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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評:ライトスタッフ

2005/03/15

                                  03/15/2005発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

   ライトスタッフ The Right Stuff (1983) アメリカ  
   監督:フィリップ・カウフマン 
   出演:サム・シェパード、エド・ハリス、スコット・グレン、
      フレッド・ウォード、デニス・クエイド 

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┃ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついてます。ま┃
┃だ、その映画を観てない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から┃
┃読みませう。ただし、読める部分が残ってない場合があります。(^_^)┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

アメリカが旧ソ連と宇宙飛行競争にしのぎを削ってた頃の宇宙飛行士の話や。内
幕ものと言えんこともない。旧ソ連や中国では絶対に作れんタイプの映画やね。
イカにもタコにも個人主義の国、アメリカならではや。

前半は音速の壁への挑戦話や。マッハ1は時速にすると1225km、この壁を
突破するのもケッコー大変やったみたいやが、突破したら、次はマッハ2.3あ
たりに空の怪物がおる言われとった。その壁も破られ、今や無人の実験機が音速
の7倍(7700km)の速度をマークしてるらしいが、そんなに急いでどこ行
くねん?

そーゆーたら、アイルトン・セナは「音速の貴公子」言われとったな。1994年
5月1日にイモラサーキットで事故死したんやった。もう10年以上も前になる
んか。享年34。まさに夭折ゆー奴やな。合掌。セナはんは絶頂期にホンダエン
ジンの車に乗ってドライバーズチャンピオンに3回もなったことや日本人好みの
甘いマスクと相まて、日本人女子のアイドルやった。近頃の4様はおばちゃんの
アイドルやけど、セナ様にきゃあきゃあゆーてたんは、30歳くらいまでの女子
やろ。中にはおばはんもおったかも知れんが。。。

まさに日本のF1人気=セナ人気やった。モナコ・グランプリでやたら強かった
こととか、宿敵プロストとの数々のバトルも忘れられん。しかし、なんぼF1カ
ーが早いゆーても、時速1225kmは出せんやろ。。。

エライ脱線してしもた。映画の話に戻ると、音速の壁に挑戦するテストパイロッ
トの話は、途中で立ち消えになって、話はいつのまにか1958年から始まった
マーキュリー計画のための、宇宙飛行士候補生選抜試験にすり替わってた。

◆◆ネタバレ注意◆◆ それにしても、この映画、宇宙飛行士なんかサルみたい
なもんやゆーて、なろうとせんかったテストパイロットを出してきたのはなんで
や?しかも、このおっさん(サム・シェパードがやってた)は、最後に、旧ソ連
の持ってた高度記録を破ったるわいゆーて、エライ無茶な飛び方して一機(多分
数10億円ではきかんやろ)をお釈迦にしてまいよった。なんか、このおっさん
を時代に逆らったヒーローみたいな描き方してたけど、おっちゃん、なんでやね
ん?と思たな。これはこれ、あれはあれで、両者の対比に必然性が感じられん。
7人の宇宙飛行士の生き方のアンチテーゼとして出してきてる風でもなかったか
ら、別に出さんでもよかったんちゃぅか。サム・シェパードはカッコよかったけ
ど。。。 ◆解除◆

それより、おっちゃんとしては、宇宙飛行士同士の葛藤とか、ジョンソン副大統
領に代表されるワシントンのお偉方の思惑とのつっぱり合いとか科学者たちとの
意識のズレなんかの方をもっと前面に出して欲しかったわ。しかし、あれは壮大
な国家プロジェクトなんやからあんまり茶化したりはできんはな。ともかく、第
1次の7人の宇宙飛行士のことをライトスタッフ(素質ある者達)と呼んだらし
いが、この7人、どいつも一筋縄ではいかん曲者やった。それぞれの出身母体で
ある陸海空軍の精鋭パイロットなんやから、プライドも高い。このときの厳しい
選抜試験が、『ガタカ』の元ネタになってるのんちゃうか?

アメリカも日本と同じで、ニュースのワイドショー化が甚だしいんで、宇宙飛行
士は正に国民的ヒーローに祭り上げられとったが、みんな女房持ちやから嫁さん
連中も姦しい。しかし、2回目に飛んだグリソム夫妻は気の毒やった。着水後に
カプセルのハッチが勝手に開いて(と主張しとったが、おっちゃんは、無意識に
脱出用レバー引っ張ったんちゃうかと思たで)沈没してしもたから、ケネディ大
統領からのねぎらいの言葉もジャクリーンとの懇談もなしやった。その次の、グ
レンはんの軌道飛行成功のときのニューヨーク大パレードとは月とすっぽんほど
の違いや。

この頃は、宇宙飛行競争で旧ソ連の方がちょっとリードしとった。スプートニク
2号のライカ犬に始まって、「地球は青かった」のガガーリン、地球周回飛行一
番乗りのチトフ、「ヤーチャイカ=私はカモメ」のテレシコワちゃんと、ソ連一
歩リードが続いてた。次のジェミニ計画で、アメリカも巻き返しを図るんやが、
ジェミニ計画では、宇宙船も二人乗りになって、宇宙船同士の軌道上でのランデ
ブーとドッキング(この言葉、子供心にもやらしい感じがしたのも事実や)に成
功すると、お次は船外活動や。宇宙服着て宇宙船の外に出ていく姿が映ってるテ
レビの画面を息詰めて見てたもんや。

ま、どっちにしても3時間は長すぎる。再現ドラマ仕立てのドキュメンタリーみ
たいなもんやったんで、いっそのことNHKの『プロジェクトX』風に仕立て直
して、『第1部 男たちはどうやって音速の壁を超えたか?』、『第2部 アス
トロノーツへの試練の道−サルになんか負けられるか−』、『第3部 宇宙から
の帰還 その栄光と悲惨』の3部構成くらいでリメイクした方がエエな。中島み
ゆきの歌もピッタリはまるよーな気ィするで。 

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