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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/07/05

                                  07/05/2004発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   テルマ&ルイーズ   (1991)アメリカ Thelma & Louise
   監督:リドリー・スコット 
   出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ブラッド・ピット
 
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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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『デッドマン・ウォーキング』で死刑囚の精神的後ろ盾になる尼さん役で、1995
年の第68回アカデミー賞主演女優賞を取ったスーザン・サランドンは、94年に
は『依頼人』で、92年には『ロレンツォのオイル」で、そして91年にはこの作
品でも主演女優賞にノミネートされてた。さすが名優やと思うけど、この映画の
ルイーズゆー独身中年のウエイトレス役は尼さんほど重々しい役やなかった。 

しかし、気ィも正義感(?)も強そーな女やった。普通はこーゆー女の人やった
ら、さっさと警察に出頭するのんとちゃうか。もうひとりの主役のテルマが撃っ
たんやったら、パニクって逃げよることは充分考えられるが。。。このテルマは
14から付き合うてた男と世間知らずのまんま18で結婚して、まだ子宝に恵ま
れてない30過ぎの専業主婦や。このふたりが、どこでどーやって知り合うたん
か、その辺の事情はよー分からんかった。

アメリカの刑法では、カッとなって殺った場合は故殺やから、第1級殺人にはな
らんやろ。悪くて5年の量刑のはずやが、ルイーズはレイプ未遂男に対して2発
ぶっ放しとったから、ちょっと検事の印象悪いかもしれんな。。。しかも、逃げ
出したらマズいわな。

この女ふたりの逃避行ロードムービーでは、観客は主人公のふたりに同情しやす
いとゆーか感情移入しやすいように、うまいことシナリオを作ったーる。さすが
にアカデミー賞の脚本賞を取っただけのことはある。しかし、最初の殺人につい
ては情状酌量の余地がないこともないけど、その後の犯行はおっちゃんはあんま
り同情できん。◆◆ネタバレ注意◆◆確かに虎の子の金を盗まれたから酒屋に強
盗に入ったんやし、ちょろちょろとちょっかいかけよるトラックのスケベオヤジ
がうるさいから、トラック吹っ飛ばしたんやし、スピード違反摘発のパトカーの
ポリさんも、ひとり乗車やったからトランクに放り込まれよったんやろ。いずれ
も犯人側に「まぁしゃーないんちゃうのん」と同情できるよーな事情とゆーか情
状酌量の余地を残したーる。脚本家もそこのとこを計算してシナリオ書いとーる。

しかし、世の中はちょっとした行き違いとかボタンの掛け違いで、事態が思わぬ
方に転回するもんや。この映画の場合も、もしも酒屋のオヤジが妙にヘンコで、
抵抗しよって撃ち殺してしもてたらどーやろ。。。トラックのスケベオヤジも、
積んでた荷物が有毒ガスを出す液体やったら、そこいら中環境汚染でどもならん
事態になっとったかもしれん。カーチェイスでひっくり返されたパトカーの運転
手はみんな無事やったんか?と、まぁ、おっちゃんは余計なお世話とは思うけど、
こんな風に自分勝手なことをしたらイカンと思うんや。なんか、この映画を観て
てふたりのやってることの方が正しいことのよーな錯覚を起こさせる脚本のよー
な気がしたから、ちょっと釘刺しとこかと思ただけやけど。 ◇解除◇

ところで、アメリカ人のメンタリティとして、あの刑事みたいに犯罪者に結構甘
いんやろか?ちょっとでも犯人に気の毒やと思わせる事情があったらすぐ同情し
てしまうのは、日本人の(特におばちゃんの)専売特許とちゃうのんか。。。何
事につけ黒白をつけな気ィ済まんゆーのんがアメリカ人で、何事も、まぁしゃー
ないやんかいさゆーのんが日本人やと思とったが、そーでもないのかも。。。

この前のイラクで人質になった人が、犯人を憎んでないとかゆーとった。しかし、
その後、日本人のビデオ・ジャーナリスト2人が襲撃されて有無を言わさず射殺
されたり、韓国人の商社マンが首を切り落とされて殺されたりしても、まだ、同
情し続けとるんやろか?おっちゃん、殺された人には同情するけど、テロリスト
には同情でけん。テロリストを生み出したアメリカが、ブッシュが悪いんやとゆ
ー論理もちょっと飛躍しすぎやと思う。

敗戦後、日本人が進駐軍に対して、大した抵抗もせんと従順に占領政策に従った
んは、日本人のメンタリティが長いものには巻かれろやったからやろか?イラク
の一般市民は、フセイン体制が崩壊して喜んどるんか、悲しんどるんか?あの犯
人グループはアルカイダの息が掛かったテロリスト集団で、イスラム教とキリス
ト教の宗教戦争なんやろか?現地の状況は、こんな気楽なことゆーてる場合やな
いのかも知れんが。。。

映画の話に無理矢理戻ると、ヒッチハイカーの泥棒役で出てたブラッド・ピット
は、さすがにエエ身体しとった。この映画のときで27才、すぐ後の『リバー・
ランズ・スルー・イット』でブレイクしたらしいが、甘いマスクとゆーより一筋
縄ではいかん曲者の面構えをしとった。

いずれにしても、おっちゃん『バニシング・ポイント』のエンディングを思い出
したわ。

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