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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評:華氏911

2004/11/24

                                  11/24/2004発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

    華氏911  (2004)アメリカ FAHRENHEIT911 
    監督:マイケル・ムーァ 
    出演:ジョージ・W・ブッシュ 


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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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911の悲劇は、アメリカ人にとって正に青天の霹靂「一体何が起こってん!?」
状態やったやろから、アメリカ中が総愛国主義者になって、一時は国中星条旗だ
らけになってしもた。愛国心の高揚のために、あらゆる場面で国家が歌われ、国
旗が掲揚されるお国柄やけど、国旗の出現頻度が半端やなく多なった。その後の
アフガニスタンでのアルカイダへの攻撃とゆーか、ビン・ラディン狩りのコンセ
ンサスも比較的容易に得られたよーやった。

ところが、イラクのフセイン政権への武力攻撃が始まると、事情がビミョーに変
わってきた。バクダッド陥落までは割りにトントン拍子で事が運んだが、バクダッ
ドが陥落した後は泥沼化した。陥落直前までイラクのスポークスマンをやってた
ぎょろ目のおっさんは、その後アメリカ軍に捕まったそーやが、すぐに釈放され
たらしい。この一件を聞いて、おっちゃん「何でやねん?」と思た。あのおっさ
んはフセイン政権の中枢におったんとちゃうのんか?指名手配のトランプに入っ
てなかったんか?後のトランプのカードはどーなったんや?

フセイン・ファミリーによる独裁政治は相当ひどかったよーやが、アメリカが開
戦の大義名分にしてた大量破壊兵器がいつまで経っても見つからんもんやから、
アメリカ軍のイメージは、メッポー正義感の強い世界の警察官から腹黒い悪徳警
官になってしもた。『トレーニング デー』のデンゼル・ワシントンみたいな感じ
や。

開戦当初から、なんかおかしいんとちゃうかと薄々感じてたんは、おっちゃんだ
けやないやろ。イラク兵は組織的な抵抗をほとんど見せんかった。普通の軍隊やっ
たら、もうちょい抵抗するんとちゃうか。あの国の兵隊は、フセインの圧政によっ
ぽど嫌気さしてて、アメリカ軍を歓迎してるんかとも思たが、どーもそーでもな
い。フセインが捕まっても、国民が拍手喝采して喜んでる風でもない。そのうち、
自民党の抵抗勢力どころやあらへん、めちゃめちゃ強硬な抵抗勢力が、アメリカ
だけやなくて世界中を敵に回してゲリラ戦を挑んで来よった。何しろ自爆テロが
得意技なんやから、相手の土俵で相撲とってるアメリカにしたら、ゲリラ戦が一
番恐れてたことや。しかも、フセイン政権の残党とゆーより、アルカイダ系の反
米イスラム原理主義グループが相手やから、始末が悪い。

もともと「イラクは近代国家とは言えん」と言われとったんやから、アリババと
40人の盗賊の伝統がある歴史的無法地帯なんやから、フセインの締め付けがな
くなった途端、勝手気ままに動く輩が増えよるのはしょーがない。フセインが重
しかけてフタしてたパンドラの箱を開いてしもたら、なんでもありの混沌の極み、
無政府状態になってしもた。そら、ブッシュもこんなはずやなかったと思っとる
やろけど、今更後へ引けんがな。無鉄砲な日本人のにーちゃんの首ちょん切られ
ても、どこに抗議の矛先を持っていったらエエのんか、平和運動家の連中もワケ
分からん始末やないやろか?先に人質になって解放された3人組も、この映画に
ちらっと出てきたが、なんかおかしな連中やった。 

この映画では、ブッシュとビンラディン・ファミリーの裏のつながり(?)を執
ように暴こうとしとったが、明々白々な証拠は出せず仕舞いやった。それと、テ
キサスの石油資本家の思惑も、現状のイラク情勢では的確な手を打てんままやろ。
「難儀なこっちゃ」と嘆いてみても、何の解決にもならんから、無力感だけがい
や増してきてる。このイラク戦争を当のアメリカ人がどう考えてるのか?マイケ
ル・ムーアらしさが鮮明に出たんは、上院議員への突撃『あんたの息子をイラク
に出征させませんか?」アンケートや。事実、上院議員の子弟でイラクに派遣さ
れとる軍関係者は1人しかおらんようやった。

多分アメリカ兵の大半は、プアホワイトやマイノリティやアフリカ系アメリカ人
なんやろ。愛国心で志願した兵隊も何人かはおるかも知れんが、大抵は給料もら
えて、大型自動車、情報処理技術者、航空管制官、船舶免許(各種)、調理師な
んかの資格がとれるから入隊する自衛隊員となんぼも変わらんよーに思われる。
そんな若い子が、突然イラクに放り込まれて、死と隣り合わせの毎日が続いたら、
そら、かなりパニクる。戦争遂行の崇高な目的が分からんようになってきてるか
ら、尚更や。ベトナム戦争後のアメリカでは、帰還兵の社会への不適応やら、P
TSDやら、麻薬依存やら、社会問題が深刻やったらしいが、このイラク戦争で
も、いろんな社会問題抱え込むことになるやろ。

有名なブッシュの7分間のシーンは、確かに圧巻やった。あのときブッシュはん、
何を考え、何に怯えとったんやろ?どー見ても怯えてる顔やった。おっちゃん得
意の読心術で、あのときのブッシュはんの腹の中を、独断と偏見で再現したろか
と思たが、やめとこ。政治に関わると、ろくなことない。

マイケル・ムーアがあんなに反ブッシュ・キャンペーンを展開したのに、やっぱ
りブッシュが大統領に再選されたとゆーことは、ケリーの力不足もあったけど、
アメリカ人はそーとー保守的なんやな。 
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◆ブラット親爺のつっこみ映画評』◆ 第97号 発行人:BRAT PITT 

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