工学

エンジニア+コンサルが日経を読む

今話題のテクノロジーとマネジメントの融合「技術経営(MOT)」。当メルマガ発行人は中小企業診断士でもある現役エンジニア。まさにMOTの視点で日経新聞を読み解きます。経営力をつけたいエンジニア必読!!

全て表示する >

【E+C:05/01/04】「量より質」信じない

2005/01/04

◆────────────────────────────
 Engineer   Engineer   Engineer   Engineer
◆────────────────────────────
◆      エンジニア+コンサルが日経を読む
◆          【E+C:05/01/04】
◆────────────────────────────
 Consultant  Consultant  Consultant  Consultant
◆────────────────────────────

みなさん、あけましておめでとうございます。stkです。

「【E+C】エンジニア+コンサルが日経を読む」をご購読頂き、
ありがとうございます。

2005年最初の配信です。本年もよろしくお願いします。


■【今日の注目記事】

「量より質」信じない
(9面<企業>)


■【記事概要】

 小売最大手のウォルマートとパソコン最大手のデル。価格破壊
を先導する2社からお墨付きを得た日本企業がある。中堅家電メー
カーの船井電機。DVDプレーヤーやビデオをウォルマート、プ
リンターをデルに供給。効率経営で知られる米2社ですら船井の
コスト競争力には目を見張る。


◆────────────────────────────
 Engineer   Engineer   Engineer   Engineer
◆────────────────────────────
■【エンジニアの視点】

 そういえば、船井のビデオデッキ、買ったことあったなぁ。学
生の頃の話。なんとなく怪しげなブランドだなぁと思いつつも安
さが魅力で。「中国のメーカー?」なんて言っている友人もいま
した。正直、私も当時はそう思っていたのですが、れっきとした
日本企業です。

 記事に紹介されている船井電機の戦略は強烈。下記は記事から
の抜粋。

・中国の追い上げに直面する家電産業。各社は「量より質」を唱
  え、薄型テレビなど高付加価値製品へのシフトを急ピッチで進
  める。

・しかし船井は普及品の大量生産にとことんこだわる。それも半
  端な数量ではない。月100万台がその製品を作るかどうかの
  分岐点。

・「先端商品は価格がすぐ低下し、量もあまり出ない。普及品の
  価格は低いが安定している。コストさえ下げれば巨額の利益が
  出る」

 最後のコメントは船井社長のもの。なんとわかりやすいのだろ
う。

 コスト競争力がないから高付加価値型の製品にシフトしたはず
なのに、競争が激化してくると途端にコストダウンをしろ、とい
う。そんな経営陣に悩まされているエンジニアの方、いらっしゃ
いませんか? 私がそうなんですけどね。(^^;)


◆────────────────────────────
 Consultant  Consultant  Consultant  Consultant
◆────────────────────────────
■【経営コンサルタントの視点】

 あまりに強烈なので、記事に掲載されている「船井流」をもう
少し紹介させてください。

・著名企業が覇を争う先端製品は”薄利少売”と見切り、普及品
  の多売路線を突っ走る。

・船井の大半の製品を生産する中国・東莞工場。建屋内には金属
  や樹脂を加工する設備が並ぶ。中国メーカーは部品を外部から
  購入するが、船井は大半を自社で設計・生産する。

・「百万台」の威光を利用し、原材料をまとめ買いして調達費を
  削減。部品の小型化や点数削減も徹底する。

・船井製品を調達する米企業幹部は「船井製は中国製より安く、
  性能も高い」と証言する。物量作戦と自前主義の融合で、中国
  に勝つ仕組みを作り上げた。

  【エンジニアの視点】の最後のところの「ぼやき」、私の現在
の最大の悩みなんです。安く作るには結局のところ、大量生産に
勝る方法はそうそうない。一度高付加価値型にシフトしてしまっ
たら、そう簡単には低コスト型には戻れない。そこをなんとかす
るのが経営だというのは重々承知しているのですが。

 記事の最後の方に書かれていますが、「価格競争の激化、原材
料費の高騰、生命線の米国経済の先行き」など、船井のやり方に
不安要素がないわけではありません。やっぱり「高付加価値型」
が勝つのかもしれません。

 いずれにしても船井のやり方には「正しい・正しくないという
より、意志の強さが見えますね」。

 注)このコメント、下記バックナンバーに対して頂いたコメン
トのぱくりです(^^;)。banningさん、ありがとうございます。

【04/12/20】IBMパソコンの「聯想」ゲーム
http://stk.cocolog-nifty.com/motlabo/2004/12/041220.html


─────────────────────────────
●●●メルマガ発行者の方へ:相互紹介しませんか?●●●
お気軽にmail_to_stk@yahoo.co.jpまで!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ご購読、ありがとうございました。


─────────────────────────────
意見・感想・質問等は mail_to_stk@yahoo.co.jp
 または私のblogへ http://stk.cocolog-nifty.com/motlabo/
購読登録・解除は上記blogから。
─────────────────────────────
電子メールマガジン
  エンジニア+コンサルが日経を読む【E+C】
発行責任者:stk
  mail_to_stk@yahoo.co.jp
─────────────────────────────
知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。
その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
Copyright (c) 2005  stk All rights reserved.

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-04-17  
最終発行日:  
発行周期:平日刊  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。