釣り

Waters通信

モンタナ州の雄大な自然やフライフィッシング等の情報をお届けします。



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Waters通信

2004/08/25

   第10号  8月24日

 前回の発行から3週間近くたってしまいました。近くのクレージーマウンテンには早くも
雪がつもっています。朝夕の気温も低く、すぐそこに冬がやってきているようです。
 
 今回はまだ夏真っ盛り、7月26日〜30日に、ジャックと行ってきたシルバークリークにつ
いてです。

 シルバークリークはアイダホ州のちょうど真ん中あたり、スキーリゾートとして有名なサ
ンバレーの近くにあります。その流程のほとんどはネイチャーコンサーバンシーという
自然保護団体の所有する土地の中にあります。かのヘミングウェイゆかりの土地で、息子
のジャック・ヘミングウェイがこの川の保護に尽力した事はご存知の方も多いでしょう。
残念ながら2年ほど前に彼も他界しましたが、彼の遺品がネイチャーコンサーバンシーの
オフィスに展示されています。父親のアーネスト・ヘミングウェイは、釣りよりも
ハンティングに力を入れていたようで、その様子を写した写真が近くの町“Picabo
(ピカブと言ってました)”のコンビニエンスストアーに飾られています。このコンビニ
はあさ6:30〜よる8;00まで開いていて、シーズン中は無休ですので何かと便利で
す。小さなモーテルも併設されているので、そこを利用するのもよいでしょう。
サンバレー方面にあるケッチャムの町からだと30〜40分くらいかかりますので、川ま
で5分で行けるこのモーテルは最適の宿だと思います。

 川の近くには、“ヘイスパー”と“ポイントオブロックス”という2箇所のキャンプ場が
あります(タダです)。ヘイスパーの方が川には少し近いので、私たちはそこにテントを
張りました。

 シルバークリークへは、リビングストンの町からだと6時間ほどのドライブです。途中、
フロートチューブやランディングネットなどを借りるために友人の家によっていたので、
現地に着いたのは午後4時半頃でした。8時ごろまでの約3時間、PMDで何匹か釣るこ
とが出来ました。サイズは小さいのですがドライに出てくれたのでとりあえず満足。明日
に備えて寝る事にしました。それにしても夜の寒い事!フリースの上下を着て寝袋に入っ
ても少し寒いくらいです。毛布も持っていったほうがよいですね。それか、極寒用の寝袋
のほうが良いかも。

 次の日は朝6時頃起きて、まずはコンサーバンシーのオフィスへと向かいます。記録簿に
名前を書くためですが、毎日釣りをする前には記帳する事になっています。もちろん前日
も記帳しています。
朝一番は、通称“Sターン(忍野のSカーブみたいで何か懐かしい響きです)”と呼ばれ
ているフロートチューブセクションに入りました。このセクションは岸辺の保護のために
ほとんどの場所が上陸禁止になっているのでフロートチューブオンリーです。下流の橋に
車を置いて、チューブをかついで上流の入川地点へと歩いていきます。
ここはトライコのハッチが良かったのですが、朝一番はミッジか何か、小さいものにライズ
していました。スペントミッジで何匹か掛けた後、9時ごろからトライコのスピナーが目
立ちはじめたので、フライもトライコのスピナーに変えてライズを待ちました。
9:30頃からものすごい勢いでライズが始まり、キャストするたびに反応がありまし
た。掛け損なってもライズが止まることはなく、掛けた魚が暴れまわっても他の魚たちは
何事もなかったかのようにライズし続けていました。何匹か良いサイズも交じり、トライ
コのスーパーハッチを堪能する事が出来ました。

 ここのトライコはヘンリーズフォークで見たものよりも少し大きく(#20フックに巻い
たものがジャストサイズ)、川の規模も小さいのでとても釣りやすい状況でした(後日そ
うでもない事に気付きましたが...)。基本的に魚たちはメスのトライコのほうが好きなよ
うで、グリーンのバイオットでボディーを巻いたものに良く反応しました。ちなみにボデ
ィーのグリーンは卵の色で、ボディーいっぱいに緑色の卵が詰まっています。“ピンクレ
イディー”と呼ばれているヒラタカゲロウの仲間は、その名の通りピンク色の卵が詰まっ
ています。
 
 1時間ほどでトライコへのライズも少なくなり、その後はまたミッジの釣りと、バンク際
をテレストリアルで探っていくような釣りになりました。フロートチューブでゆっくりと
漂いながら車のあるところまでもどっていくのですが、これがまた何と気持ちの良い事
か。やみつきになりますよ。

 夕方は、ピカブにあるコンビニのボブからの情報で、下流のダム(といっても、大規模な
物ではなく、灌漑用の水を引くためにせき止めただけの簡単なもの)までフロートチュー
ブで下っていきました。午後から風が少し強く吹いていたのですが、8時になっても風は
おさまらず、下流に向かってロールキャストすると風に押されて20ヤード近くのライン
が出て行くほどの強風でした。所々でライズを確認できたので、少しずつラインを送って
いって、12〜14in位の魚を5、6匹掛ける事が出来ました。
暗くなる前に車の置いてある橋のところまで戻り、そこでライズしている魚を狙って、
結局9:30頃まで粘っていました。朝6:30〜夜9:30まで、実に15時間! 
昼寝もせずにようやるわ、と自分でも思いますが、ジャックと釣りに行くといつもこんな
かんじです。ほんまにタフな人です。この後3日間、15時間/1日のペースで釣りは続き
ます。そのもようは次回お伝えします

         k-waters.com    河合宏一

 

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創刊日:2004-04-17  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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