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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評:エド・ウッド

2004/12/14

                                  12/14/2004発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

 エド・ウッド
 ED WOOD(1994) アメリカ  
 監督:ティム・バートン 
 出演:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、パトリシア・アークエット
    サラ・ジェシカ・パーカー、ジェフリー・ジョーンズ 


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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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この映画もジョニー・デップや。最近ゲップ出そーになるくらいデップにどっぷ
りはまってる。おっちゃん、ジョニー・デップの映画は、『デッドマン』も、
『ラスベガスをやっつけろ』も、『ショコラ』も、けちょんけちょんにけなして
たんやが、この映画と『シザーハンズ』はよかった。ま、監督があんまし無茶言
わんかったこともあるんやろが、元々伝記映画だけに、故人の名誉もかかってる
から、デップも『ラスベガスをやっつけろ』みたいな無茶できんかったこともあ
るんやろ。。。

世にB級映画ゆーもんがあるのは厳然たる事実や。昔の日本映画では、2本立て、
3本立てが当たり前やったから、必ず抱き合わせの映画が要った。フツーにおも
ろい映画はやっぱりどっかよー出来てるから、低予算、短期決戦の映画でも決し
てB級ではないとおっちゃんは思う。大衆小説、時代小説ゆーとなんか純文学よ
り格下みたいに聞こえるけど、藤沢周平先生の時代小説の文体の馥郁たる気品と
か、登場人物の潔さとか、女たちの心根のけなげさとかをこよなく愛し、勝手に
私淑してるおっちゃんに言わせれば、エエもんは常にA。値段的に安めのB級グ
ルメゆーのんは分からんでもないけど、B級映画マニアゆーのんはよー分からん。

B級言われるのには、それなりのワケがあるやろ。レコードのB面と一緒で、た
いてい箸にも棒にもかからん映画や。万人受けする普遍性ゆーもんがないんや。
とはゆーものの、どんな映画でも、脚本家、監督、助監督、キャメラマン、音声、
タイムキーパーなんかのスタッフと主役、脇役のキャストがそこそこおる。その
人らにも嫁はんや子供、親兄弟がおる。映画関係者の家族や親戚がおるワケでも
なければ、監督とガキの頃からの刎頸の友でもないのんやったら、わざわざおも
ろない映画を選って観んでもエエのんちゃうやろか。ポルノの場合は使用目的が
ちゃうから、A級でもB級でもない。H級か。。。しかし、いつからセックスの
ことをHゆーよーになったんや?昔はスケベなおっさんへの非難のフレーズやっ
たんやけどな。。。

この映画のエド・ウッドは、ハリウッド史上最低の監督に選出されてたらしいか
ら、監督としては、そーとー箸棒やったんやろ。。。どんな映画撮ってたんか、
ちょっと観てみたい気ィもないこともないが、人生の残り時間が少ななってるおっ
ちゃんにしてみたら、わざわざ駄作観るために時間を割くワケにいかん。そんな
ことするくらいやったら、愛猫の肉丘さわってた方がましや。

で、B級映画監督の一時期を描いたこの映画も、観るべきか観ざるべきか悩んだ
んや。しかし、監督がティム・バートンやったんで、所在なげに本棚に並んでる
あまたのDVDパッケージの中から、晴れて陽の目を見たゆーワケやった。苦節10
年、よー頑張った。 

何でこんなショーもないことを書き連ねてるかとゆーと、この映画、つっこみを
入れるネタを思いつかんのや。感動作でも、お涙頂戴話でもないんやけど、なん
となく、けなしにくい。この映画のなかで、主人公の監督兼プロデューサー兼脚
本家兼俳優のエド・ウッドは、糟糠の妻のよーやった最初の彼女から「あんなショ
ーもない映画、人生のムダや」言われとった。多分、時代を50年ほど先駆けた
実験的手法使いまくりのシュールな映画なんかでは全然なく、今観てもショーも
ない部類の駄作やったんやろ。。。しかし、エドは実際一所懸命映画撮ってた。
それも興行的に当たりそーなSFネタやらホラーもんやらの映画を。決して芸術
映画を狙っとったわけではなさそーや。

つらつら考えるに、おっちゃん、一所懸命モノ作ってる男(女も)に弱いんや。
『神は細部に宿る』ゆー至言があるけど、映画でも、音楽でも、小説でも、詩ィ
でも、どんなもんでも出来たもんにチャチャ入れるのはカンタンやけど、こつこ
つ細部を積み上げてモノ作るのはケッコー手間がかかる。おっちゃんのつっこみ
は、辻褄の合わんシナリオとか、監督のご都合主義とか、おかしなモノの考え方
を反映してる作品に対してつっこんでるんであって、ショーもない作品はどこま
で行ってもショーもないけど、それを作った人の努力を貶める積もりはない
(ちょっとぐらいは貶めてるかも知れん。。。反省)。

◆◆ネタバレ注意◆◆で、そろそろ映画の話に戻ろか。このエドはん、女装癖が
あるんやが、二番目の彼女との初デートの最中に、停電になったお化け屋敷の中
(こら、ケッコー恐いんちゃうか?)で、その性癖を告白しよるシーンで、思わ
ずカンドーしてしもた。(おっちゃんは女装趣味とちゃうよ。ゆーとくけど)何
にカンドーしたかとゆーと、「そんなこと、いっこも気にならへん。あんたのこ
と好きやから、うち、全然かまへんよ」ゆー彼女の返事にや。ま、英語では
「OK」ゆーとっただけやけど。。。

あの名作『お熱いのがお好き』のラストで、女装したジャック・レモンのカミン
グアウト(とゆーよりバラシ)に対して、「完全な人間なんておらん」ゆーた金
持ちのおじいちゃんの台詞に匹敵する(。。。せんか?)。カミングアウトゆー
のんもなかなか勇気がいるこっちゃろ。しかし、カミングアウトされた相手が、
当事者としてそれをしっかり受け止めるゆーのんも、そーとー心が広ないとでき
んこっちゃ。◆解除◆ 

落ち目のドラキュラ役者役の役者も、なかなかええ味だしとった。おっちゃん、
途中まで本人が出てるもんやとばっかり思い込んどった。本人ゆーたら、オーソ
ン・ウェルズのそっくりさんは、そっくりやった。

お次は、同じバートン&デップコンビの『スリーピー・ホロウ』観たろかいな。 

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