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【E+C:05/02/17】金型内製 製品開発、機動的に

2005/02/17

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◆      エンジニア+コンサルが日経を読む
◆          【E+C:05/02/17】
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みなさん、こんにちは。stkです。

「【E+C】エンジニア+コンサルが日経を読む」をご購読頂き、
ありがとうございます。


■【今日の注目記事】

金型内製
製品開発、機動的に
デザイン力向上も狙う
(11面<企業総合>)


■【記事概要】

 キヤノンと富士ゼロックスはプラスチックの部品を成型するた
めに使う金型の内製化を本格化する。金型技術を自社に取り込む
ことで完成品のコスト削減やデザイン性の向上で先手を打つのが
狙い。


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■【エンジニアの視点】

 当メルマガの読者の皆さんは「エンジニア」寄りの方が多いの
で、説明するまでもないとは思うのですが、金型とは、という話
から。

 今日の記事で話題になっている「プラスチック部品を成型する
ために使う金型」と基本的に同じ理屈のもの、それは「たい焼」
の鉄板。たい焼の形にくぼんだところに生地を流し込んで焼くと、
複雑な形状のたい焼が簡単にできる、というやつ。

 違いは、たい焼は生地を流し込んで焼くのに対して、プラ成型
の場合は生地(溶けたプラスチック)を流し込んで冷やすといっ
たところぐらい、というのは言い過ぎかな。(^^)

 最近担当している仕事では金型を意識するようなことは皆無で
すが、以前はちょくちょく金型を作る仕事もありました。

 外見は単なる金属の塊です。成型する部品そのものを設計する
ときに使われるノウハウとはまた違うノウハウで設計されるもの
ですので、専業メーカーに作ってもらうのが普通。

 金型専業メーカーの多くは中小企業。その理由は、手作りで仕
上げるようなものだから、と考えておけばそうそう間違いではな
いでしょう。

 不思議な価格の決まり方をするもので、見かけは同じ部品が成
型できるというのに価格が倍半分なんてこともあります。値切れ
ば値切るほど安くなったりもします。

 しかし、そんな値切った金型は最初は問題ないものの、目に見
えないところの品質が下げられていて使い続けるうちに問題続出
・・・・・なんてことで苦労したなぁ。(^^;)


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■【経営コンサルタントの視点】

 「大手精密メーカーが注目し始めた金型だが、国内では中小企
業が中心の産業だ。高い技術を持つメーカーも少なくないが、多
くは資金難や人材不足に陥っており、企業数も減少が続いている。」

 上記は「金型産業に再編機運」との見出しの囲み記事の冒頭部
分からの抜粋。

 難しい金型(高度な技術が使われている金型)は日本で作るこ
とがあるとしても、そうでない金型は海外で作る、というのがこ
れまでの流れ。

 技術の高い会社だけ日本に残る形になる・・・といいたいとこ
ろだが、それほど単純ではない。難しい金型といえども難しい部
分だけではないわけで、普通の技術で作れる部分も多い。

 そんな普通の技術で作る部分を担当していたメーカーが消えて
いってしまっている状態では、技術の高い会社だけ日本に残ると
いうある種ハッピーなストーリーは書きにくい。

 キヤノンが昨年買収した専業メーカー「イガリモールド」の創
業者は引退を機にキヤノンに持ち株を売却したのだという。イガ
リは買収されたというよりは、キヤノンに買収されることで生き
残ろうとした、というべきなのでしょう。

 大手メーカー主導による金型産業再編加速の気配あり、です。
中小の金型メーカー同士の連携による生き残り策はよく聞く話で
したが、いまいち実効性に乏しい印象でした。大手と上手に連携
するのも一つの手かな、と思います。


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