映画

ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

全て表示する >

ブラット親爺のつっこみ映画評:さらば、わが愛〜覇王別姫

2005/02/10

                                  02/10/2005発行
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

  さらば、わが愛〜覇王別姫(1993) 香港  
  監督:チェン・カイコー 
  出演:レスリー・チャン、チャン フォンイー、コン・リー 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついてます。ま┃
┃だ、その映画を観てない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から┃
┃読みませう。ただし、読める部分が残ってない場合があります。(^_^)┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

堂々たる映画やった。京劇とゆー伝統芸能の世界に生きたふたりの俳優、ひとり
は歌舞伎でゆーたら市川団十郎のよーな立ち役で、もうひとりは新派の花柳花柳
章太郎のよーな女形や。それと、元娼婦で気ィも強いが情も濃いおなごはん、団
十郎の方の嫁や。この3人が歴史と運命の試練に翻弄されながら、清朝崩壊後の
国民党の時代、日本軍占領下、人民解放軍の北京入城から共産党の一党独裁、文
化大革命と激動の時代を生き、お互い傷つき、傷つけ合うた男女の一生ものであ
る。

ネット上に、あの淀川長治はんの映画評があったので、ちょっと引用しとこ。 
 http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/940201ydg.html 

いかにして中国がかかる見事本格にメロドラマを、芸術作品の大作を感じさす重
厚をもって製作し演出できるのか、その映画エネルギーはただごとでない。イタ
リアのベルトルッチ監督の「ラスト・エンペラー」に迫り、イギリスのバレエ大
作「赤い靴」に近い。音楽の出し方、舞台シーンの挟み方も巧(うま)い。一九
九三年カンヌのグランプリは当然である。世界でもまれに見る大作。いささかも
ほめすぎでない。日本は恥ずべきである。(中略) 原題「覇王別姫(はおうべっ
き)」。日本題名「さらば、わが愛」これではスマートすぎて中国の華麗さがな
い。

その通り!。やっぱり、エエこと言わはるわ。淀川はんに1票。

おっちゃん、正直に告白すると、この映画、後半の日本軍占領下の時代のあたり
から観てしもた。2枚組DVDのDISC2の方から先に観てしもたんや。しか
も、後から気ィついて観たDISC1の方は、途中でエラーがでて後半は観られ
へんかった。とほほ。。。それとゆーのも、オークションでエライ安う出品され
とったんで、こら、おかしいんちゃうかとちょっとは疑ったんやが、安さに目が
くらんで(即決)で落札してしもた。しやから、団十郎と嫁はんの出会いの辺り
は、まだ観てない。それでも、この映画は充分すぎるくらい感動巨編やった。
 
◆◆ネタバレ注意◆◆ 最近の映画は時間軸を前後左右にごちゃ混ぜにしたるのん
が多いから、この映画もそんなに違和感なく観てられたんや。多少はどーゆーこっ
ちゃと思うとこもあった。たとえば、ええ大人のニイちゃがお尻出して、お師匠
さんゆー爺さんにお尻をひっぱたかれる折檻シーンは、なんじゃこりゃ?と思た
りした。後で幼年時代のシーンを観て、なるほどと納得したけど。。。

このふたりはちっこい頃に京劇の一座の座長に売られた(?)んやが、(この辺
までは観てる)子供のうちから、発声や台詞をたたき込まれただけやのうて、股
割りやら、バク転やら、お尻ビシバシの刑やら、水入り金盥頭載せて立っとけの
刑やらの超スパルタやった。上海雑伎団も真っ青、宝塚音楽学校なんか目ェやな
い。あれくらい厳しい訓練せんと、京劇役者にはなれんゆーことやろ。それにし
ても、あの座長、あんなぎょうさんの子供にメシ喰わしてて、採算合うんやろか?
◆解除◆

「中国の山口百恵」とも評されるコン・リーは、確かにかいらしい。しかし、チャ
ン・ツィイーもそーやが、やっぱり中国人の顔や。ふたりともハリウッド映画の
『SAYURI』で日本の芸者の役をしたらしいけど、アメリカ人から観たら、
中国人も日本人もおんなじに見えるんかも知れんが、やっぱり、日本人の役は日
本の女優にさせたって欲しいわ。

先日、NHKで、能の鼓方と歌舞伎の太鼓方の両方の家元ゆー家族のドキュメン
タリー番組をやってたけど、伝統芸能を後世に残すのも並大抵の努力やないゆー
のんがよー分かった。あの家元のおっかさんにも1票。 

『blogランキング http://blog.with2.net/link.php/7183 』に参加してます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 ◆ブラット親爺のつっこみ映画評』◆ 第120号 発行人:BRAT PITT
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まぐまぐ   http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000119612)
melma! http://www.melma.com/ (マガジンID:m00108615) 
マッキー   http://macky.nifty.com/
めろんぱん  http://www.melonpan.net/mag.php?005524 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ▲▼▲▼ブラット親爺のつっこみ映画評サイト▲▼▲▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バックナンバーを読みたい方は、こっちにお越しくだしゃんせ。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/ffcat/brat/

関西訛りはどうも好かんとおっしゃる方には、こんなんも用意した〜ります。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/ffcat/brat/osumasi/

誰もそんなことせんやろけど、このメルマガの記事は無断で転載せんといてね。 
Copyright(C)2005 BRAT PITT All Rights Reserved.       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-23  
最終発行日:  
発行周期:週1回〜不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。