてどこの予備校も模擬試験祭りになりますね。Tくんは春からずーっと見事に「E判定」で11月の実戦模試でも当然のように「E判定」でした。それは東大に限らず、上位の私大も同様。C判定の大学すら一つもない状態でいよいよ受験校選定をする進路相談の時期になりました・・・

「どうよ、受験勉強に専念できて?」
「いやー、厳しいっすよ。どこか合格できるとこあるんすかね?」
「あるよ。北は北海道から南は九州・沖縄まで探せばね」
「はぁ・・・」
「でも、そうして探した大学に合格したとして、そこに進学したい?」
「微妙・・・」
「でしょ?なら行きたいとこに行けばいいんじゃない。」
「そんな簡単に言われても・・・」
「いや、簡単なことだよ。行きたいところに受かればいいだけ。」
「そりゃ、そうっすけど・・・判定が・・・」
「いや、春先からの学習量から考えて今の時点でA判定とかB判定とか出てたら本当天才だよ。それに志望校判定は絶対ではないから。周りにもいたでしょ?現役の時A判定連発してたのに結果がでずにいっしょに浪人した人。」
「まぁ・・・」
「志望校判定は受けた時点の学力を他人と比較した場合の可能性なんだから。その時他の人がたまたま調子がよくて得点取れたとしても、それが本番でできるという保証はどこにもないんだよ。確かに11月時点の学力ならE判定だけど、これから勉強するんでしょ?試験本番の頃にはもっと学力付いてるよ。」
「そういうもんすかね?」
「可能性は0ではないよ。他の私大でもそう。まずはセンター試験を確実に得点すればいいんじゃない?センター利用私大で合格とっておくと後が楽になるし。」
「そうっすよね・・・」
「受かるかな?大丈夫かな?なんて考えてるヒマがあったら、一問でも多く問題解いた方が利口だと思わない?」
「そうっすよね!」
「なら私大は早稲田と慶応軸に、センター利用方式で滑り止めを2〜3校作って決まり。センター試験に向けて頑張ってみようぜ」

不安は誰にも付きまといます。なぜなら「結果が決まっていない」から。浪人する学生は充分な準備をしないまま受験に臨んだ人もいれば現役の時から頑張っていたにも関わらず思わぬ結果になった人もいます。Tくんの場合は現役時も浪人時も「受験だけ」の生活をしてきた人ではないから「伸びシロ」はきっとあるはずという予測と秋以降の学習姿勢(わからないことは面倒がらず教科書にまで戻って学習)を総合的に判断した上で私は「強気の出願」を最後まで貫かせました。

その年のTくんのセンター試験の自己採点は650点代後半でした。同じ高校でTくんより成績上位にいた仲間の中には、Tくんより同じかやや上の得点でも志望を下げて一橋大に出願した学生もいたようでした。しかしTくんは志望は下げずそのまま出願。センター利用で中央大と明治大に合格し、上智大も合格し余裕を持って早稲田と慶応に臨み最後は東大。試験場の前で「今日・明日は記念受験ですから」というTくんに対して、「思う存分書きまくってきなよ。大学受験はこれで最後なんだからさ。」と言葉を送って試験場に入っていくTくんを見送りました。ニコッとした笑顔は今でも覚えています。

Tくんは結局、慶応以外は全部合格で浪人生活に終止符を打ちました。受験生なので「学習」が優先されるのは当然ですが、学習以外にもう一つ日常的な役割を果たした学生はよい結果を残すことが多いです。Tくんのようにアルバイトを推奨するつもりはありません。但し家庭生活の中の簡単な仕事を与えることは有意義だと考えています。

東大入学後初めての夏休みにTくんと仲良し三人組がふらりと顔を見せにきてくれました。
「オレ、母校じゃ伝説になってるんですよ。担任にも部活の顧問にもよく受かったなぁて言われましたよ。先生さぁ、正直オレが受かると思ってなかったでしょ?」
と聞いてきました。
「うん。だってデータ上では合格する要素一つもなかったもの」
「よく志望校下げろって言わなかったすね?」
「データ通りに何でも行けば世の中苦労しないの。最後はその人がどれだけ強く合格を望んでいるかが大きいんだよ。とにかくこの一年を通してこれだけ自分自身が頑張ったという事実は大切にしなさいね」

今年受験を向かえる皆さんに一言。「あなたもきっとできます!」

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創刊日:2004-04-28  
最終発行日:  
発行周期:月刊  
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