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アスラン禁猟区 メルマガ編

ガンダムSEEDのアスラン・ザラしか見えていない可哀想な作者がお送りする、ほぼ自己満足的な小説です。パラレルでイザ×アス色の強いアス受マガジンです。

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アスラン禁猟区 メルマガ編

2004/10/27

VOL.12


愚かだと…罵られるのは承知だ。
だが、この緑の宝石を独り占めにしたいのだ。
いま、俺はコイツと離れることがナイフで裂かれるより辛いことなんだ…。


酷く汗をかいていた。
眼を開き、隣のベットで軽く寝息をたてているアスランを確認して、やっと一息…安堵の息をもらした。

いつも不安にかられる。
自分が…勝手に連れてきたと言っていい。
ただ、アスランは黙って付いて来てくれている。
恐らくどこに行くのか分からない不安を、心に持っているかもしれない。
それに…、何を目的とした出発だったのか…もし、それを知ったとしたら…。
それでも付いて来てくれるだろうか?


アレは、何の冗談か、コイツに目をつけた。
確かにコイツには極上と言えるべき蜜を含んだ体がある。
しかし、俺にはソレだけが理由だとは思えない。
俺が…ここまでコイツに執着するのも…あいつにとっても俺にとっても計算外だろうしな…。
ただ…渡すつもりは無い。
アスランは、俺のものだ。


アスランの柔らかな髪をひとしきり愛でた後、イザークはまた静かに自分のベットへと戻っていった。



毎晩こうだった。
イザークにとって安らかに眠れる夜など無かった。
いつアスランが奪われるか。
いつアスランが、自分の元から離れていくか。
毎夜、アスランが闇に消えていきそうな感覚に囚われ、彼の存在を確かめに彼の傍へと忍び寄る。

「アスランが俺の事をどう思っていようが、今更関係無いか…。ただ、俺が手放すつもりが無い…。それが唯一の、真実なんだ」




昨日に引き続き、港町の市場を二人で手を繋いで歩く。
ただ、買い物が目的だった昨日とは違い今日はこの町を出るため、通過しているだけだったが。
相変わらず目を引く銀髪と、強い瞳の力を持った少年の二人組みは歩調も緩やかに市場をすり抜けて行った。
途中に神殿らしき建物があり、イザークが軽く舌打ちをした後、必要以上の遠回りをさせられたのだがアスランは一向に気にしていなかった。
イザークと一緒に居られる。
ソレが彼にとっての、一番の喜びなのだろう。
景色も実のところあまり目に入っていない。
前を行くプラチナの髪が歩調に合わせて揺れるのを、自分の手に伝わる彼の手の温もりを…それらを楽しみながら歩いていた。

町を出てまず目に付いたのが、大きな河だった。
大きい分、流れも緩やかで対岸が見えなかったアスランにはソレが河だと悟るには時間が掛かった。
イザークの手を握り締めたまま彼の後を同じように歩く。
イザークが手を引いて向けた進路は、ソレの上流を目指していた。

突然、イザークが足を止めた。

今まで無かったことだ。
自分がものめずらしい商品などに気を取られて足を止めたことは今まであったが、イザークの方が歩調を変える事は今回が初めてだ。

「どうしたの?」

危うく彼の背中に頭突きを喰らわせそうになったアスランが、焦って声をかける。
肩越しにアスランが聞いたのは、盛大な舌打ちだった。

「やっぱり…、街で見かけたときあんまり堂々と人間に混じってるから良く分からなかったけど…。君、魔族でしょ?」

震えが来るほど睨みあげてるイザークを前に、くったくのない笑顔でその人物は言った。

自分の背丈ほどある杖を右手に、白と黒のローブを体に巻きつけている。
ソレを紅い帯を使って腰でとめている。
肩と胸に見覚えのある紋章がちらついていた。
頭に乗った顔よりも大きな帽子にも同じ紋章が施されており、彼が履いているブーツも同じようなデザインをかたどった物だった。
アスランも聞いたことがあったが、実際にこの目で見るのは初めてだった。
その男が身に着けていたものはザフトと呼ばれる神殿の神官がつけている紋章そのものだった。
その中でも、エリート中のエリートだけが着用を許されていると言う紅い帯を。
思わず自分の立場を忘れて、興奮しかけたがイザークが低く唸るように罵倒したのが聞こえて自分を恥じた。

そう、イザークの天敵と呼べる相手が目の前に現れたのだ。
後ろからそっとイザークの肩に手をやり、彼の隣で目の前の神官を見据える。


鮮やかな夕日のような髪をしたその神官は笑顔のままで言った。
「何をしにこの世界に降りて来たのかな?」

オイタをした子供に説教を始める親のような口調だった。
少しばかり彼の笑顔にぞっとして、イザークの肩を強く掴んだ。




〜あとがき〜
こんばんは!
長らくお待たせしました!
アス禁メルマガ編VOL,12を無事にお届けできてホッとしております!
本当に、毎回毎回1ヶ月くらいお待たせしてしまって、申し訳ありません><
でもでも、やっと念願の彼を出すことが出来たので…!
これから彼の為にペースを速めることが出来るかも…しれません!(あてにならないなぁ…)
それにしても、もう趣味丸出しですよね^^;
ザフト神殿って…。しかも赤制度はココでも通用するみたいです…。(笑)
しかしザフトっ子は実はこの子だけ…の予定です。
黒いあの人、緑のあの子、そしてTAKANORIな彼。
もう早く出して暴れさせたい!(笑)
それぞれが、イザアス展開をどのように邪魔するのか!?
イザアスはちゃんと発展をみせるのか!?
様々な不安を残しつつ(不安かよ…)次回のメルマガを待っていただきましょう!(コラコラ)
それでは、次回のメルマガは出来るだけ早くお届けできる事を願って…!

唆波 龍 拝

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メルマガ情報

創刊日:2004-03-02  
最終発行日:  
発行周期:だいたい2週間〜1ヶ月に一回  
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