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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評:フィラデルフィア

2004/09/21

                                  09/21/2004発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

   フィラデルフィア (1993)アメリカ PHILADELPHIA 
   監督:ジョナサン・デミ 
   出演:トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、アントニオ・バンデラス、
      ジェーソン・ロバーツ、メアリー・スティーンバーゲン  

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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この映画はCGも特撮も使てへん。特殊メイクは使てたやろけど。。。何しろエ
イズで次第に衰弱して行くトム・ハンクスの迫真の顔演技が凄かった。映画の製
作は1993年やから、まだアメリカでもエイズに対する拒絶反応が残っとった
頃や。ゲイとエイズと裁判の3題話なんやから、結末は何となく誰もが納得でき
なアカンのやけど、こーゆー映画はその結末に辿り着くまでの過程をどう見せる
かが監督の手腕や。

アメリカのエイズはいつ頃から社会問題化したんか、記憶が定かやなかったから、
ネットでちょっと調べてみた。 

1979年、ニューヨークでカポジ肉腫という珍しい腫瘍にかかった若い男性が2人、
それぞれの医師の診察を受けた。同様の症状を持つ若い男性の存在がアメリカの
他の都市でもすでに確認されていた。さらに、カリニ肺炎というこれまた稀な症
例が、アメリカ各地で別個に報告されていた。医師の頭をひねらせた一連の不思
議な出来事が、そもそもの発端であったと気づくまでには、かなりの時間が必要
だった。(中略)
1994年世界保健機構より刊行された「エイズ、その実像 (AIDS: images of
the epidemic)」 http://www.hokenkai.or.jp/2/2-5/2-55/2-55.html より抜粋

日本では薬害エイズの方が深刻やったけど、アメリカではエイズはゲイや麻薬中
毒者に特有の病気として、最初に認識されたんやったな。ロバート・メープルソ
ープもキース・ヘリングもエイズで死んだんや。同性愛者に対する差別もきっと
ひどかったんやろ。 

70年代末から80年代はじめにかけてHIVの大流行が始まったオーストラリア
とニュ ージーランド、北アメリカ、西ヨーロッパの先進国には、WHOの推計
によると150万人以上の成人感染者がいる。そのうち推定100万人余りはアメリ
カの感染者である。これまでのところ、先進国の中でもっとも多くのエイズ症例
が報告されているのはアメリカで、1992年末の時点で、人口10万人当たりの累
積患者数は114人にのぼっている(先進国で第2位、第3位であるスペインとフ
ランスの、同時点での数字はそれぞれ44人と40人である)。すでに80年代末で、
エイズによって死亡したアメリカ人の数は、朝鮮戦争とベトナム戦争でのアメリ
カ人戦死者の合計を上回っている。(後略)同上より抜粋

エイズが不治の病と言われて、予防法も治療法はっきりせんかった頃の話やから、
ゲイでしかもエイズに罹ってる男が自分のそばにおることが分かったら、激しい
拒絶反応を起こす奴がでてくるのも仕方ないのんちゃうか。。。あの社長は卑怯
な手ェ使てトム・ハンクスをクビにしよったんやが、敏腕弁護士やったトム・ハ
ンクスが大事な訴状を紛失したゆーことやけど、提出期限ぎりぎりで見つかって
間に合うたんやから、普通は「ま、こんどから気ィつけや」で終わる話ちゃうん
か?アメリカでは、こんなミスであっさり解雇できるんやろか?弁護士が弁護士
事務所を相手に訴訟を起こすゆーのんがこの映画のミソやね。しかし、トム・ハ
ンクスが自分の弁護を自分でやった方が、映画としてはもっとスリリングになっ
たんちゃうやろか? 

裁判劇はアメリカ映画の十八番やが、この映画も裁判シーンが圧巻やった。デン
ゼル・ワシントンは、いかにも庶民派の弁護士ゆー感じやったし、なかなか説得
力のある弁護を展開しとった。しかし、おっちゃんが一番関心したんは、あの陪
審員のおっちゃんや。弁護士事務所側の「若手弁護士でしかないトム・ハンクス
の能力を試すために訴訟の責任者にした」ゆーでっちあげの主張に対して、あの
おっちゃんの「ここ一番の大きな仕事のときに、青二才の能力を試すために、そ
いつにチャンスやったりするやろか?」とゆー発言がなかったら、他の陪審員の
判断も変わったかもしれん。確かにトップガンの喩えは、6歳児並みのこのおっ
ちゃんの脳ミソでもよー分かる説得力があった。 

ところで、アントニオ・バンデラスがトム・ハンクスのパートナーのゲイ役で出
てたが、うまいもんや。おっちゃん、てっきり『オール・アバウト・マイ・マザ
ー』でオカマのアグラード役をやったアントニア・サン・フアンと一緒で、こら
ホンマモンやろと思てしもた。しかし、まぁ、アントニア・サン・フアンの場合
は、オカマやなくてホンマモンの女やったけど。。。ややこし。
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